Bigbeat 2024.01.30 Bigbeat in Bangkok!~母と5歳と時々ハマロ~
行ってまいりました!Bigbeat in Bangkok!
師走の寒さ極まる日本にしばしの別れを告げ、羽田空港から約5時間、降り立ったのはじんわりと汗ばむ気候のタイ・バンコクのスワンナプーム国際空港。
『行けない理由を並べるよりも、行けるように考えよう!アサヒ(筆者の息子)に世界を見せてあげようよ』
という今回の旅の主催でもあるハマロの一言で初海外の5歳息子を連れての旅となり、はじめての飛行機!遊んでくれる優しいお兄さんお姉さん(ビッグビートメンバー)!にテンションMAXの5歳児との楽しい楽しい飛行機による長旅を終え、スワンナプーム空港に着くころには疲労困憊でしたが、なにはともあれ無事にビッグビート先発隊全員タイ・バンコク入りです。
(※翌日には後発隊も無事合流。間違えて成田空港に行ってしまう人はいなかったようで一安心です。)
※人生初の機内食
さっそく大渋滞の洗礼を受けながらも宿泊先のホテルへ。
バンコクに降り立ってみてまず驚いたのは、車とバイクで埋め尽くされた道!もさることながら、想像していたよりもはるかに都会的な街並みでした。
「ここはどこ?おうちの近くじゃないの?」
なんてことを5歳児が聞くくらい、日本と変わらない街並みで、違うのは歩く人たちが耳慣れた日本語をつかっていないだけ。
特にビッグビート一行が宿泊したホテルのある、アソーク駅周辺は「タイの新宿」とも呼ばれるタイ屈指のビジネス街とのことで、オフィスビルや商業施設の高層ビルが建ち並び、その中を多くの自動車やバイク、そしてビジネスマンが行き交っています。日ごろから代表濱口がことあるごとに言っている、「タイ・バンコクが生み出すエネルギー」というものをひしひしと肌で感じました。
※ホテルからのバンコクの街並み
今回5歳児を連れての旅行でいちばん心配だったのは「食事」。
想像するタイ料理はほとんどが辛い料理で、5歳が食べられるものがあるかが大きな懸念でしたが、ホテルの近くにある大きなショッピングモールを散策して気づいたのは、日本の有名なチェーン店がたくさん並んでいること。おかげでわざわざバンコクに行ってまでミスドのドーナツを食べる羽目になりましたが、外国で見慣れた看板を見かけるのは少しほっとします。さすが親日国と言われるタイだなあと嬉しくなりました。
到着した日の翌日はFreeDayとして、バンコクの観光名所・ワット・ポーを訪れたり、
5歳児の手を握りしめながらショッピングモールをふらつき、お土産を買ったりして過ごしました。初海外の息子に負けず劣らずあまり海外経験のない私ですが、もちろん英語もちゃんと話せるのはHelloくらいというビギナーっぷり。それでもしっかりと買い物ができたのは、身振り手振りのカタコト英語に根気よく付き合ってくれた優しい店員さんのおかげです。タイの人たちのその朗らかな懐の深さもまた、タイの大きな魅力のひとつなのだと感じました。
※ワット・ポーにて
なんと夜には、人気のタイのニューハーフショーにも行きました。
5歳児には少し刺激的なところもありましたが、一流の歌と踊りに、笑いも忘れない。最高のエンターテイメントショーでした。
※生まれて初めての世界にくぎ付けでした
今回の旅では基本的に決まったツアーなどは無く、各々で好きなことをして過ごしていましたが、中には6時間スパに行っていた人もいたり、象に乗ったり、現地の友人に会いに行っていたり、聞けば日帰り弾丸でマレーシアまで足を伸ばした人もいたとか。
自由で海外でも臆することのない、ビッグビートメンバーらしいエキサイティングさです。
とは言え、せっかくバンコクまで来たのにはただ観光して遊んで楽しむだけではなく、他にも理由があります。
日本にいるだけではわからない、世界から見た日本を体感するのもまたこの旅のひとつの目的。
タイ政府の進める“タイランド4.0政策”の一翼も担っているという、いわばタイの未来をかたちづくる「True Digital Park」という会場で、タイ・バンコクで「日本博」というイベントを開催し、日本への留学支援をつづける長谷川さんという方にビッグビート全員、もちろん5歳の息子も一緒にお話しを伺いました。
それは、日本とタイの“未来”を考えるためのお話でした。
『Think local,Go global』という言葉を、ビッグビートそして代表濱口がずっと発信してきましたが、正直私自身がその正確な意味を理解してはいなかったように思います。
世界を知ることが、日本を知ることに繋がる。実際に世界を見て、アジアを見て、タイ・バンコクでビジネスをして、その中で日本へのつながりを模索し続ける長谷川さんの人生はまさに『Think local,Go global』だと感じました。
※詳しくはこちらの記事より
はじめてバンコクに行って、その驚くほどの都会的なイメージに自分が今まで無意識に発展途上国のイメージを持っていたことに気が付きました。そんな国から見た自分たちの暮らす「日本」という国も知りました。
行ってみなきゃわからないことがある。見てみなきゃ知れないことがある。実際に感じなきゃ納得できないことがある。まさにその通りだなあと感じた今回のバンコク旅行。
行きの飛行機で、離陸する際のモニターを眺めながら息子が言いました。
「まま、地球ってまるいんだねえ!」
最近、おさるのジョージで得た知識を引っぱり出し、一丁前にそんなことを言ってきます。
モニターにうつる地平線は、まだまだ丸く見えるような高度ではなかったけど、5歳の目には間違いなく丸く映っていて、テレビアニメで得た知識が自分の経験と繋がってはじめて「納得した」ことだったのだと思います。
5歳の息子に世界を見せてあげたくて参加した今回の旅行。
大人以上に純粋なその五感で、なにを感じて、なにを思うのか。息子にとっても人生はじめての大冒険でしたが、母にとってはそれ以上に大冒険でした。
そんな息子がこの旅の中で言ったことが、とても印象に残っています。
「まま、ぼくえいごがしゃべりたい」
ホテルの朝食会場で、これは英語でなんていうの?これは?・・・と、目につくもの片っ端から質問攻め。母のなけなしの英語力がおおいに試される時間でした。
まだ5歳の彼が、今回の旅行をいつまで覚えているかわからないですが、
いつか本当に英語を話せるようになって、そのときに「ああ、あの時本当はこんなことを話したかったんだ」と思い出してくれる日がくるとしたらとても素敵なことだなと思います。
そしてできればそのとき日本という国が今よりもっと豊かで自由で、国籍や言葉の壁や文化の違い、経済的な理由や環境などで選択肢を奪われることなく、自身の未来と幸せのためにたくさんの可能性の中から選択できる世の中であればいいなと感じます。
なんてことを考えながら、チャオプラヤー川を渡る船の上でのパーティーで両岸に見えるタイの夜景に想いを馳せて・・・いられるわけもなく、せっかくのタイ料理もそこそこに、船上を走り回るわんぱく小僧をひっ捕まえては雷を落としてまわります。
「かあちゃんそんな怒んないで~」というハマロをスルーしつつ、次またこんな機会があったらぜひ一人でゆっくり参加したいと心底思う母なのでした。
※この躍動感がすべてを物語る
筆者・小塚