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Bigbeat 2025.06.09 ベトナム新会社設立!ビッグビートが描く「Think Local, Go Global」な未来とは?

2025年6月9日、ビッグビートは子会社となる「Bigbeat Vietnam」の設立を発表しました。ベトナムに進出する日本企業に対して、マーケティング支援サービスを実施するビッグビート 代表 濱口氏にその思いや狙いを聴きます。
 

ローカルとグローバル

西葛西で誕生した広告会社ビッグビートは、創業まもないころからハワイに支社を構え(現在は閉業)、外資系BtoB企業の顧客の海外でのイベント出展を数多くサポートしてきました。

2018年には、成長著しいASEAN地域への足がかりとしてタイ・バンコクにBigbeat Bangkokを立ち上げ、さらに2023年にはベトナム・ホーチミンの企業と提携し、拠点を開設。そして2025年6月、Bigbeat Vietnam設立の実現に至ります。

なぜビッグビートは、早くからグローバル展開に注力してきたのでしょうか。それは「グローバルな視点を持つことが、ローカルの価値を再発見し、新たな可能性を生み出す。それが未来をより豊かで明るくする鍵だと信じているから」と濱口氏は語ります。

世界を旅して目にした多様な風景。「田舎だから何もない」と言いながらいつも新鮮で美味しいものを食べさせてくれる、故郷高知の叔母ちゃん。グローバルとローカルの視点を行き来する中で、様々な経験や気づきが折り重なって確信になっていったそう。


(いつも新鮮で美味しい「故郷高知の叔母ちゃん」の料理)


(世界を旅する濱口氏)

異なる文化や価値観に触れることで自らの常識を問い直し、より柔軟で創造的な発想を得られれば、それが課題解決につながり、新たなビジネスチャンスの創出にもつながるはずだと濱口氏は考えていました。
 

未来のためのアクション、ASEANへ

もう一つ、濱口氏の中で大きくなっていたのが「未来」への意識です。

日本の経済成長、広告業界の下請け多重構造の商習慣、働き方の課題。自分たちだけですべてを一気に解決はできないけど、それでも自らが変化をしていかなければ未来はよくなっていかない。

そんな課題を感じる中で、未来をよりよくするためにビッグビートのアクションとして選択したのが「Think Local, Go Global」をもとにした、ASEANへの挑戦でした。

急成長を遂げるASEANの中で、最初に進出を決めたのは濱口氏が学生時代にバックパックで訪れた国でもあるタイ・バンコクです。


(バンコクにてビッグビートメンバーと)


(ビッグビートバンコクチームがプロデュースした「ICHI media パビリオン」の模様)

「旅やビジネスを通じて、ASEANのダイナミズム、そしてそこで働く人々のエネルギーを肌で感じた」という濱口氏。

バンコクオフィスが本格的に始動してから7年、もちろん簡単な道のりではありませんでした。
関連記事:https://nishitai.bigbeat.co.jp/detail/michi

文化や商習慣の違い、言語の壁など、乗り越えるべき課題はまだまだ山積しているけれど、それでもバンコクで頑張ってくれる仲間がいて、その紆余曲折の経験があるからこそ、今回ベトナム・ホーチミンでも挑戦ができるのだと濱口氏は言います。

濱口氏がベトナムに初めて足を踏み入れたのは、2016年。ハノイへのビジネス展示会の視察でした。それからホーチミンへ移動して、人々の活気、街の熱気に触れた濱口氏。

「街には若いエネルギーが溢れ、経済発展の勢いを強く感じました。またバンコクとは違うアツさです。勤勉で向上心のある人々、そして新しいことに挑戦しようという意欲。私たちがこれまでやってきた『マーケティングで経営を変える』という発想でお役に立てそうだと、ここで挑戦してみたいとそのときに思ったのです」




(熱気あふれる街並み)
 

ご縁とチャンスを大切に

視察の際に知人の紹介で出会ったのが、V-Contractor Company Ltd.でCEOを務められているHuy Nguyen(フイ)さんです。ビッグビートとほぼ同じころにホーチミンで起業、展示会やショールームの施工を手がけてきたイベントプロモーションのプロです。

フイさんは、濱口氏より少し年下、子供のころベトナム戦争を体験した世代です。お会いしたその日に、子供の頃の話、家族の話、そしてビジネスの話をたくさん交わした二人。それからたくさんの案件をご一緒することになりました。


(フイさんと濱口氏)




ベトナムをはじめASEAN諸国、インドの展示会までお世話になったのだと言います。現地市場や文化に深く精通するだけでなく、その誠実な人柄と着実な仕事ぶりに魅了され、今回Bigbeat Vietnam の代表をお願いするに至りました。これからはビッグビートグループの一員として、より近い距離で一緒に挑戦していくことになります。

「フイさんをはじめ、東京オフィスで働くサイさん、ベトさんといった素晴らしい外国人スタッフとの出会いは、私たちにとって大きな財産です。彼らとの協働を通じて、文化の異なる私たちがそれぞれに多様な視点を取り入れて働くことが、未来をよりよくする道であるということを改めて認識しました」



出会い、ご縁と、まずはやってみる!ことを大切にしてきたビッグビート。成功も失敗も積み重ねたことが、いまにつながっています。
 

ワクワクする未来を創ろう!

デジタル技術の進化は目覚ましく、私たちの生活やビジネスのあり方を根底から変容させる時代。グローバルな情報は瞬時に手に入り、誰もが世界中の知識や文化に触れ、自身の可能性を広げられるようになりました。そしてパンデミックを経て、多くの組織や個人は大きな変革期を迎えています。

だからこそ、自分のいまいる場所を見つめ直し、より広い世界へと目を向けること。

「未来は、グローバルなコラボレーションが当たり前になっていく。それぞれの地域が持つ独自性を尊重し合い、互いに協力することで、より豊かで、より幸せで、より相互に接続された世界を創造できるはず」(濱口氏)

ベトナム進出は単なる事業拡大ではなく、「Think Local & Go Global」という価値観をさらに進化させ、ビッグビートが世界の仲間と一緒によりよい未来を目指す、新しくて大きな挑戦だと言えそうです。

ホーチミンオフィスではどんな未来が描かれて、東京オフィスはどんな姿になっていくのでしょうか。

次回は、早速動き出した、Bigbeat Vietnam のローカルでライブな姿をご紹介します。


(ハワイで行われた創立30周年記念パーティ 「アロハロハ」では、未来への挑戦を誓った)
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