社長コラム 2022.08.31 まずは笑顔でやってみる、それがBigbeat Way


当社は8月決算です。コロナ禍3年目の27期目が終了する今、ここまでを少し振り返ってみます。

2019年暮れに中国で本格化したこの厄介なウイルス、年が明けて横浜でクルーズ船の騒動から闘いが始まりました。医療や介護、教育関係だけではなく多くのビジネスにもその影響が直撃しましたね。

私どもは、売り上げの7割ほどがイベントや展示会などの案件が占める広告会社でしたので、2月終わりにはその類の案件はどんどんキャンセルとなり、春以降は仕事の目処が立たないことを覚悟しました。

そして3月の終わりには、コロナへの不安はさらに大きくなり、オフィスを クローズ  しました。前々からテレワーク対応の準備をしていたこともあり、比較的早く体制は整えられたのですが、肝心の案件がなければ仕事になりません。。。

4月1日から入社の新入社員たちも一旦は自宅待機としてもらいました。当人たちはものすごく不安だったことでしょう。

オフィスがあるホテルもほぼクローズで、まさにゴーストタウンのような雰囲気の中、通りの桜が咲き乱れていたことが印象的でした。


※人々の消えたオフィスと紀尾井町(2020年4月)

雇用を守りつつ、この難局をどこに向かって進めば良いか、オフィスの窓から桜の花が舞い散る風景を見ながら考えました。
『ピンチの時はあれこれ足掻かず一点突破、そしてテイクではなくギブを心がけること』
を中心に、私たちに何が提供出来るか?突破する一点とは何か?を考え、行動しました。

後輩が働く故郷高知の広告会社が、いち早くアクリルパーテーションの製作に取りかかって貢献していたことも参考になりました。自分たちが起点となりパートナーさんと協業して、クライアントや広くは社会のために何ができるだろう?そこが突破する一点です。

それはとてもシンプルで『イベントをオンライン化する周辺のサービス』でした。
そのための準備はたった2つ。
 ● ツール(システムとカメラなど機材類)とスタジオを準備する
 ● そのツール類を私たちが使えるようになる

今書けば、当たり前だのクラッカー(※) でありますが、あの状況下で実行に移すのは困難なことも多かったですね。
(※)何それ?!と思った方はWiki参照

さらに、私たちに提供(ギブ)できる事は何か?については
『オンラインイベントを自分たちでやってみる。コロナを闘う多くの人たちにお声がけして共にメッセージを発信する!』として『Bigbeat LIVE 2020 』を5日間連続で開催しました。売上7割マイナスの中、そこそこの費用と時間と労力を投資して、直接的な売上には繋がらないイベントを主催したわけです。


※BigbeatLIVE 2020 メインビジュアル

ゲストには、著作家の山口周さん。そして東芝の島田さん、アステリアの平野さん、シンフォニーマーケティングの庭山さん、INDUSTRIAL-Xの八子さんなど、尊敬する経営者の皆様はじめ、クライアントやパートナーにもお声がけし総勢約60人のスピーカーに登場いただき、参加者は1000名を超えました。

■関連記事:信念に裏付けられた「社長の腹のくくり方」【Bigbeat LIVE 2020 ~Day1~】


主催、そして企画運営は全て自社。初の試みでしたので、音声にノイズが入ったり、カメラが30分でオフになったり、配信システムに手こずったりと悪戦苦闘が続きましたが、無事5日間の真夏のイベントを終えることができました。

私は、経営やそれ以外(例えばダイエット)でも、プランはあまり間違えることはないと思います。要はやるか?そしてやり続けられるか?教科書通りのスイングができれば、ゴルフはすぐにシングルです。考え方はそんなに難しいものではないですね。それは経営も同じで、考え方はシンプルですがやり続けるのは困難を極めます。

コロナ禍でオフィスクローズ、売り上げ7割マイナスの中の『Bigbeat LIVE 2020 5days』
これをやりきれたのは、当時のマーケ担当2名の行動の変化と踏ん張り、それを支えるBigbeatの仲間たちと企業文化でした。わずか2ヶ月の準備期間中、彼らは近所のAPAホテルが定宿になりました。(あの頃は激安で泊まれたこともあり 。。。)


※激走をつづけたマーケ担当2名、つかの間の休息


イベント5日目の夕方、エンディングテーマが流れた時にはこみ上げるものを抑えられませんでした。この2人が頑張る姿は『コロナに負けない!』と言う決意の象徴だったように思います。

■関連動画:LIVE エンドロール


ここを起点にしてオンラインイベント運営のプラットフォームのシステム『KODOU』を短期間で開発しその後も改良を続けてきました。

同時期に、会議室を潰してオンランイベントの配信スタジオに変更し、テレワークでガラガラのオフィスを活用しました。



習うより慣れろ!で、撮影や編集、配信まで自分たちで全てやってみました。失敗も数多くやらかしましたが、Bigbeatの仲間たちは皆、笑顔でチャレンジを続けました。

私たちの拠り所は『困難から逃げたり環境のせいにして諦めず、笑顔で行動しよう!』です。

わずか30年にも満たない社歴ではありますが、この間にも多くの困難がありました。
リーマンショックのような経済危機、大地震、テロや戦争、そしてコロナのような疫病などの外的な要因。そして数え切れないほどの内側の問題も。。。

大海原を航海する船、いや漂う丸太くらいの存在ではありますが、荒波をいくらかぶっても笑顔で行動して、終わったら乾杯してまた次に行く!そんなノリと気持ちだけは持ち続けてくれたBigbeatの仲間たちを誇りに思います  。


※BigbeatLIVE 2020終わりのささやかなカンパイ!


おバカな経営であることは誰より私自身が承知しておりますが、この拠り所は共に働く仲間たちとずっと大事にしていきたいところです。そこから強い企業文化が生まれ、危機を克服していく強さにつながると思います。

50年、100年と続く企業は文化、個性の強さと比例すると改めて思います。困難に鍛えられて変化して、そして未来へと強く成長して参りたいと思います。

おかげさまで2022年度の業績はコロナ前を上回り、最高の結果を得ることができました。改めてパートナーの皆様、そして私たちのサービスを信頼していただいたクライアントの皆様に感謝申し上げます。

悪かった事、思い通りに行かなかった事は全てこの憎きコロナのせいにして、笑顔でまた次に行きたいと思います。それがBigbeat way。
ずっと笑顔でいきましょう!



 
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