社長コラム 2025.04.30 ビジネスに物語を!Bigbeat LIVEのはじまり。
2025年8月1日、Bigbeat LIVEというイベントを開催します。
開催まであと数ヶ月、この当社が企画、主催する本イベントへの思いや、ご講演者の紹介、舞台裏などの徒然をこちらで語ります。
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このイベント構想のきっかけは、10年前の春のこと。
その少し前、当社は2008年のリーマンショックで、売上が半分くらいになりました。
オフィスを移転するなど専守防衛的な経営を続けている最中に、東日本大震災があり
展示会やイベント開催にも大きな影響が出て、経営の舵取りはさらにドキドキが続きました。

(当時の移転のお知らせ)
当時の思い出での一つ、、、状況が悪い時には、会議が増えるものです。
どうやって案件を増やし、売上を確保していくか。つまりは当面の食い扶持確保についての話し合いです。
日中は案件作りに奔走しているため、その手の会議はもっぱら朝。
営業リーダーたちとの会議は、朝7時からってのも珍しくはなかったです。
6時開始ってのもあったような。季節によってはまだ暗い中での会議でした。
『大きなピンチ、危機を乗り切った会社は強くなるのだ!』
と信じるしかありませんでした。
(余談ですが、そんな荒波の航海の中でも新卒採用は止めませんでした。おかげで新しい仲間が逞しく育ちました)
そして5年近く経ち、2014年にやっとリーマンショック前の業績に回復。
ちょっと(かなり)背伸びして今のオフィスへ移転し、設立20年を迎えることができました。

(20周年で開催したアルムナイイベント)
その頃私は、より良い未来を創るために経営の舵取りに必要なことを考え続けていました。
自身の引き出しだけでは全く足りないので、多くの人にお会いして話を伺いました。
当時のこんな走り書きメモを、今でも持ってます。
『選ばれる私たちになって、D2(電〇)にも負けない給料に!』

選ばれる私たちになるために、半年ほどの間に多くの人に話を聞き、
考えた中で出したキーワードは『ASEANとマーケティング』でした。
より良い未来を創る、具体的に言えば、選ばれる私たちになって、みんなの給料を上げること。
お金だけの話ではないけれど、一番わかりやすい成長と変化は、自身の価値が高くなること。
私たちが選ばれるために、ASEAN市場と自社のマーケティングにチャレンジしよう、と決めました。
Bigbeat LIVEは、その象徴的なマーケティング活動であると言えます。
私たち広告会社は、クライアントのマーケティングをご支援しています。
取引相手は、クライアント企業のマーケティング部や宣伝部の皆様です。
マーケティングのすぐ近くに存在する割には、広告会社自身のマーケティングは?と問われると、実はかなりお寒い状況です。
もちろん、多くの広告会社にもマーケティング部はありますが、そのほとんどはクライアントのマーケティングのプランニングが中心で、自社のマーケティングではありません。
広告会社はこれまで『営業が脚で稼ぐ!』のが中心でした。現在もその傾向は強いと思います。
展示会で飛び込み営業をしたり電話でアポイントを依頼して、自社の強みを説明して、
さらにそこからコンペに参加できるように営業し、企画書を作成し提案の上、
コンペを勝ち抜いて案件を獲得する。
この営業プロセスを大きく転換することが必要だと考え、自社の考え方をイベントを核にして伝えていくことを決めました。
当初のBigbeat LIVEのテーマは『マーケティングで経営を変える!』。

マーケティングは経営の最高の機能なので、その機能を変革することで
経営はより良くなり、関わった人の未来がよりHappyになるのです!
ということを、多くの著名なマーケター、経営者にご登壇しお話いただく形で
2016年から3年間、多くの皆様にご協力をいただき盛況に開催しました。
日頃お世話になっているマーケターの方々がたくさん集まり、その皆様を応援するイベント
それが当初のBigbeat LIVEの在り方でした。


そして2020年春先からのコロナ禍によって、ほぼ全てのライブイベントは中止。
先に述べたリーマンショック以上に仕事(売上)が激減しました。

(2020年4月、静まり返ったオフィス)
この不安な毎日で、自分たちにできることは何だろう?を考え、
こんな時だからBigbeat LIVEをやろう!この夏、オンラインで挑戦だ!
と決めたのはちょうど今頃、GWの前だったと記憶しております。
当時の担当メンバーに
「今こそ8月にBigbeat LIVEをやろう!オンラインで5日間開催、なるべく多くの人に出てもらえるよう
コンテンツを考え、多くの人と繋がろう!」
と伝えたところ、ことの重大性に気付いてなかったのか、根っからのアドマンだったのか
笑顔で『やりましょう!』と返ってきました(笑)準備期間わずか3ヶ月、、、
全て自社制作を目指したので、まずは収録用のカメラを始め配信機材や関連ソフトを購入して、その使い方を学ぶところからスタート。
オフィスの一部を収録用のスタジオに改良し、イベントを告知・集客するためのWEBサイト構築とオンラインイベント配信のためのシステム作りが進められました。

オンラインイベントの核は、言うまでもなく『どなたに何をお話いただくか』。
講演者、スピーカーへの出演依頼、講演内容の確認が、最も重要であり難しいところです。
このイベント運営をメインで担当した2名の仲間は、開催までの多くの夜をオフィス近くのアパホテルで過ごすことになりました。ホテルはどこもガラガラで安かったのがせめてもの救いでしょうか?(笑)
そして2020年のBigbeat LIVEは8月1日から5日間連続開催、27セッションで60人にご講演いただき、1000人近くの参加登録をいただきました。


初めてのオンラインイベントの企画制作・運営だったので失敗(画像が流れない、音声が小さいなど)もたくさんありましたが、それも経験値となりました。
当時は、多くの方が在宅勤務だったので、ご視聴いただいた方から
「BGM代わりに、5日間ずっと聞いてたよ!」なんていうコメントもいただきました。
うれしかったですね。
コロナ禍に開催したこのオンラインイベントは、まさに
『経営の中心にマーケティング的発想を持ち、マーケティングを経営の機能として取り入れ
変化することでより良い未来を創ってこう!』
という、Bigbeat LIVEでずっと発信してきたことを、私たち自身が実現するためのアクションの一つでした。
これを機に、ライブイベントの中止で困っているクライアントのオンライン配信をたくさんお手伝いさせていただき
ともにコロナ禍を乗り切ることができました。
次回は、なぜBigbeat LIVE2025を開催するのかについて、書きたいと思います。
開催まであと数ヶ月、この当社が企画、主催する本イベントへの思いや、ご講演者の紹介、舞台裏などの徒然をこちらで語ります。
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このイベント構想のきっかけは、10年前の春のこと。
その少し前、当社は2008年のリーマンショックで、売上が半分くらいになりました。
オフィスを移転するなど専守防衛的な経営を続けている最中に、東日本大震災があり
展示会やイベント開催にも大きな影響が出て、経営の舵取りはさらにドキドキが続きました。

(当時の移転のお知らせ)
当時の思い出での一つ、、、状況が悪い時には、会議が増えるものです。
どうやって案件を増やし、売上を確保していくか。つまりは当面の食い扶持確保についての話し合いです。
日中は案件作りに奔走しているため、その手の会議はもっぱら朝。
営業リーダーたちとの会議は、朝7時からってのも珍しくはなかったです。
6時開始ってのもあったような。季節によってはまだ暗い中での会議でした。
『大きなピンチ、危機を乗り切った会社は強くなるのだ!』
と信じるしかありませんでした。
(余談ですが、そんな荒波の航海の中でも新卒採用は止めませんでした。おかげで新しい仲間が逞しく育ちました)
そして5年近く経ち、2014年にやっとリーマンショック前の業績に回復。
ちょっと(かなり)背伸びして今のオフィスへ移転し、設立20年を迎えることができました。

(20周年で開催したアルムナイイベント)
その頃私は、より良い未来を創るために経営の舵取りに必要なことを考え続けていました。
自身の引き出しだけでは全く足りないので、多くの人にお会いして話を伺いました。
当時のこんな走り書きメモを、今でも持ってます。
『選ばれる私たちになって、D2(電〇)にも負けない給料に!』

選ばれる私たちになるために、半年ほどの間に多くの人に話を聞き、
考えた中で出したキーワードは『ASEANとマーケティング』でした。
より良い未来を創る、具体的に言えば、選ばれる私たちになって、みんなの給料を上げること。
お金だけの話ではないけれど、一番わかりやすい成長と変化は、自身の価値が高くなること。
私たちが選ばれるために、ASEAN市場と自社のマーケティングにチャレンジしよう、と決めました。
Bigbeat LIVEは、その象徴的なマーケティング活動であると言えます。
私たち広告会社は、クライアントのマーケティングをご支援しています。
取引相手は、クライアント企業のマーケティング部や宣伝部の皆様です。
マーケティングのすぐ近くに存在する割には、広告会社自身のマーケティングは?と問われると、実はかなりお寒い状況です。
もちろん、多くの広告会社にもマーケティング部はありますが、そのほとんどはクライアントのマーケティングのプランニングが中心で、自社のマーケティングではありません。
広告会社はこれまで『営業が脚で稼ぐ!』のが中心でした。現在もその傾向は強いと思います。
展示会で飛び込み営業をしたり電話でアポイントを依頼して、自社の強みを説明して、
さらにそこからコンペに参加できるように営業し、企画書を作成し提案の上、
コンペを勝ち抜いて案件を獲得する。
この営業プロセスを大きく転換することが必要だと考え、自社の考え方をイベントを核にして伝えていくことを決めました。
当初のBigbeat LIVEのテーマは『マーケティングで経営を変える!』。

マーケティングは経営の最高の機能なので、その機能を変革することで
経営はより良くなり、関わった人の未来がよりHappyになるのです!
ということを、多くの著名なマーケター、経営者にご登壇しお話いただく形で
2016年から3年間、多くの皆様にご協力をいただき盛況に開催しました。
日頃お世話になっているマーケターの方々がたくさん集まり、その皆様を応援するイベント
それが当初のBigbeat LIVEの在り方でした。


そして2020年春先からのコロナ禍によって、ほぼ全てのライブイベントは中止。
先に述べたリーマンショック以上に仕事(売上)が激減しました。

(2020年4月、静まり返ったオフィス)
この不安な毎日で、自分たちにできることは何だろう?を考え、
こんな時だからBigbeat LIVEをやろう!この夏、オンラインで挑戦だ!
と決めたのはちょうど今頃、GWの前だったと記憶しております。
当時の担当メンバーに
「今こそ8月にBigbeat LIVEをやろう!オンラインで5日間開催、なるべく多くの人に出てもらえるよう
コンテンツを考え、多くの人と繋がろう!」
と伝えたところ、ことの重大性に気付いてなかったのか、根っからのアドマンだったのか
笑顔で『やりましょう!』と返ってきました(笑)準備期間わずか3ヶ月、、、
全て自社制作を目指したので、まずは収録用のカメラを始め配信機材や関連ソフトを購入して、その使い方を学ぶところからスタート。
オフィスの一部を収録用のスタジオに改良し、イベントを告知・集客するためのWEBサイト構築とオンラインイベント配信のためのシステム作りが進められました。

オンラインイベントの核は、言うまでもなく『どなたに何をお話いただくか』。
講演者、スピーカーへの出演依頼、講演内容の確認が、最も重要であり難しいところです。
このイベント運営をメインで担当した2名の仲間は、開催までの多くの夜をオフィス近くのアパホテルで過ごすことになりました。ホテルはどこもガラガラで安かったのがせめてもの救いでしょうか?(笑)
そして2020年のBigbeat LIVEは8月1日から5日間連続開催、27セッションで60人にご講演いただき、1000人近くの参加登録をいただきました。


初めてのオンラインイベントの企画制作・運営だったので失敗(画像が流れない、音声が小さいなど)もたくさんありましたが、それも経験値となりました。
当時は、多くの方が在宅勤務だったので、ご視聴いただいた方から
「BGM代わりに、5日間ずっと聞いてたよ!」なんていうコメントもいただきました。
うれしかったですね。
コロナ禍に開催したこのオンラインイベントは、まさに
『経営の中心にマーケティング的発想を持ち、マーケティングを経営の機能として取り入れ
変化することでより良い未来を創ってこう!』
という、Bigbeat LIVEでずっと発信してきたことを、私たち自身が実現するためのアクションの一つでした。
これを機に、ライブイベントの中止で困っているクライアントのオンライン配信をたくさんお手伝いさせていただき
ともにコロナ禍を乗り切ることができました。
次回は、なぜBigbeat LIVE2025を開催するのかについて、書きたいと思います。