社長コラム 2025.03.15 『ハワイの空気成分』
私はこれまで、約30ヵ国100回以上と、まあまあ多く海外を旅しました。
それで、どこが一番好きか?と聞かれたら「やはりハワイですね!」と答えます。
初めてのハワイは16歳の時。前年に父親を亡くした私と母を元気づけようと(おそらく)、母の姉つまり伯母が、母と私をハワイへ招待してくれました。
1970年代後半、1ドル200円くらいの頃ですので、なかなか豪勢な伯母からの贈り物でありました。高知から東京、そして当時開港したばかりの成田空港への道のりはハワイより遠かったかもしれません。
田舎モンの高校生が母親とハワイでどんな風に過ごしたか、実はあまり記憶がないのですが、ワイキキビーチのトップレス女性と、こっそり買った、大切なところが黒く塗りつぶされていない雑誌グラビアの衝撃は覚えています。(なんとか持って帰れないかと。。。)
2回目は20歳の時、アメリカ大陸の旅からの帰りに立ち寄りました。
就職した広告代理店で旅行会社や航空会社のアカウントを担当したこともあり、仕事(と称したことも度々)も合わせて若造の分際でありながら毎年のようにハワイ旅行、時に出張のチャンスに恵まれました。
ゴルフに狂っていた20代。カウアイ島で開催されたLPGAトーナメントの運営に携わったり、クライアントの旅行会社の社長さんと行ったハワイでは、空港からゴルフ場に直行。海にも行かずに毎日ゴルフなんていうこともありました。(もちろん出張です)
当社Bigbeatを設立して数年は、旅行業も営んでいてハワイツアーを多く取り扱い、ワイキキに支社(Bigbeat Hawaii)を設立したこともありました。
正確にカウントしたことはありませんが、おそらく出張も合わせて50回ほどハワイを経験しました。
そして分かったのです。ハワイの空気成分には、酸素と窒素の他に何かHappy成分が含まれています。世界中から人々が笑顔とともにやってくるのですから、この気候と相まってこんな空気になるのでしょうね。
どれだけハワイが好きかを書き始めたらページが足りないくらいで本題にいけないので、、、イントロはこのくらいにします。
2020年3月中旬、こんなチケットが社内で配布されました。
あまりにも不気味な流行病(コロナ)が猛威を振るい、街から人が消え、マスクは手に入らなかった頃です。
2020年3月15日は設立25年記念の年。ホーチミン、バンコク、上海、東京を繋いでBigbeat LIVEを開催し、全員でそれぞれの都市に飛ぶ計画を立てていました。無論、そんな企みは実現できず、ビジネス的にも売り上げの80%以上が無くなってしまい途方にくれていた頃に、このチケットが全員に配布されました。
全くのサプライズで私もビックリ!
『コロナなんかに負けず、踏ん張って、30周年にみんなでハワイに行こうぜ!』
そんな思いが十分すぎるほど伝わるアイデアです。
『この世の中の空気は酸素と窒素と(我々広告屋が創る)広告で出来ている!』と信じて広告ビジネスを40年続けてきました。
一つひとつの広告やイベントは、空気成分としてはごく僅かなものですね。しかしこのようなアイデアが社会のあっちこっちにあれば、未来がより良くなるという気分が、空気の成分に含まれると思いませんか?
*未来がより自由でより豊かになると思う、ワクワクする気分を『Happy』と定義しています(ハマロ総研)
そんなことを考え、計画し、実行することこそが私たち広告屋の存在意義です。
そして2025年3月12日夜、このチケットを握りしめ羽田空港に集合!が実現しました。
5年前のチケットは「成田発」になっていたので誰か間違えたら面白い!などと良からぬことも期待していましたが、無事にみんなハワイに到着しました。
この5年でパパ、ママになった仲間が子供達を連れて来てくれたことも嬉しかったです。どんな時代でも子育ては大変でしょう。仕事との両立は、ずっと自転車立ち漕ぎ状態の日々ではないかと想像します。ハワイの数日間が子どもたちの楽しい思い出になれば良いですね。
日本時間の3月15日、このたくさんの仲間たちと Bigbeat 30周年お祝いのオキャク(パーティ)を開催しました。当社では『アロハロハ!』と命名しております。場所は、ハワイの中でも一番好きなピンクのホテルの海沿いの芝生というかなり贅沢な場所です。
この30年、一緒に働いてくれた全ての仲間、パートナーさん、クライアントさん、そして広告ビジネスに心より感謝申し上げます。
これからも、私たちに関わる全ての人がHappyを感じていただけますように、考えそして行動して参ります。
Mahalo!
ハマロ