デザイン 2022.08.18 【中途・キャリア採用向けイベントレポート】愛と夢を語る、88 Big talk!

Xデー、2022年8月8日午後8時。 

888と8が3つ並ぶこの日この時間、ビッグビートオフィスを覗くと、なにやらガタガタと慌ただしく走り回る音がする。 
間もなく本番を控えた、「88 Big Talk!2022 ~BtoB広告のおもしろさ~」のオンライン配信準備が進められていた。 

本イベントは、中途・キャリア採用をメインターゲットとして、「広告」を好きだ!と思ってくれる未来の仲間に出会うためのイベント。 

今期、ビッグビートは幸いなことにコロナ禍でありながらも業績は上向きで、たくさんのBtoB広告やマーケティング支援に携わる機会をいただき嬉しい悲鳴を上げている、らしい(ニシタイ調べ) 
その嬉しい悲鳴の中で、さらに幅広くクライアント課題に取り組むべく、広告を愛し広告に愛されるような新しい仲間を増やしていくことが目下の経営目標である、といった代表者Hの言質もとれている。 

そんな情報を持ってリハ現場に駆け付けたニシタイ記者に「全然余裕っす。問題ないっすね」と答えたのはこのイベントの総責任者であり、本イベントを含む一大プロジェクト(※詳しくは後述)のプロジェクトマネージャーである長田氏。 
言葉とは裏腹にがちがちの長田氏のオープニングトークを皮切りに、広告やBtoB広告の魅力を1時間みっちり語りつくす!という、ビッグビート史上初となる中途・キャリア採用向けイベントが、お酒を片手に(業務時間外なので!)ゆるっとはじまった。 
 

【Opening Talk】 代表濱口が語る!「生まれ変わってもこの仕事を選ぶ!」と言わしめる広告のシゴトの魅力とは?

最初のセッションは、代表者HことビッグビートのBOSS、濱口社長とPM長田氏。 
乾杯から始まったふたりの話は、最初から核心へ。 
生まれ変わっても広告の仕事をするか?という長田氏からの質問に、もちろんと即答した濱口社長。“広告の仕事”の魅力について3つ挙げた。 

「ひとつは人との出会い。様々な個性的な社長サンをはじめとしたクライアントの皆様、優秀で面白いパートナーさん。そんな真剣に仕事をする人たちとビジネスを共にできること。 次に、様々な場所で仕事ができること。オフィスの中だけでなく展示会場やイベント現場など多岐にわたる場所、もっというと国内国外問わずに様々な場所で仕事ができるということ。もうひとつは、ビジネスが目の前で発生し、目の前で終わっていくということ。自分たちの仕事が他者の手を介さず自分たちの目の前で完結していく、結果が見える。それはビジネスにおいての大きな醍醐味なんじゃないかな」 



広告の仕事は、そのひとつひとつががらっと世の中を変えるようなものではないかもしれない。それでもそのひとつひとつは世の中を少しだけ良い方へと変えていく力を持っている、と濱口社長は語る。 

 本イベントのタイトルにもなっている“Big Talk”は大それた夢、などという意味もあるらしい。そんな意味を引き合いに出しつつ今後の目標について突っ込んだ長田氏。 
缶ビールをぐいっと飲みほした濱口社長は、「新しい仲間を募集中!」と銘打った今回のイベントに絡め、これからのビッグビートについてこう語った。 

「20年前から新卒採用を続けてきた。それは今後も変わらずに、フレッシュな若い人たちと一緒に働いていきたい。でも今後は、それこそ年齢や国籍も問わず様々な経験や考え、価値観を持った人とももっと一緒に働きたいと思っている。この数年で働き方も変わって、働く場所の制限もなくなった今、より多くの人と働ける機会を作っていければと思っている。」 

 まだまだ語り足りない様子の濱口社長であったが、ディレクターからの「巻き!」の合図に次のセッション場所へと移動する長田氏を見送った。 

 
【Ad Talk】 広告会社が自社広告を作って「誰」に「何」を伝えたかったのか?

ビール片手に移動した長田氏を待っていたのは、中途入社1年目のクリエイティブディレクター吉田氏。
普段バリバリの関西弁の吉田氏だが、この日はよそ行きなのか緊張気味なのか、いつもの勢いも少し身を潜めているようだ。 

またしても乾杯から始まった2つめのセッション、平成元年生まれコンビの2人の話。 

『広告会社がなぜ広告を作るのか?』 

冒頭でも触れた、一大プロジェクトこと今回の8.8イベントの源流でもあるMAPプロジェクト。
MAPプロジェクト・・・Make the Ads Pride(広告の仕事に“プライド”を!)

もちろん今までも、そして今この瞬間も誇りとプライドを持って仕事をしています、とプロジェクト発足時にリーダーである長田氏は語った。
(※プロジェクトに込めた長田氏の熱いインタビューはコチラから)
だからこそ、今改めてBtoB製品やサービスのすばらしさ、そしてそれを表現できるBtoB広告の仕事。
そんな広告の仕事のおもしろさや楽しさを今一度、改めて社内の仲間たちと、これからビッグビートを選んで仲間になってくれる人たちと共有したい。
そんなオモイからプロジェクトは発足したという。では、その強いオモイを伝えるためには何をしたらいいだろう? 

『そうだ、俺たちは広告屋だ。オモイを伝える広告を作ろう!」 

そして出来上がったのがこちらの広告。 とお見せしたいところだが、広告は最終バージョンで近日公開の予定とのこと。

今回広告をつくるにあたり、自分たちの、僕たちの仕事を誇りに思ってほしい。それが一番伝えたかったメッセージだと二人は語る。 

キャッチコピーは、
“私のアイディアで世界が動き出す” 

派手さはない。目には見えにくい。でも私たちの生活を支えているのは間違いなくBtoB企業のサービスであり、それを知らしめている広告という存在。 
どんな製品もサービスも、はじまりはノートの端っこにかかれたひとつの小さなラフやアイディアだったかもしれない。それが世界を動かす歯車になり、小さな歯車はやがて世界を動かしていく。世界を動かすきっかけとなる歯車になれる可能性が、私たちの仕事にはある。 

二人の話はアートとデザインの話にも及ぶ。 
(左利きのエレン(※Wikipedia参照)が話題に。気になる方はぜひ読んでみて!by長田氏) 

「アートは自分自身の表現、そしてデザインは相手の、クライアントの、クライアントのその先の伝えたい想いを、想いだけでなく様々な要因を鑑みながら表現していくのがデザイン。だから伝わらなければ意味がない。伝わって初めてデザインという機能が活きる」 
とクリエイティブディレクター吉田氏は語る。 

 広告は人の目に触れて伝わらなければ意味がない。作っただけじゃダメなんだ!ということで、どうやらこの広告、様々な場所で展開されるらしい。Webサイト?記事広告? 
なんと駅広告も掲載予定だとかなんとか。このビジュアルが街中で見られる日が来るのだろうか。

 

夢は大きく、カンヌ進出!広告賞!そんなふたりのBig Talkで2つ目のセッションを締めくくった。 
※ニシタイは引き続きこの広告を追っていくので続報をお待ちください! 


 【Job Changer’s Talk】 中途入社側から見たビッグビートと仕事のハナシ 

長田氏からのキンキンの缶ビールのバトンを受けはじまった最後のセッションは、「Job Changer’s Talk」と題した、営業部大滝部長ファシリテートによる営業キャリアの中途入社3年目、松本さんとの対談。 
中途で入社し、営業の第一線で活躍する松本さんに、ビッグビートで働く「実際のトコロどーなの?」を聞くセッションのようである。 

前職は、ビッグビートのビジネスとも少し重なる部分のある、展示会事務局運営を中心とした会社で約4年ほど勤務したという松本さん。その4年間では、海外・ASEANの展示会に携わる機会も多く、現地との折衝などには非常に大変な思いをした部分も多々あったという。 

もともと留学の経験もあり、海外での仕事をしたいと思っていた松本さん。英語などの言語をより生かした仕事に就きたいという気持ちから転職活動をはじめた。 
ビッグビートに応募したきっかけは?という大滝部長からの問いに、 
「たまたまWebを覗いたら、おじさんがいて・・・笑」 

松本さんが話題にあげたのは少し前のビッグビートのコーポレートビジュアルに鎮座していた通称・考えるおじさん。 



ぱっと目が惹かれる、印象に残る、知りたいと思う、共感する・・・
見た目のインパクトや、見た人の琴線に触れるかどうかというのもデザインに込められたオモイを伝えるためには、重要な要素らしい。 

 入社してすぐASEANの展示会現場に駆り出されたという松本さん。
決まった対応マニュアルのない予測不可能なことが常々起こるイベント現場で、自身の経験やスキルを活用し臨機応変に対応し無事に現場をおさめたという。 

中途で、自身のステップアップのために転職を決意した松本さん。 
入社前に思い描いていたイメージとのギャップはあるか?と問われると、「実はそんなになかったです!」と笑顔で言い切った。 
とはいえ、最初に感じた「楽しそう!キラキラしてそう!」という印象と比べると、現場での動きや日々の活動など、思っていたよりもずっと堅実で地道な仕事も多かったそう。 

ビッグビートの仕事は単一商材を売るものではなく、クライアントの課題に応じて最適な施策を企画、提案をして実行していく営業スタイル。そこに対してのギャップについて、「展示会以外でデジタルでの施策やメディア媒体、そういった性格の異なる商材をいかに相手にわかりやすく伝えて提案していくかが難しかった」と入社当時を振り返る。 

中途で入社し3年目。今となってはばりばりと活躍する松本さんに、その成長の秘訣やいちばん意識していることを大滝部長が尋ねると、「お客様を理解することです!」と即答した。 

「当たり前かもしれませんが、お客様を理解することをいちばん大事にしています。BtoBは世の中の潮流と連動しているので、常にお客様の関わる業界についての情報についてはアンテナを張っています。世の中がどう進んでいくのか、それに対してクライアントは何を目指しているのか。それを理解することでようやく自分たちのビジネスの在り方や必要性が見えてきました。そうした考えは今まであまり意識がしたことはなかったですが、商材が多ければ多いほど、 “なぜこれが必要なのか?”というストーリーがなければ取捨選択ができない。だからこそお客様を知る、ということが重要だと思っています」 



 『1枚の絵をつくる』ビッグビートでよく言われる“ゴールの形”を指す言葉がある。 
そこにいかにオリジナリティを出していくか、が目標であり、それをお客様に喜んでもらう瞬間が松本さんが感じる“やりがい”だという。 
自分自身の思い描いていたキャリアプランに対して、現時点の達成度合いは?という大滝部長の質問に、「難しいですね・・・」と笑いながらも、 

「クライアントがゼロの入社当時から、たくさんのお客様に選んでいただき、お仕事をお任せいただくクライアントの数はだいぶ増えました。ですが広告の仕事への理解などの観点ではようやく50%に辿り着いたところかな、と自分自身ではまだまだ成長の余地がたくさんあると思っています」 

2025年で30周年を迎えるビッグビート。3年後に向けての松本さんの、「スーツケースをガラガラ引きずって世界中をクライアント案件で飛び回る!」というBig talkでセッションを終えた。 

 
ビール片手に赤裸々に語りつくした1時間。少しでも広告の楽しさ面白さが伝わればいいと、今回のプロジェクトリーダー長田氏がイベントを締めくくる。 
少しでも共感してくれる人が、これからのビッグビートを一緒に盛り上げてくれると嬉しい。エントリーも質問も相談もなんでも受け付けていますので、気になった人はぜひご連絡ください。と強いオモイを伝えて、8.8のイベントは幕を閉じた。 

なんでも受け付けると言った長田氏のもとに、イベント終了後真っ先に届いたのは、「俺のビールが1本しかない!」という某代表Hの抗議だったとかなんとか。 
 
次回は新しい仲間たちとビールを片手に(なんなら両手に)、広告のおもしろさを語る姿が見られるのだろうか?
ニシタイ編集部では新たな仲間とおもしろい広告を生み出すビッグビートを引き続き追っておきたい。

 
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