Bigbeat 2022.08.01 「自分の仕事の原動力って、なんだっけ?」ー 11年目の”広告愛”
2022年8月、とあるプロジェクトが誕生した。
通称MAPプロジェクト。プロジェクトマネージャーは入社11年目、自称ビッグビートの次期おしゃれ番長、長田氏。
今でこそ営業部最年少マネージャーとして手腕を振るう長田氏だが、11年前の入社時は芋っぽ・・・いや東京に憧れて静岡から上京したばかりの純朴純粋な青年だった。
※夢と期待に胸を膨らませ上京したばかりの長田氏(入社式の様子)
「田舎に自慢できる仕事がしたい!」
そう言って広告営業マンの道を歩き始めた長田氏。
地元静岡に帰省し友人たちと集まると、決まってちょっと気だるげに、
「仕事?あ~最近ね、ちょっと忙しいよ。あんま寝れてないかなあ。ほら、俺の仕事広告代理店だからさぁ」
全力でドヤ感を醸し出していた。のではないかと思う。(筆者の想像)
どんな想いを持って広告代理店の営業という仕事を選んだのか?
その問いかけに、「かっこよく働きたかった」「あれ俺がつくったんだ!と言いたかった」「自分の仕事を楽しそうに自慢する大人になりたかった」と答えていたのでその想像はあながち間違ってはいないだろう。
とにかく“自慢できる仕事を”その信条をもってこの10年がむしゃらに働いてきたという長田氏。
友人や同僚たちとの酒のツマミはいつだって自慢と未来やかなえたい夢のことだった。そんな自分がかっこよかった。
「でも最近気づいたんだ。俺、最近夢を語ってないな・・・って」
アンニュイな表情でそう語る長田氏の顔には、11年の月日が確かに感じられた。
責任のある立場になり、仕事の幅も広がり、やりがいを感じると同時に純粋に夢だけを追えなくなっていったことも事実なのだろう。
そんなことを思っている中で、誕生したのがMAPプロジェクトだ。
MAPプロジェクト・・・・・・Make the Ads Pride(広告の仕事に“プライド”を!)
長田氏はプロジェクトへの想いをこう語る。
「今の仕事にプライドを持ってないのかと言われたら、全くそんなことはないんです。心の底からプライドを持って全力で仕事をしています。
でも、それを部下に、後輩に見せられているだろうか?いや、魅せられているだろうか、とも思う。俺はもっともっとやりたい仕事があるし、実現したい夢もある。
それを日ごろの忙しさにかまけて遠回りだからと敬遠してしまってなかったか?と思ったんです。俺はかっこよく働いて、そして年次の若い後輩たちにも“長田さんの仕事かっこいい、僕もあんなふうに働きたい!”と思ってもらいたいんです。
だからこそ今、このコロナ禍を耐えてきた今だからこそ、改めて自分の仕事に向き合い、広告の仕事が好きか?その仕事にプライドを持ってるか?と同じビッグビートで働く仲間に問いかけたい。それが、このMAPプロジェクトなんです。」
※10年前リクルートスーツで立っていた青年は今ではオーダースーツをばっちり着こなす
この何年かでビッグビートを離れていく人もいた。
新しい環境にチャレンジをしていく人たちを見送るのは応援の気持ち半分、寂しい気持ち半分。
中には広告業界を飛び出して、全く違う業界を選ぶ人もいた。
「仕方ないですけど、でも広告が大好きな自分としては少し悲しくもなりますね」と長田氏。
もしかしたら広告という仕事への期待感や、自分がそうであったようにかつて抱いていた夢や誇りが薄まってしまっているのかもしれない。でもそれは、自分のような引っ張っていく側の人間が、かっこよく、楽しそうに働いているように見えていないからではないだろうか?と長田氏は自問自答したという。
できれば今の仲間たちとずっと働きたい。そのためには広告を好きでいてもらいたい。そしてそこに共感して新しく仲間になってくれる人たちに会いたい。
社内へのメッセージ、そして社外への中途採用活動のひとつとして動き始めた本プロジェクト。
MAPプロジェクトにより何かが変わるだろうか。もしかしたら何も変わらないかもしれない。 それでも自分たちは広告屋。想いを伝えることから、始まるのだ。
まずは2022年8月8日。その日がこのプロジェクトの最初のXデーとなる。
「人に自慢できる仕事がしたい!」その想いは今なお健在だ。
自慢できるならなんでもいいのか?否、「人に自慢できる“広告の”仕事がしたい!」
今一度自分たちの仕事を見つめて、そこにさらなる誇りと自信を持とう。
そして願わくば、その想いに賛同してくれる新しい仲間たちとの出会いに繋がる場に。
“広告は楽しい!世の中は窒素と酸素と広告でできている!”