やってみた 2020.06.09 ゼロからはじめる社内ラジオ ~ラジオDJデビューした社員にインタビュー!~

2020年3月に「全社員テレワーク」を決定したビッグビートですが、それらを機に、社内コミュニケーションを促進するオンラインコンテンツをいくつか実施しました。

 
● オンライン朝会/役員会
● オンラインヨガ
● 社内ラジオ
● オンライン飲み会


※詳しくはこちらの記事をご覧ください!

実はビッグビートにとって、どのコンテンツもほぼビギナーからの挑戦でした。いまではいずれも社員からの評価も高く、予想以上に社内コミュニケーションが活性化されています。

今回このなかから、コミュニケーション活性化はもちろん、会社の理念や情報シェアにもうってつけの「社内ラジオ」について、どうやってアイディアから実行に移したのか、どんな効果があったのか、くわしくご紹介したいと思います。

   
 

とにかくやってみる!「明日からラジオDJおねがいね」



ビッグビートでは「ラジタイ」という社外向けラジオを配信しています。

その流れから、テレワーク期間中の社内コミュニケーション活性化のために、社内向けにもラジオをやってみよう!というアイディアがでました。そこで白羽の矢が立ったのが、ラジタイのDJをしている営業チーム・加藤です。

「ある日、出社の必要があり、たまたまオフィスにいたら肩をたたかれてこう言われました。
『明日から社内ラジオやんない?』」(加藤談)

加藤はラジオ好きで、よく聞いているのは知っている。
社外ラジオでDJをやっている。
しかも、社内ラジオ計画中にオフィスにいるときた!

企画の中心にいたマーケチームの野北と多田が見逃すはずもなく、ポンと肩をたたいた翌日から社内ラジオがスタートしたのです。

 

新米DJ加藤インタビュー【社内ラジオ|事前準備編】

― 晴れて(?)DJとなり、どんな気持ちだった?

加藤:

もうノリと勢いでした。でも、ほぼ即答で「やります」といいましたね。
取り組みとしていいなと思ったからです。恥ずかしさはあったけど、その度合いでいえば、世界発信している社外ラジオのほうが大きいですね笑。

― 下調べや、段取り決めなどはした?

加藤:

日常的に聴いていたラジオを、1リスナーから作り手側へと違う視点で聴くようになりました。そうすると、BGMは大事だなと思いましたね。スタートの合図やシーンチェンジとか。

ただ、ツールはZoomと決まっていたので、音が思うようにできないかわりに構成を考えました。オープニング→ゲスト登場&トーク→音楽コーナー→お便りコーナー といった感じです。
でも、大まかに構成はしているものの、台本は一切ありません。

―参考にしているラジオは?

加藤:

オールナイトニッポン。

―ラジオ当日はどんなスケジュール?

加藤:

まず、本番前にゲストと15分くらい雑談します。たとえばペットの話をしたら名前をメモしておいて、「あとでこの話しますね」と。

初回はぶっつけ本番でやりましたが、2回目のゲストだった社員から「本番前にじゃべろうよ」と声をかけられて。
ゲストも、事前に話すことで本番でなにを話すかがわかり、社員からのチャットを見る余裕も生まれると思うので、いまは必ずやるようにしています。

これ以外に、必要に応じてチャットで打合せしたり、動作テストなどをすることもありますが、基本的に社内ラジオに割く時間は1時間です。台本もつくらないので。



 

新米DJ加藤インタビュー【社内ラジオ|本番編】

―台本がなくても大丈夫?

加藤:

僕の場合、事前に決めても、ネタに乏しいときは15分くらいしかしゃべれません。あえて固めずに本番に入っても、ゲストやリスナー社員からのチャットが助けてくれるので不安は全然ありません。

台本がないからこその面白みもあります
営業チームの部長がゲストの回では、本番前の雑談中、開始5分前になって「公園で落ち合おうよ」と言われたんです。ご近所さんなので笑。

で、当日のオープニングはスマホをもって歩きながらの収録。
「(部長の)お子さんが出てきたらおもしろいですね」という話になり、まだ小さな息子さんがサプライズ登場しました。社員の反響も大きく、バタバタだったけど楽しかった!

ちなみに、これは社外ラジオでの経験ですが、Face to faceでの収録の場合、台本があると目のやり場に困ることが多いです。目の前にゲストがいるので、リアクションするときに目をあわせないと良い空気感になれない。眼が3つくらいほしい!と思いますね笑。

―本番中に意識していることは?

加藤:

声の出し方。基本的にいつものテンションですが、お便りコーナーのときは「お便りっぽく」しゃべります。わかるかな。。。笑

―コーナー構成を詳しく教えて。

加藤:

回を重ねるうちに少しづつ変わっていきましたが、最終的にはこうなりました。



オープニングで、ゲストがでるまでDJがひとりトークするのは、オールナイトニッポンからヒントを得ました。最初からゲストがいるより、あとで登場するほうが特別感がでるしメリハリもつきます。
またこのときに、社内にシェアしたい情報などを織り込んだりすることも。

音楽コーナーでは、Zoomの画面共有機能をつかって映像もシェアしています。

あと、コーナーではありませんが、社員がガヤ的にチャットでコメントをアップするのはスタート時からやっています。チャットは大事ですね!

ゲストは社員ですが、部署によって付き合いの濃淡はあるもの。どんな話になるのかわからないときも、チャットが盛り上がると、それをひろって広げることが出来ます。チャットに積極的に参加してくれる社員が必ず数名はいるので心強いですね。

 

新米DJ加藤インタビュー【社内ラジオ|運営編】

―社内ラジオはどのような体制で運営されているの?

加藤:

基本的に3人体制です。

① ラジオDJ
② 音楽担当(リクエスト曲の検索&再生操作)
③ ヘルプ(全般)


DJしながら音楽までは手が回らないので、音楽担当の存在はとても助かっています。

あと、ヘルプは必須ですね。
機材や通信状況にトラブルがあったときに自分の代わりにラジオをやってくれたり、お便りのテーマを掲示板にアップしてくれたり、メールに届くラジオのお便りをまとめてくれたり・・・臨機応変にサポートしてくれるメンバーです。

― これまで体制に変化はあった?

加藤:

当初、音楽担当はいませんでした。

実はこちらからの声掛けじゃなく、社内ラジオの1~2回目が終わったときに、ある社員が「ラジオすごくよかったよ!もし必要なら音楽とか手伝うよ」と声をかけてくれたんです。

そのあと、ふたりでBGMやリクエスト曲の出し方でいろいろテストをしたり。Zoomの場合、環境音をひろってしまうのでBGMは諦め、いまの形に落ち着きました。

―社員がすすんで協力してくれることもある?

加藤:

はい。
リスナー社員からメールなどで意見をもらうこともありますが、いままで、「意見をください」という呼びかけをしたことはありません。そうやって外から意見をもらいながら、少しづつ変わっていっています。

 

社内ラジオのココがいい!やってみて気づいた、効果的なポイント

DJ加藤が実感した、社内ラジオの効果をご紹介します。

 社員の人となりを感じられる 
社内ラジオをやるまえは、社内でも人との関わり合いに濃淡がありました。全員とまんべんなく話すことはできませんから、どうしても同じ部署の人との交流が多くなりがちです。
でもラジオをやってから、いろんな部署の社員の人となりも知っていただけたかなと。

DJを新入社員にバトンタッチしたときもあります。彼らの人となりもみえてくるし、入社からずっと在宅勤務していた新入社員にとっても、貴重な社員との交流の場になりました。


 情報をシェアする場になる 

トップの想い、社内の取り組みや活動、オウンドメディアの公開情報など、あらゆる情報をシェアする場にもなります。
文字では伝えきれない想いも、言葉なら伝えることができるし、相手に響きやすい。


 知らなかった自分を知った 
じつは僕は声がコンプレックスだったんです。でも、ラジオDJを始めてから「声がいい」とよく言われるようになり、自己肯定感みたいなものが生まれました。というか、純粋に嬉しい笑。

コンプレックスだと思っていたものが、違う視点でみたら魅力だったということに気づけたのは、個人的にすごくよかったですね。


 オンラインならではのコミュニケーション 
ある回で、曲を流したらチャットで「イェイ!」とノッてきた人がいて、それにまた別の人がのっかってチャットが盛り上がっていたんです。
時にはラジオそっちのけで、チャット内で社員同士の会話に発展することもあるし、そんな、普段はしないような会話やコミュニケーションが生まれているのは素敵だと思う。


 休憩や終業時間の合図になる 
当初はランチタイムにやっていたので、ラジオの時間=休憩として切り替えられるという声がいくつかありました。
いまは終業時間の18:30からの30分間でオンエアしています。


 家族から会社に興味をもってもらえる 
一緒にラジオを聴いたり、そういう取り組みをしていると聞いた家族から「いい会社だね」と言われた、という声が多いですね。なかには、夫婦の会話で社内ラジオの話がでて「おもしろい会社だね」と言われたみたいで。
これって一番嬉しいことかも!

ビッグビートの経営理念は「関わった人の未来をHappyにする」こと。

家族に「あなたの勤めている会社いいね」と言われたら、やっぱり嬉しいですよね。家族内での株もあがるかもしれません笑。

 


たった30分で、これだけの効果がある「社内ラジオ」。
この記事を読んで、興味が沸いたら、まずは「ラジオやろうよ!」と声をかけてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

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