やってみた 2020.03.02 潜入!タイのICTビジネス専門展示会「CEBIT ASEAN Thailand」
こんにちは!
ニシタイ新米編集者 越膳 です!
前編では街の様子をご紹介させていただきましたが、今回は1月下旬に開催された、タイ唯一のICT展示会「CEBIT ASEAN Thailand」、「Japan Recommend IT」パビリオンブースの様子をご紹介いたします!
(※CeBITとは、世界最大級の国際情報通信技術の見本市です。ドイツのハノーバーで毎年開催され、タイでは2018年に初めて開催されました。タイの地元の企業はもちろん、アジア各国、ヨーロッパからも出展されています。)
本日は準備の日。会場はIMPACT Exhibition and Convention Center。外観をみての第1印象は「綺麗!大きい!曲線美!」でした。そして内観はというと、、個性的なデザインの空間と大きなホールが待っていました。
近未来的デザインのタイの建築物に驚きました!
展示会場に到着し、Bigbeat Bangkok の金子(写真後列)、現地社員のトンさん(左)とカンさん(右)と合流。
前日準備のためブースは制作途中で、タイの施工パートナーは「12時までには出来る」と宣言。しかし12時を過ぎても、一向に出来上がる気配がない。周囲を見渡すと、ごはんを食べている人、床で寝ている人、タピオカを飲んでいる人。まるで仕事中とは思えない世界笑。
しかしこれがタイ人にとって「普通」の働き方であるのです。逆にタイ人の立場になってみると、私たち日本人の働き方が「異常」かもしれないのです。どっちが本当に正しい働き方なのかは誰にもわからないのですね。そして結局、ブースが完成したのは夕方でした笑。
会場に到着したものの、集合時間になっても現れない現地社員さんとコンパニオンさん。
これがタイなのですね。早速慣れてきました笑。開幕前にはみなさん勢揃いし、準備万端!
ついに開幕です。
開幕式にも参加してきました。終始ほぼタイ語で理解できずギブアップ。途中で退場。
気を取り直して、会場内を探検してきました!最新の電子機器や、アプリ、サービスなど様々な国から出展されていました。
360度ドームモニター
まず気になったものはこれ。謎の大きな球体が現れました。
恐る恐る中に入ってみると、、中は全体が360度ドームモニターになっていました。こちらのドームは教育やイベント、ポータブルプラネタリウムとして活用ができるそうです。これまでには中国でのヨガイベント、ロシアでのコカコーラのイベント等での活用歴があります。
実際には、ミュージックライブや海の中、迫り来る恐竜から逃げる映像などが映し出され、大変臨場感のあるものでした。とても面白かったのですが、ハマり過ぎてしまう&軽い酔い(笑)でその場を後にしました。
危険シミュレーションVR
次に気になったものは、黄色と黒のラインで囲われた金属の土台。みるからに危険な香りが漂っています。。
こちらは工事現場での危険をVRで実際に体感できるものです。実際に危険を体験することで、危険予備知識の教育教材となります。このように事故は起こる、いつ自分に起きてもおかしくない、と身をもって学ぶことができます。工事現場の危険のシュミレーションだけでなく、さまざまな使い道があるかもしれません。
さて、気になったものは絶対挑戦したい越膳、頼み込んで体験させていただきました!嬉しい!私の選択したシチュエーションは、「高い場所から落ちる」でした。が、VR装着と同時に「恐い、無理」を連呼する私。何度言ったかわかりません。笑
写真ではわかりづらいですが、モニターに映し出されているのは落ちている最中の映像です。私は絶叫中です。笑
この後どうなるかは、是非体験されてみてください。。。
全自動ホッケー
歩き回っているとこんなものを見つけました。
このレインボーライトがアゲアゲなホッケー、実は勝手に動いているのです。もちろん、人間がプレイすることもできます。2019年、ついに機械自身が遊ぶ時代が到来したようですね。。
CHARGE SPOT
写真を撮りに撮っていたら、携帯電話の充電がなくなってきました。
けれど、大丈夫。会場にはこんなものがありました!
CHARGE SPOTです。
今話題のシェアリングエコノミー型のモバイル充電器です。
こちらで充電器のレンタルができます。借りた充電器はCHARGE SPOTであれば、借りた場所と違う所で返却することができるのです!実は、私はすでに東京でこのサービスを利用したことがありました。私は東京の六本木でレンタルし、三日後、地元の神奈川で返却しました。「タイでも実際に利用してみたいけど、タイ国内でこれを返却する場所を見つけられるかな」と借りるか悩み始めた私。
そんな私にCHARGE SPOTのお姉さんが「他の国でも返却できますよ〜」と...
!?
なんとタイで借りたものを日本で返却することが可能なようです!なんてグローバル!
これで出張や旅行先でもストレスフリーに過ごせそうです。実際にタイで借りたものは、帰国後地元の眼鏡屋さんで返却することができました。眼鏡屋さんのおじさんと感動を共有し合いました。
左から、トンさん、カンさん
トンさんは営業、トンさんはマーケティングプランナーとしてBigbeat Bangkok で活躍しています。
Q1. なぜBigbeat Bangkokで働き始めたのですか?
トンさん「新しい経験がしてみたかったから。これまでずっとタイで働いてきたから、他の国の会社で働いてみたかったんだ。もっといろんな経験をしてみたかった。」
カンさん「社長のCharlieさん(金子のニックネーム)の言葉がきっかけだよ。最初はここで働くことに不安を感じていたけど、社長がこう僕に言ったんだ。『誰も未来はわからない。とにかくやってみなきゃ。そして後で決めればいい。』この言葉で僕はここで働くことを決めたよ。」
Q2. 仕事はどうですか?
二人「everything is goodだよ!やりたいことができているし、一日中オフィスにいるのではなく様々な仕事があるからね。Charlieさんもとてもいい人だからね」
お二人とも新しい挑戦がしたくてBigbeat Bangkokで働いているようです。
そこで私はこんな質問をしてみました。
Q3. あなたの夢はなんですか?
カンさん「家族と幸せでいること。僕は地位とかお金はどうでもいいんだ。」
トンさん「僕も同じだよ。」
インタビューを通して、お二人が、楽しさややりがいを持って仕事に望んでいることを知りました。そしてお二人の夢を聞いて、タイと日本の働き方の根本の違いはここにあるのだなと感じました。
仕事は自分の幸せのためにやっていて、働いている間も幸せであるべき。「仕事」というものの概念そのものが違うのだと感じました。お二人とも、ありがとうございました。
イベントは18時まで。終わりが近づくにつれて、お客様も減ってきました。現在17時、何やら帰り支度を始めるスタッフの方々。まだ終了まで1時間あります。しかし、他のブースを見てもそうです。みなさん帰り支度を始めています。
そして17時半。コンパニオンガールたちは帰って行きました。それに続いて「コップンカー、bye」と、みなさんぞろぞろと帰って行きます。イベントはまだ開催している。でも、お客さんはもういない。じゃあ帰ろう。そう、これが、THAI STYLEなのです。
展示会終了後は、ブースの取り壊しや、会場の清掃が行われます。
とても綺麗に作られていたブースが、跡形もなく木っ端微塵です。
「この3日間、クライアントさんや設営者の方、コンパニオンさん、いろんな人の熱意やエネルギーがここに集中していた。それが一瞬でなくなってしまうのは、いつ見てもなんとも言えない気持ちになるね。」と、金子。たった一つのブースでも多くの人の力で作り上げられていること、多くの労力がかかっていることを学びました。
しかし、展示会では普段目にすることのない、業務用の新しいシステムやマシン、細かい部品などが紹介され、どれも初めて見るモノばかり。実は自分の知らないところで、あらゆる職種や分野、とても小さな細部で、自分の知らない技術発達やアイデアが日々生まれていることを知れた3日間でした。
以上で、CEBIT ASEAN Thailandレポートを終わります。
ご精読ありがとうございました。
コップンカー!
ニシタイ新米編集者 越膳 です!
前編では街の様子をご紹介させていただきましたが、今回は1月下旬に開催された、タイ唯一のICT展示会「CEBIT ASEAN Thailand」、「Japan Recommend IT」パビリオンブースの様子をご紹介いたします!
(※CeBITとは、世界最大級の国際情報通信技術の見本市です。ドイツのハノーバーで毎年開催され、タイでは2018年に初めて開催されました。タイの地元の企業はもちろん、アジア各国、ヨーロッパからも出展されています。)
タイの「働き方」、日本の「働き方」
本日は準備の日。会場はIMPACT Exhibition and Convention Center。外観をみての第1印象は「綺麗!大きい!曲線美!」でした。そして内観はというと、、個性的なデザインの空間と大きなホールが待っていました。
近未来的デザインのタイの建築物に驚きました!
展示会場に到着し、Bigbeat Bangkok の金子(写真後列)、現地社員のトンさん(左)とカンさん(右)と合流。
前日準備のためブースは制作途中で、タイの施工パートナーは「12時までには出来る」と宣言。しかし12時を過ぎても、一向に出来上がる気配がない。周囲を見渡すと、ごはんを食べている人、床で寝ている人、タピオカを飲んでいる人。まるで仕事中とは思えない世界笑。
しかしこれがタイ人にとって「普通」の働き方であるのです。逆にタイ人の立場になってみると、私たち日本人の働き方が「異常」かもしれないのです。どっちが本当に正しい働き方なのかは誰にもわからないのですね。そして結局、ブースが完成したのは夕方でした笑。
CeBIT 注目の展示物
いよいよ、会期当日。しっかり朝日を浴びて、会場に向かいます!!!私自身、日の出・日の入りを観ることが大好きです。隠れロマンチスト。会場に到着したものの、集合時間になっても現れない現地社員さんとコンパニオンさん。
これがタイなのですね。早速慣れてきました笑。開幕前にはみなさん勢揃いし、準備万端!
ついに開幕です。
開幕式にも参加してきました。終始ほぼタイ語で理解できずギブアップ。途中で退場。
気を取り直して、会場内を探検してきました!最新の電子機器や、アプリ、サービスなど様々な国から出展されていました。
360度ドームモニター
まず気になったものはこれ。謎の大きな球体が現れました。
恐る恐る中に入ってみると、、中は全体が360度ドームモニターになっていました。こちらのドームは教育やイベント、ポータブルプラネタリウムとして活用ができるそうです。これまでには中国でのヨガイベント、ロシアでのコカコーラのイベント等での活用歴があります。
実際には、ミュージックライブや海の中、迫り来る恐竜から逃げる映像などが映し出され、大変臨場感のあるものでした。とても面白かったのですが、ハマり過ぎてしまう&軽い酔い(笑)でその場を後にしました。
危険シミュレーションVR
次に気になったものは、黄色と黒のラインで囲われた金属の土台。みるからに危険な香りが漂っています。。
こちらは工事現場での危険をVRで実際に体感できるものです。実際に危険を体験することで、危険予備知識の教育教材となります。このように事故は起こる、いつ自分に起きてもおかしくない、と身をもって学ぶことができます。工事現場の危険のシュミレーションだけでなく、さまざまな使い道があるかもしれません。
さて、気になったものは絶対挑戦したい越膳、頼み込んで体験させていただきました!嬉しい!私の選択したシチュエーションは、「高い場所から落ちる」でした。が、VR装着と同時に「恐い、無理」を連呼する私。何度言ったかわかりません。笑
写真ではわかりづらいですが、モニターに映し出されているのは落ちている最中の映像です。私は絶叫中です。笑
この後どうなるかは、是非体験されてみてください。。。
全自動ホッケー
歩き回っているとこんなものを見つけました。
このレインボーライトがアゲアゲなホッケー、実は勝手に動いているのです。もちろん、人間がプレイすることもできます。2019年、ついに機械自身が遊ぶ時代が到来したようですね。。
CHARGE SPOT
写真を撮りに撮っていたら、携帯電話の充電がなくなってきました。
けれど、大丈夫。会場にはこんなものがありました!
CHARGE SPOTです。
今話題のシェアリングエコノミー型のモバイル充電器です。
こちらで充電器のレンタルができます。借りた充電器はCHARGE SPOTであれば、借りた場所と違う所で返却することができるのです!実は、私はすでに東京でこのサービスを利用したことがありました。私は東京の六本木でレンタルし、三日後、地元の神奈川で返却しました。「タイでも実際に利用してみたいけど、タイ国内でこれを返却する場所を見つけられるかな」と借りるか悩み始めた私。
そんな私にCHARGE SPOTのお姉さんが「他の国でも返却できますよ〜」と...
!?
なんとタイで借りたものを日本で返却することが可能なようです!なんてグローバル!
これで出張や旅行先でもストレスフリーに過ごせそうです。実際にタイで借りたものは、帰国後地元の眼鏡屋さんで返却することができました。眼鏡屋さんのおじさんと感動を共有し合いました。
Youはなぜ、Bigbeat Bangkokへ?
今回はBigbeat Bangkok で働く二人にインタビューさせていただきました!左から、トンさん、カンさん
トンさんは営業、トンさんはマーケティングプランナーとしてBigbeat Bangkok で活躍しています。
Q1. なぜBigbeat Bangkokで働き始めたのですか?
トンさん「新しい経験がしてみたかったから。これまでずっとタイで働いてきたから、他の国の会社で働いてみたかったんだ。もっといろんな経験をしてみたかった。」
カンさん「社長のCharlieさん(金子のニックネーム)の言葉がきっかけだよ。最初はここで働くことに不安を感じていたけど、社長がこう僕に言ったんだ。『誰も未来はわからない。とにかくやってみなきゃ。そして後で決めればいい。』この言葉で僕はここで働くことを決めたよ。」
Q2. 仕事はどうですか?
二人「everything is goodだよ!やりたいことができているし、一日中オフィスにいるのではなく様々な仕事があるからね。Charlieさんもとてもいい人だからね」
お二人とも新しい挑戦がしたくてBigbeat Bangkokで働いているようです。
そこで私はこんな質問をしてみました。
Q3. あなたの夢はなんですか?
カンさん「家族と幸せでいること。僕は地位とかお金はどうでもいいんだ。」
トンさん「僕も同じだよ。」
インタビューを通して、お二人が、楽しさややりがいを持って仕事に望んでいることを知りました。そしてお二人の夢を聞いて、タイと日本の働き方の根本の違いはここにあるのだなと感じました。
仕事は自分の幸せのためにやっていて、働いている間も幸せであるべき。「仕事」というものの概念そのものが違うのだと感じました。お二人とも、ありがとうございました。
イベントは18時まで。終わりが近づくにつれて、お客様も減ってきました。現在17時、何やら帰り支度を始めるスタッフの方々。まだ終了まで1時間あります。しかし、他のブースを見てもそうです。みなさん帰り支度を始めています。
そして17時半。コンパニオンガールたちは帰って行きました。それに続いて「コップンカー、bye」と、みなさんぞろぞろと帰って行きます。イベントはまだ開催している。でも、お客さんはもういない。じゃあ帰ろう。そう、これが、THAI STYLEなのです。
展示会終了後は、ブースの取り壊しや、会場の清掃が行われます。
とても綺麗に作られていたブースが、跡形もなく木っ端微塵です。
「この3日間、クライアントさんや設営者の方、コンパニオンさん、いろんな人の熱意やエネルギーがここに集中していた。それが一瞬でなくなってしまうのは、いつ見てもなんとも言えない気持ちになるね。」と、金子。たった一つのブースでも多くの人の力で作り上げられていること、多くの労力がかかっていることを学びました。
編集後記
3日間行われた”CEBIT ASEAN Thailand”でしたが、この展示会を通して「技術の小さな進歩」を知ることができました。身の回りのモノの技術の進歩は、私たちの目には一足飛びで簡単に行われている様に見えます。しかし、展示会では普段目にすることのない、業務用の新しいシステムやマシン、細かい部品などが紹介され、どれも初めて見るモノばかり。実は自分の知らないところで、あらゆる職種や分野、とても小さな細部で、自分の知らない技術発達やアイデアが日々生まれていることを知れた3日間でした。
以上で、CEBIT ASEAN Thailandレポートを終わります。
ご精読ありがとうございました。
コップンカー!