Bigbeat 2022.04.27 遊びはマジにやる、仕事は楽しんでやる―継承されるビッグビートのDNA



ビッグビートには「DNA Book」というものがある。
筆者が入社した10年前、たくさんの研修の資料と一緒に手渡された1冊の黒い本。
ビッグビート代表濱口により執筆されたその本には、ビッグビートの企業理念やビジョンが
「アドマン」らしい比喩や表現で“これでもか!”というくらいつづられていた。
22歳のまだ社会を知らない若造には、その意味の大半がわからなかった。
『遊びはマジにやる、仕事は楽しんでやる』(DNA Bookより)
仕事はともかく遊びをマジにやれだなんて、一体どういうことなんだ?




仕事は入社時に思っていた100倍は大変だった。
広告代理店なんて華やかな響きの裏は、そんなにキラキラした仕事ばかりではなかった。
そして同じくらい「マカナイメシ」も大変だった。

「マカナイメシ」とは、ビッグビートにおけるインナーコミュニケーションの取り組みのことを指す。(詳細はこちら)
主に若手が中心となって進める「マカナイメシ」、様々な“マカナイ”を経験してきた歴代の戦士たち(諸先輩方)は厳しかった。
「一緒に働く仲間たちを楽しませられないうちは、お客様もHappyにはできない!」
新人なりに脳が擦り切れるまで考えた。どうしたらビッグビートの仲間たちは楽しんでくれるのだろう。
そうか、これが遊びをマジにやるということなのか ―――

『仕事以外に何か強いものを持つ会社は成長すると信じています』
これはDNA Bookの1節である。
ビッグビートにとっての“なにか強いもの”、それがマカナイメシなのだ。

コロナ禍になり、良くも悪くも世の中は変わった。
コロナウイルスという未知のウイルスが時代を大きく変えていく中で、時代の波に呑まれず生き残っている会社。
それは、やはり“仕事以外の何か強いもの”を持っている会社だった、と濱口は言う。
仕事以外の何か強いもの、それは企業にとっての色であり特徴であり個性であり、
つまりは「企業文化」と言われるものである。


オンラインでのテレワークが当たり前の世の中になり、より多くの選択肢の中での働き方が可能になった。
働き方の制限がなくなった今、より豊かで自由な未来のために自分はどのステージ(会社)に立つべきなのか。なぜ私たちは今、ここにいるのかを改めて認識し、選択する。私たちは今そんな大きな岐路に立っているような気がする。

今年の4月、「DNA Book 新版」が配られた。
かつての「DNA Book」からコロナ禍を経て、新たに濱口が執筆した新版である。
世の中が変わった。働き方も変わった。求められるサービスも変化し、経営も大きく舵をきった。
それでも変わらなかったことがある、と濱口は言う。


※DNA Bookは今までに3回改訂されている(左から古い順)
 熱心に読み込まれた?形跡が見てとれる


『自分自身が好きな広告という仕事を
好きな仲間、パートナー、クライアントとともに永く続けていくこと。
そしてその結果、関わった人の未来がより豊かでより自由になること。
そんなステージを創りたくてビッグビートという会社をつくった。
その気持ちはずっと変わらない。だから僕は、今、ここにいる』

はじめて「DNA Book」を手にしてから10年、改めて「DNA Book」を開いてみる。
新人の頃わからなかった濱口の言葉が、今になってわかるような気がした。
遊びにマジになり、仕事を楽しんできた10年の間に私の中にもビッグビートDNAがしっかりと継承されていたらしい。

「DNA Book 新版」の最後にこんな一節がある。
『Bigbeat is the MAKANAIMESHI company !!
美味いマカナイメシがあるって聞いた、だからここにいる』


他のひとたちは分からない。
でも少なくとも私は、常に全力で自分もまわりも楽しませる、
そんな美味いマカナイメシがあるから、10年経ってなお今もビッグビートを選び続けている。

そして今ならあの頃よりもう少し、美味いマカナイメシが作れそうな気がしている。

取材/文 小塚

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