Bigbeat 2022.03.31 Bigbeat DNA 「MAKANAIMESHI」 コロナ禍で薄まった企業文化を取り戻すインナーコミュニケーションの取り組みとは
この時期になると思い出すことがある。
それは十数年前、険しい就職活動を乗り越えまさに間もなく入社を迎える春の頃。
新しい門出に期待に胸をはずませる筆者のもとに入社予定の会社から入社日当日の持ち物についてのメールが届いた。
「当日は動きやすい服装、運動靴を持ってきてください」
一体何をやらされるのだろうと期待一転不安を抱えながら出社した先で待っていたのは、入社歓迎会という名の代々木体育館を貸し切った大運動会だった。
ゼッケンをつけた大人たちがバトンを手に縄を手に、本気で全力で点数を競い合う。
なんと異様な・・・いや、なんと熱い光景だろう。それがビッグビート史に残る?伝説の2012年度入社歓迎会だった。
※運動会前準備運動中のひとコマ
時は流れ2022年。コロナ禍で迎えた3度目の春。
ビッグビートでは依然としてテレワーク中心の勤務形態が続いている。
そんな中、創立27年を数える記念すべき3月15日に、就活生に向けた企業説明会「Bigbeat DNA Dive」が開催された。
オンライン○○が主流となった今の世の中で、やはり就職活動においても、企業がオンラインを通じた情報の配信、
説明会やインターンシップを行うケースが増えているそう。
例にもれずビッグビートもオンラインでの開催となったが、説明会の「DNA Dive」というタイトルには、
“一方通行な情報発信ではなく、ビッグビートの大切にしているDNAの世界観に飛び込んできてほしい。
そしてそれは就活生だけでなくビッグビートで働く社員も同様に、巻き込んで巻き込まれて全社でこのイベントに参加してほしい“という思いがあった、
と今回のイベントで総指揮をとったS氏ことメガネ課長は言う。
※DNA Dive当日、講演者社員に的確な指示をとばす総指揮官・S氏ことメガネ課長(写真左)
つまりこの「Bigbeat DNA Dive」は就活生に向けた企業説明会であると同時に、ビッグビートのお家芸「マカナイメシ」の一大イベントだったのである。
“まかないめし”とは一般的に:飲食店において客に出すのではなく、従業員の食事用に作られる料理。単に「賄い」と呼ばれることも多い。
修行中の若い料理人に作らせることが多い。(Wikipedia)
ビッグビートでは、社内向けの行事やイベントを「マカナイメシ」と呼んでいる。
クライアントのお仕事を成功させて喜んでもらうためには、まずは自分たちの身近な社内の人たちを喜ばせるようなイベントができなくてはならない、
そんな考えのもと毎年若手メンバーが様々なイベントを催してきた。
が、近年のコロナ禍でなかなかこうしたイベントも難しくなっていた中、久しぶりの「ビッグビートマカナイメシ」の開催だった。
名乗りをあげたのはマカナイメシ黄金世代(?)・S氏を筆頭に、1~3年目の若手メンバーたち。
「より多くの人に関わってもらう。自分が前に出すぎず、若手メンバーが自身で考え、動く、そんなマカナイメシにしたい。」そんなS氏の思惑通り、
事前のコンテンツ作りや各コーナーへの人のアサイン、当日のMCや配信に至るまで若手メンバーが中心となって進めた。
入社2年目のIさんとEさんは「はじめてこんなに社内の人たちとコミュニケーションをとれた」と振り返る。
まさにコロナ時代真っ只中の入社である2年目メンバーは、入ってからほとんどが在宅勤務によるオンライン就業だった。社内の人たちがなにを考え、どういう想いで働いているのかを知る機会もないに等しい2年間。今回ではじめて“ビッグビート”のDNAに触れた部分も多くあったのではないだろうか。
※社長からのムチャブリもめげずに、MCを務めあげた入社2年目コンビ
イベント前の週末から毎日スタッフの検温を実施、徹底した感染対策のもとイベントを実施した
“この会社にいる理由はなんだろうか?”
採用メンバーのリーダーに選ばれた際、S氏はそこを1番に考えたと言う。
この会社に居続ける理由、それは、ここで働く人たちの熱量と、「マカナイメシ」。
自分が面白いと思うことを全力でやって、目の前の人を楽しませること。
その熱量を伝えていくことこそが「マカナイメシ」であり、ビッグビートの文化であるとS氏は語る。
その言葉通り、3.15の「Bigbeat DNA Dive」では多くの社員が本気でその熱量を伝えた。
なぜ自分たちはこの会社にいて、どんなオモイで働き、どんな将来を見ているのか。
大人たちが恥ずかし気もなく本気で学生の皆さんに向けて語りかけた。
これがビッグビートの企業文化であり、DNAである。
人が好き。仕事が好き。クライアントが好き。「マカナイメシ」が好き。ビッグビートが好き。
こんな時代だからこそ、私たちは「この会社にいる」ことへの理由付けをより強く持っていく必要がある。
“だから、ここにいる”
私たちはその理由を共に働く仲間に、これから新しく加わる仲間たちに、最大限の熱量で伝えていきたいと思っている。
どれだけの学生さんがこの文化に共感してくれたかはわからない。
でも、来年またこの季節に、ビッグビートでともに「マカナイメシ」を創ってくれる新しいメンバーが増えていることを願っている。
そしてその時にはまた貸し切りの大きな体育館で、大人たちが本気になって全力で楽しむ大運動会で歓迎できる世の中になっていたらと切に願っている。
・・・
余談として、「DNA Dive」のあとにはビッグビート経営陣による「重鎮マカナイメシ」が開催され、創業の日を大いに盛り上げた。
NGなし!待ったなし!のビッグビート役員のトークセッションには様々なアウトラインギリギリ?!な質問が寄せられ、
日ごろ聞けない役員のアレコレが語られた。
そんなコンテンツを肴に、ソーシャルディスタンスを取りながら、またオンライン参加もありつつ、
「DNA Dive」の成功を祝して久々に行われた全社での「乾杯!」
※Bigbeatの創業当初からの重鎮メンバー 最後はお決まりの一本締めで
このご時世でも、オンラインの中でも、オモロイイベントのあとにはウマイビールが飲みたい!
そんな酒飲み?お祭り好き?なDNAも、しっかりと受け継がれているようだった。