Bigbeat 2023.02.22 新卒採用、はじめました


ニシタイ編集部、小塚です。
ビッグビートでは今年も2024年度の新卒採用プロジェクトがはじまりました。
3月からの広報活動解禁に向け、プロジェクトメンバーは会社説明会の準備などに奔走しています。
毎年お馴染み(?)のこの光景ですが、今年は例年とは少し違ったようです。

ビッグビートの新卒採用

ビッグビートは約20年にわたり、1年も欠かすことなく新卒採用を行ってきました。
仕事がなくなったリーマンショックの時も、オフィスの中が燦燦たる状況になった東日本大震災のときも、そしてここ何年かのコロナ禍においても、です。

会社は社会の中の一つの細胞であり、要らない細胞は淘汰され、必要な細胞は成長を許される。
会社は、私たちの仕事は、未来を創るための一つひとつの細胞のようなものだから、社会に役に立つ細胞でいつづけなければならない。
新しい力が生まれて育つためには、それを受け入れる場所が必要。でも今広告業界をはじめ様々な業界で、新卒採用をとりやめて第2新卒やキャリア採用に 力を入れていく動きが多くなっている。だからこそ、受け入れる場所を微力ながらつくって、少しでも社会の役に立つちたい、と新卒採用を続けている。
と、代表の濱口は言います。

私自身の就職活動は、まさに東日本大震災の直後でした。
どの企業も採用を取りやめ、中には選考途中で採用を取りやめた企業もあり、途方に暮れていた日々でした。特に、志望していた出版・広告業界は散々でした。
そのような中、受け入れる場所を作ってくれたビッグビートの採用面接。
”なんとしてでも入りたい!”という強い気持ちがにじみ出た、鬼気迫る形相だっただろうと今でも思い出します。

会社は社会の細胞、と言いましたが、細胞は常に新しく入れ替わり続けます。
新卒採用をつづけるもう一つの意義として、若くバイタリティにあふれた新卒のみなさんに入ってもらうことで、ビッグビート自身がより成長し、変わっていくことができると思っている、と濱口は言います。だからこそ、今まさに人生の岐路に立つ、若い世代の人たちに選ばれる会社であり続けたいと思うのです。
 

「やめるか、つづけるか」

ただ、冒頭でも書いたように、今年は例年とは少し違いました。
3年後に迎える30周年の節目に向け、ビッグビートの経営もまた大きな節目を迎えています。
ここ何年かで大きく変わった「働き方」を目の当たりにし、ビッグビート自体の働き方やオフィスの在り方、採用などの人事に関して大きく見直しを図る中で、新卒採用をやめるか、つづけるか、といった問題もありました。

ありがたいことにお引き合いも増えている中で社内の体制をより強化していかなければならないということもあり、キャリア採用にシフトチェンジしたほうがいいのでは、といった声も社内からはあがっていたといいます。

新卒採用をやめるべきか、つづけるべきか。
濱口は悩み、夜しか寝れない日々が続きました。

そんな新卒採用への迷いを断ち切ったのは、ビッグビートの採用を長年に渡り一手にになってきた、採用担当大堀の熱いオモイでした。

新卒採用をやっていると、そのエネルギーに圧倒される。
まっさらな状態で会社を見て、共感し、自分の将来にこの会社を重ねてくれるような学生さんたちに会える新卒採用は、やはり続けていきたいと思った。
と、大堀は話します。

そんな大堀の後押しもあり、紆余曲折を経てはじまった2024年度の新卒採用プロジェクト。
メンバーに選ばれたのは、3年目の同期3人組でした。

新卒採用プロジェクトメンバー

代表してメンバーのひとりに話を聞いたところ、
「指名があったので、実は大志を抱いての参加ではなかったんですが(笑)
コンテンツを作るうえでこの会社がどんな会社で、自分たちはどんな人と働きたいかを明言化するのは難しい反面、自分自身の初心を思い出したりもしていい刺激になっています。刻まれてきた文化をしっかりとアウトプットして伝えていきたいです」
とプロジェクトへの意気込みを語ってくれました。

今年の4月で4年目に突入する彼らは、まさに“最も脂ののった世代”。
3年間で様々な経験を積んで、得手不得手を学び、自分が何者かを知った。
自己実現のためになにができるかを考えられる年次となった彼らだからこそ、これから社会に出てくる学生に、こんな人になりたい、こんなふうになりたい、と思わせることが出来るのではと、3名を推挙した営業部長大滝の言葉がありました。

新卒採用プロジェクトははじまったばかり。
まだまだ採用フローや選んでもらうためのコンテンツづくり、教育プログラムの制定など、課題は山積です。
今まで積み重ねた経験をどう活かし、どう今の時代に即したものへと変化させていくか、それが悩みどころだと関係者は口を揃えます。


真剣に熱く議論を重ねる同期3人組。就活生に届けるコンテンツづくりに試行錯誤する日々です。

 

なぜ新卒採用をつづけるのか?

そのこたえは、3つあります。まず2つは前述したとおり、
1つめは、しっかりと受け入れる場所をつくり、社会に貢献・還元していくため
2つめは、ビッグビート自身の変化のために、強いエネルギーや新しい発想を持った若い世代の人たちに選ばれる会社であり続けるため

そして3つめ、それが最も大切なことであると濱口は言います。
今自分たちが誇りをもってやっている『広告の仕事』。それを若い人たちに好きになってもらいたい。
世間では広告の仕事に対して、“忙しそう”などのマイナスなイメージがあったり、業界的にも新卒採用をやめる流れもある中で、「広告って実はおもしろい!私たちの仕事が世の中の空気をつくっている!」
そんなオモイを、これから社会を担い時代をつくっていくであろう若い人たちに伝えていきたいから、ビッグビートは新卒採用をつづけるのです。

新卒、新卒っていってるけどキャリア採用はやらないの?
そんな問いには、濱口・大堀両名から強い「「否」」の答えが。
新卒はやる、もちろんキャリア採用『も』やる。
様々なキャリアを積んで、経験を経た人たちから、「やっぱり広告が好き!こんな仕事がしたい!ビッグビートで働きたい!」と選ばれ続ける会社でもありたいとも思うのです。

なんだかんだ言ってはいましたが、結局のところビッグビートの採用の一番大事なところは、「広告が好き、この仕事が好き。だからここにいる」そうしたオモイを大声で語ってくれる、たくさんの人たちに出会うことのようでした。

3月には、採用チームが一丸となって準備を進めている会社説明イベントや、採用サイトの公開も予定しているそう。
引き続き採用メンバーの奮闘を追いかけていきたいと思っています。


執筆 小塚

Recommend
Ranking
  1. 48年目のホンキートンク!
  2. ビックリビート!アジア最大級の産業オートメーション展示会 in ムンバイ
  3. Excelの入力制限―原稿の文字数上限を設定する
  4. コミュニティマーケティングの始め方|freee 田中圭氏
  5. タイのプロサッカー選手馬場さんの「選ばれる自分になるために」
Mail magazine