BigbeatLIVE 2025.08.29 LIVE レポート | ノリと勢いがあれば大丈夫! 楽しく仕事をするための“らしさ”の作り方 ー Session1 ー
8月1日に開催されたBigbeat LIVE 2025。
ご参加いただいたライターの皆さんに、いち参加者としての視点から
LIVEの振り返りとレポートを執筆いただきました。
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ライターの岩崎と申します。
2025年3月に開催が発表されたビッグビートの大規模イベント夏フェス「Bigbeat LIVE 2025」。
開催はなんと5年ぶりで、コロナ禍のなかで行われた「Bigbeat LIVE2020」はオンライン開催でした。5
年の時を経て帰ってきた「Bigbeat LIVE 2025」は、待望のリアル開催! ロゴは宝船に乗ったノリノリのロックバンド七福神たち。ワクワク感がいっぱいで、イベント当日をとても楽しみにしていました。
そんなBigbeat LIVE 2025のセッションから、Session1「面白くない、じゃなくて面白くする。自分らしく働くための“仕事観”」のレポートをお届けします!
5年ぶりのBigbeat LIVE 2025、「自分らしさ」が合言葉
2017年から始まったビッグビートのイベント「Bigbeat LIVE」。「マーケティングで経営を変える。」をテーマに、真夏に開催されるマーケターの祭典として、業界で有名なマーケターの方々や若手マーケター、スタートアップの経営者から大手企業のキーマンまでさまざまな人が集い、マーケティングを熱く語り合いました。
その後、ビッグビートのASEAN事業拡大に伴い「グローバル」というトピックも追加。ビジネスやマーケティングという硬派なテーマながらも、会場はライヴ感満載のノリノリの空気で楽しくビジネスについて議論していました。
そうしたなか、5年ぶりに開催される「Bigbeat LIVE 2025」のテーマは「らしさで未来はグッと良くなる。」というもの。
一瞬、「“らしさ”って何だろう? 未来が良くなることとどう関係あるんだろう?」という疑問が浮かびました。
しかしそんな疑問も、イベントに向けて準備を進めるビッグビートの皆さんから話を伺ううちに、どんどん期待に変わっていきました。
「マーケティングとは『選ばれるための機能』であり、選ばれるためには自分の持っている“らしさ”を磨くことが必要。それが明るく楽しい未来につながっていく」と、ビッグビート創業者で前代表の濱口さんは話します。
Session1は、そんな“らしさ”を貫いた働き方で活躍している方々が3名登壇しました。
働き方も仕事も住む場所も自由な3人の登壇者
セッション1でホストを務めたのは、ネットコマース 代表取締役で八ヶ岳にある神社の杜のワーキングプレイス「8MATO(やまと)」オーナーである斎藤 昌義さん。ゲスト登壇したのは、PRの専門家であり、Kiss and Cry 代表取締役 兼 武蔵野大学 アントレプレナーシップ研究所 客員研究員の落合 絵美さん(通称エイミーさん)、CM音楽プロデューサーで「あたりまえ体操」の音楽制作者であるOFFICE HIGHCHI 代表取締役の樋口 太陽さんです。

3人の方々には3つの共通点があります。
第1に、自分が暮らしたい地域でのびのびと生活していること。斎藤さんは東京・八ヶ岳の2拠点生活、エイミーさんは東京と北海道・室蘭で、そして樋口さんは数年前に東京から八ヶ岳へ本格移住したそうです。
第2に、仕事を楽しんでいること。「好きなことだけやっているから楽しい」のではなく、仕事を楽しむために何が必要なのかを知っていて、それを実践しているのです。
仕事を楽しむために必要なことは何でしょうか。実はそれこそが “らしさ” です。
エイミーさんは「私は図々しいので、自分の人生をハッピーにすれば、周りの方々も幸せになると思っています」と明るく話します。

落合 絵美さん
もちろん「自分が良ければいい」という仕事のやり方では自分勝手だし、自己満足に終わってしまいます。
エイミーさんも「自己満足にならないように、私がいいと思うことを通して、周囲にどのような価値を提供できるかを考えながらやっています」と言います。
樋口さんは、自分の“らしさ”を追求する大切さを説きます。樋口さんは幼いころから音楽が好きでミュージシャンを志望していましたが、お兄さんに誘われて音楽制作業界に飛び込み、起業しました。
仕事をするなかで気付いたのは、「大勢のファンに受けているか気に病むのではなく、目の前にいるクライアントの人に喜んでもらう方が気持ちがいい」ということだったそうです。

樋口 太陽さん
「人を笑わせることが好きで喜びを感じる人は、お笑い芸人を目指すことが多いと思います。でももしかしたら、営業現場で同じことができるかもしれませんし、お笑いのスキルが大きな価値になるかもしれません。
単純に『これが好きだからこれを目指す』というと、現実は少し違っている可能性があります」(樋口さん)
では、そんな“らしさ”をどのように発掘すればいいのでしょうか。エイミーさんは、自分のやりたいことを突き詰めるために「対話」の必要性を挙げます。
自分自身との対話はもちろん、時には人に相談するのも大切です。エイミーさんは、独立を考えた時に信頼できる10人の人に話を聞いてもらったそう。
斎藤さんも同じで、長年勤めていた日本アイ・ビー・エムを退社する時に周囲の人に相談したそうです。
10人中9人が「辞めるなんてもったいない」と止めたそうですが、「最後の1人が『でも、もう決めているんだよね』と背中を押してくれました」(斎藤さん)と言います。

斎藤 昌義さん
もちろん、背中を押されてもなかなか“自分らしさ”を追求できないという人もいるでしょう。
斎藤さん、エイミーさん、樋口さんの3人はなぜそのハードルを飛び越えられたのでしょうか。
実はそれが第3の共通点である「ノリと勢い」の良さなのです。
ノリと勢いで“らしさ”を追求しよう
「ノリと勢い」というと、無鉄砲さや計画性の無さというデメリットが思い浮かびますが、ここでいう「ノリと勢い」は「強い決断力」と言い換えることができるでしょう。考えて考えて考え抜いて決断したこと、タイミング、そしてそれらを支える「意志の強さ」がそろって初めて「ノリと勢い」は生まれます。実際に樋口さんは「ノリと勢いがないと、目の前のチャンスつかめないことが起こります」と話します。
斎藤さんも「戦略的な人生設計より“ノリと勢い”」を原動力に、IT業界で活躍してきた方です。
それまでの経歴についてはこちらでもお話していますが、時には壁にぶつかりながらも、ノリと勢いで“らしさ”を確立させてきました。それが唯一無二の価値になっています。
だから「まず行動することが大事です」と斎藤さんもエイミーさんも樋口さんも口を揃えます。

「時期で区切ったら大変な時もありましたが、長い目で見たらどうにかなってきました」(斎藤さん)
「何かあっても命を取られることは絶対ないですし、お金がなくなったらバイトをすればいいだけです」(エイミーさん)
「ノリと勢いがあれば、次は行動するしかありません」(樋口さん)
聞いているだけで「私も今日から頑張りたい!」と思ってしまう、「頑張ろう」ではなく「頑張りたい!」と心が踊るセッションでした。
「対話」と「行動」で“らしさ”は形作られる
登壇した3名の方から、最後にメッセージがありました。
エイミーさんは、「自分の一番よい状況をキープすること。自分が幸せじゃないと周りにも優しく出来ない。自分自身が幸せであることが第一で、
そこで初めて周囲に価値を提供できます。そのためにも、自分は本当に何をやりたいのか問い続けていくことが大切です」とアドバイスしました.
樋口さんは、こうしたリアルイベントでのトークセッションに初めて出演したこともあり、来場者との新たな出会いに感謝しつつ、「この縁を大切に、イベント後は皆さんとコミュニケーションしたいと思います」と呼びかけます。
最後に斎藤さんが「考えすぎずに、まずはやってみること、話してみること。それがたぶんいい生き方につながるはずです」と励まし、セッションは終了しました。

斎藤さんが運営する八ヶ岳の8MATOは、真夏でも涼しく澄んだ空気のなか、自然を堪能できるとのこと。自分の“らしさ”を静かな場所で追求するため、近々訪ねるつもりです。
執筆:岩崎 史絵
撮影:野村 昌弘