Bigbeat 2025.01.31 BEAT with Rock’n Roll ~どんちゃん騒ぎの宝船に乗って~
ビッグビートと言えば何を思い浮かべていただけるでしょうか。
BtoBマーケティング支援、イベント事務局、ハマロ、酒、ロック……
後半は企業のイメージとしてどうなの?というものもありますが、
“ビッグビートと言えば!”というもののひとつとして、“のねまん”があります。
のねまんこと野根まんじゅうは、かつては時の天皇陛下に献上されたなどの数々の逸話と歴史を持つ高知で100年以上愛されているお饅頭です。
※詳しくはこちら
そんな“のねまん”を創業当初から毎年お年賀としてお配りしています。
毎年、「待ってたよ~」と笑顔で“のねまん”を受け取ってくださる“のねまんファン”も年々増えているとかいないとか……そんなビッグビートのアイコン的存在です。
由緒ある“のねまん”を勝手に自社メルマガの名前に冠して「のねまん通信」などと謳っていたりもしています。
そんな“のねまん”も、配り続けて今年で約30年。
毎年恒例の“のねまん”ですが今年は一味ちがいます。
今期でビッグビート設立30周年という節目の年ということもあり、オリジナル包装紙での特別装丁の”のねまん”をお配りしました!
※どーーーーん!!!!
いつものシックで伝統を感じさせる装いとは180度違う、全体的にギラギラとした新年のおめでたさを全力で表しているこちらの包装紙。
この包装紙ができるまでには、本企画を進めたビッグビート広報部メンバーの人知れない涙ぐましい物語があったようです。
今回、特別版包装紙の制作を引き受けていただいた、ビッグビートをよく知る、ビッグビートOGのデザイナー、ハックルベリーの島貫さんはこう語ります。
※株式会社ハックルベリーさんのWEBはこちら
-今回、包装紙のデザインを手掛けていただくにあたり、どういったオーダーがビッグビートメンバーからありましたか?
島貫さん:
「ビッグビートらしさ」を表現してほしいとのリクエストがありました。
ビッグビートっぽいデザイン、と考えたときに「遊び心」は入れたいなと。
スマートさとかおしゃれさ、よりも少しひねった遊び心や、相手を驚かせるようなそんなデザインのイメージかなと思っていました。
さすがはOB・島貫さん。ビッグビートが3枚目な、ついつい全力でふざけがちな会社であることをよく知ってくださっています。そんな島貫さんのお力をお借りし、順調かに思えた包装紙制作。
しかし、ここで大きな問題に直面します。
30周年を迎え、様々な変化に挑戦していく2025年の意気込みを表す“ビッグビートらしい”のねまん特別Verの包装紙。
それに囚われるあまりに広報部メンバーは大事なことを忘れていました。
そう、これはあくまで『お饅頭の包装紙』!
これを受け取った人が、おいしそう!食べたい!と思ってもらえるものでなければ意味がないのです。
100年この味を守り続けていらっしゃる、「浜口福月堂」さんの名に、一点の影も落とすことは許されません。
そしてこのお饅頭をお配りするのは新年。もらった人たちの心が少しでも明るくなるような“めでたさ”も大事な要素です。
改めて、美味しいお饅頭、そして新年のご挨拶、30周年の節目、ビッグビートらしさ。
それらを表現するデザインとして、おめでたさの象徴・宝船や七福神などのモチーフなどが決まりました。さらにそれをイラストにすることで、ビッグビートらしくおしゃれ過ぎずクール過ぎない、そういった世界観を表現していただきました。
― 今回、イラストレーターさんに入っていただき1からオリジナルでのイラストを起こしてもらいましたが、どのようなオーダーをしていただいたのでしょうか?
島貫さん:
ビッグビートらしさを表現できるようなイラストレーターさんということで、Rockな作風も得意なイラストレーターさんにお声がけしました。イラストレーターさんのテイストと表現したい絵のイメージが合致して本当によかったです。スケジュールもタイトだったので、お受けいただけるかなと少し不安でした(笑)
イラストレーターさんには、イラストを描いていただくうえで、ワチャワチャと皆で楽しんで騒いでいるにぎやかな感じを出すこと、ひとりひとりの個性を表現してほしいということ、などをお伝えしました。
島貫さんの的確かつ正確なビッグビートに対しての高い解像度により、ようやくできあがった包装紙。
※神田明神の熊手と一緒に
宝船に乗っている七福神は、それぞれいつも持っている道具を、ギターやマイク、タンバリン、お酒などに持ち替え、ビッグビートらしいRockで遊び心満載な神様に。(そんな俗世にまみれたものを持たせてバチが当たらないかは少し心配)
年明け、社内でのお披露目を行った際には、社員から「いいね!」の声が飛び交い、広報部メンバーはほっと胸をなでおろしたといいます。
島貫さんからは最後にこんな言葉をいただきました。
島貫さん:
以前も年賀状のデザインなどをご一緒しましたが、ビッグビートは常に「変化」をメッセージの根底においている気がします。時代の流れにあわせて変化を続けていくその姿勢が、ビッグビートらしいなと感じました。
※紙もこだわった特別包装紙。校正を見ながらの打ち合わせにも気合が入ります。
変化をおそれず、常に波の高いほうへ進んでいく。
そんなイメージを荒波にも負けずに宝船の上でどんちゃん騒ぎをしている七福神に乗せて、
ビッグビートらしさを表現してくれた、とのことでした。
そうして出来上がり、皆様のもとへとお届けできた今年の“特別Verのねまん”
表紙こそいつもと違うものでしたが、中身は召し上がっていただいた通り、いつもの美味しい野根まんじゅうです。
たかが包装紙、されど包装紙。
こだわりを詰め込んで、代表ハマロからは「中身のお饅頭より高い包装紙」と揶揄されましたが、そんなことは結果オーライ、どこ吹く風!
仕事も遊びも全力投球、饅頭の包装紙にも全力投球するそんなビッグビートを、2025年もどうぞよろしくお願いいたします。
※のねまんと共に。島貫さんありがとうございました!
執筆・小塚