Bigbeat 2024.08.29 「社内会議」を楽しむ?!秘訣

 
ニシタイ編集部、小塚です。
ビッグビートではいろいろなイベントが随時開催されていますが、その中でも四半期ごとに行われる“全体会議”と呼ばれる少し憂鬱なとても重要な会議があります。
日ごろあまり振り返る機会のない自身の行動の棚卸をしたり、自分で設定した1年間の目標に対して今どの場所にいるのかを再認識したり、「こんなことを今がんばっている!」と皆にアピールしたり、そんなことをほかのメンバーの前で発表します。
若手社員のプレゼンや発表の練習の場にもなっているとか。
入社13年目、今でこそ、そこまで緊張せずに話せるようになりましたが、入社間もないころは緊張のあまり朝ごはんのおにぎりも1つくらいしか喉をとおらなかったような記憶があります。

そして個人の発表とは別に、もうひとつ重要な会議の目的として、3か月に1度全社で掲げた目標の進捗状況を社員皆で握り合う場ともなっており、
ビッグビートとしてより注力して取り組むことや目指す未来への理解を深め、解像度をあげていくための会議でもあります。
 

※濱口の話にみんな真剣に耳を傾けます。もちろん寝ている人なんていません(この時点では)


ビッグビートの“マカナイメシ”でもいちばんと言っていいほど経営に近いこのイベント。
毎年、その期の方向性によってもっとも適する精鋭たちが、企画メンバーに選ばれます。
 
例えばコロナ禍で先行きの見えないどんよりとした空気をぶち破って新しい風と勢いをもたらした年には若手のエネルギーにあふれたメンバーを、
コロナ禍で長らく続いたオンライン開催をオフラインに切り替え、心機一転で実施した年には、様々な環境で挑戦をしているメンバーを、
そして今一度初心に返って自分たちの足元をしっかりと見ながら堅実にお客様からの信頼を重ねていくことを目標としていたFY2024においては、
キャリアが長く様々な視点からものごとを見ることに長けた中堅以上のメンバーを。
”できれば選ばれませんように……”と願う声も聞こえるこの“全体会議企画メンバー”という難しい大役を、1年間やり遂げたFY2024のメンバーにその胸のうちを聞いてみました。
 
FY2024企画メンバー紹介:

・ビッグビートのサービスの核であるイベント事務局・B-Squareグループ(通称BSG)の次期リーダー、石川さん
・同じくBSGの期待のホープ、木下さん。
・営業8年目中堅の要、西尾さん。
・営業5年目、しゃべってまとめるバランサー樋口くん。

 
―全体会議の企画チームに選出された際の率直な感想を教えてください
(樋口)ついにきたか~!僕たちの代の誰かが入ると思っていたけど、4人いるうちの4分の1をひいちゃったなと思いました。
(木下)うわ、ちょっとめんどくさいな~というのが正直な気持ちでした(笑)

―FY2024は全体会議の名称を「コンパス会議」としていましたが、その意図やその名称に至った経緯を教えてください
(木下)そもそも名称を考えるというところでいろんな意見がでました。私は無くてもいいかとも思っていて、名称をつけるとどうしてもそこに引っ張られてしまうし、会議の目的や本質的なところがかえってわかりづらくなってしまうような気もしたので。でも名称をつけないと進まないという意見もあったので、企画メンバーで候補を出し合い、「コンパス会議」に決まりました。
(西尾)コンパス、というのは2つの意味があるんです。方向を指し示すコンパスと、軸足を持って円を描くコンパス。それが面白いと思ってこの名称にしました。会社としての指針を示す、そして自分たちの強み(軸足)をしっかり持って未来を描いていくという会議の目的にもすごく合っていると思っています。
 
―企画メンバーの中で役割を決めるうえで、難航しましたか?
(石川)特に役割は決めていなかったように思います。それぞれキャリアのあるメンバーなので、自分たちの得意なところをちゃんとわかっていて、「ここは得意だから自分がやろう」といったように自ら役割を買って出て、その得意分野が分かれていたのでうまく回っていました。
 
― リーダーのような立ち位置で取りまとめをしたのは石川さんと聞いていますが、苦労したことはありますか?
(石川)会議のコンテンツを考えるところはいろいろと難航もしました。
みんなの意見を取りまとめたり、話し合いの中で論点がずれてしまったときに流れを戻すような役割を担っていたけれど、メンバーの経験値が高いからこそ、課題ではなく施策、Howから入ってしまうことも多くあり、本質ではなく細部に目がいってしまうような話し合いになってしまったり、本質を伝えるためのコンテンツを作る難しさを痛感しました。
 
―全体会議を進めるうえでまず最初の関門は、全体会議で全社に浸透させたい会社の課題やメッセージを理解し、濱口社長と握りあうことかなと思うのですが、それについてはいかがでしたでしょうか?だれがそこのパイプラインを務めたのでしょうか?
(樋口)これは僕がやりました。なんか気づいたらそんな役割になっていました(笑)
でも社長からNOが出ることなくて、比較的スムーズに進みました。
ただ、やっぱり社長と話すうえで視点を同じにもっていくこと、会社のメッセージを正確に伝えるために言葉を選ぶことは大切だと感じました。
 
―濱口社長とのやりとりはあまり苦心されなかったということですが、会議のコンテンツを考えるうえで苦労したことはありますか?
(石川)今期は人を知ること、ビッグビートを知ること、この2つを大きなゴールとしてコンテンツを考えました。人を知ること、に対してはお互いのビジネス・プライベートにおいて“大切にしているものを知る”という意図でカードゲームを用いたグループワークを行ったり、大々的な懇親会を開催してコミュニケーションを促進してもらったり。
ビッグビートを知ること、については今期最も注力をしている「ASEANビジネス」についてのトークセッションを行ったりしました。
(西尾)苦労した、というところではどのコンテンツにおいても、参加したり聞いたりする人たちの解像度がばらばらだというところでした。
例えば、「ASEANビジネス」のコンテンツは、年次や関わり方によって事前知識も違うため、どのくらいの粒度でテーマを決めれば良いかが難しかったです。全員に伝えようとしたため、メッセージが全体的に浅くふわっとしてしまい、でもターゲットを絞るところまで振り切れず事前に情報の共有がもっとしっかりできていればそこの差が埋まったかもしれない、と少し後悔しています。
 
―全体会議の企画メンバーになることはある意味経営の一端を担う、参画することかと思いますが、企画メンバーの経験を経ての感想や考えの変化などはありますか?
(木下)参加側ではなく企画側に立つことで、会議の意図や会社のメッセージの理解度があがったように思います。あの時のコンテンツはこんな意味があったのかな~、なんて前の会議を振り返って思ったりもしました。あとは普段は案件でしか関わらない営業の人たちと一緒にプロジェクトを進める中で、営業部内のいろんな関係なども知ることができて面白かったです(笑)
(石川)企画メンバーになったことで、 1年中頭のどこかで全体会議のことを考えているような状態で、今期の目標が常に頭の片隅にあって、意識して過ごしたように思います。
参加者として受け身で会議に出ているのではなく、会社としての課題をしっかりと分かったうえでコンテンツをつくったり、発表をしたり聞いたりすると、今の会社や自分にとって必要なものが見えてくると感じました。
今回のメンバーは積極的に飲み会などはしたくないというようなメンバーでしたが(笑)、全社の課題が理解できているからこそ、最適解として懇親会を開催する、というようなアウトプットに至ったりもしました。ただ飲み会が好きだからではなく、そこに意味があるから実施を決めることができたかなと思っています。


※Q2全体会議より:部署や役職を超えて一緒のグループになったメンバーとお互いをより知るためのカードゲームを実施しました

 
※Q3全体会議より:ASEANビジネスについてのトークセッション。バランサー樋口君(写真右)が場を華麗にまわしています


※会議後の懇親会、乾杯時のひとこま

 
濱口社長の考えを理解するのがむずかしかった!なかなかOKが出ずに白熱したが繰り広げられた!みたいな答えを期待していたのですが、予想外にもそこはそんなに大変じゃなかった、という企画メンバー満場一致の答え。
全体会議メンバーも一員として、濱口社長とのパイプ役を任され、そこにとんでもなく苦心していた私は驚きでしたが(あんなにやりあったのは小塚さんだけだよ!byハマロ)、伝えたいメッセージを元にコンテンツを作ることは、経験値の高いメンバーをもってしてもなかなか難しいことだったといいます。
普段お客様のイベントをご支援する際、マーケティングご担当者のコンテンツづくりに苦悩される様子をよく目にしますが、その苦悩のほんの片鱗が見えた気がする、と営業のメンバーからはそんなつぶやきも聞かれました。

社内会議を楽しむ?!秘訣かはわかりませんが、より会議の内容を理解し意味のあるものにするには、企画側としてコンテンツにどうやって落とし込むのかを試行錯誤しながら会議の当事者として関わっていくことがいちばんなのかもしれません。
この記事を読んで、ぜひ企画側として会社をより深く理解するために立候補したい!!なんていう声が社員からあがればいいなあ・・・

しかしながら、9月からはじまるFY2025の全体会議は、すでに次の企画メンバーに襷が渡されています。
来期はついに30期目に突入する節目の1年になりそうです。
どのようなコンテンツにどんなメッセージを乗せるのか、次の企画メンバーの奮闘に期待を寄せて、全体会議本番を楽しみに待ちたいと思います!
 
 

 
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