社長コラム 2024.01.31 ライバルはのねまん

「好きな広告ビジネスを目一杯やって、出来たら少しばかりはお金を稼ぎたい」

30年ほど前、創業の頃は目の前の案件をとにかくたくさんやって、やって、またやって、食べていくのに精一杯でした。
(今もそんな感じですが…)

起業から2〜3年した頃、どんな会社で在りたいのかを考えるようになりました。

・長く続く会社でありたい(ツブれたら嫌)
・Bigbeatがなくなったら困るのよ!といってもらいたい(存在意義)
・何代も永く愛される街のレストランみたいな感じがいい(文化が大切)
・人が生まれ育つ街のような会社になりたい(Home)

考えれば考えるほど、売上とか規模感よりこちら側に傾いていったのです。

『広告ビジネスを全力で楽しむことで
 私たちに関わる全ての人たちの未来が
 より自由でもっと豊かになっていくことに
 少しでも役立って
 Bigbeat いいね!って存在になる。
 結果、100年続く会社になる!』

そう決めたのは創業から5年ほど経った頃、ちょうど新卒の採用を開始した直後です。新卒採用の会社説明会の際、つい調子に乗って出た言葉かもしれません。お調子もんの広告屋の言いそうなことですが、まあまあ本気で、ずっとそう考えて経営してきました。

100年続いている企業は、戦争や関東大震災みたいなひどい災害、そして疫病や周期的な大不況も経験しています。300年も続いているところは、さらにはチョンマゲ時代の飢饉や一揆、明治維新みたいな世の中ひっくり返るほどの事態も乗り越えているわけです。

その時代の政治に逆らうことなく、とは言えお上を盲信することなく、自分たちの信じることを貫いているからこそ永く続いているのでしょう。その拠り所を企業理念と言ったり、最近はパーパスなんて言い方も流行りですね。呼び方は違えど自社があるべき拠り所、真ん中、芯の部分だと考えています。

その拠り所に基づいて産み出される製品やサービスが、関わった人たち、社会から『なくなったら困るのよ!』と支持され続けた結果が50年、100年と言う歴史を創ります。

いくら立派な起業理念、パーパスを掲げ社長室に飾ったところで経営者自身が率先して体現しなくてはなんの意味もないし、仲間たちが賛同して行動してくれることで企業文化が創られ、継続する事で文化はより強くなります。

その文化を関わった人たちが支持してくれて企業は続いていくのだなぁ
と、このお饅頭を食べながらシミジミ思いながら2024年がスタートしました!

 

Bigbeat創業期の頃から、こちらのお饅頭を関わる皆々様に年始のご挨拶代わりにお持ちしております。最初は数十個くらいでしたが、600個くらいに増えました。

浜口福月堂の野根まんじゅう!(人呼んで、のねまん)

野根とは高知県の東のはずれの町(村?)で、要はそこの饅頭です。明治維新頃の創業なので、150年近くこの饅頭一筋(1種類しかない!)で商売を続けておられます。

「本年がより自由でもっと豊かになりますように!」との想いを込めて饅頭を配ってまわる、、、そんな最先端のナウイ広告会社であり続けます!



のねまんに追いつき追い越せ!

のねまんたろう(ハマロ改め)
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