社長コラム 2023.05.25 ハマロ還暦、自分探しの旅

いくら探しても旅先で何かを見つけるのは難しい!
出会いたい自分には会えない!


そんなことにはだいぶ前に気づきました。けれど旅はもう40年も続けております。


20歳の時に初めて行ったアメリカ、特にニューヨークでの経験からもっと世界を見たいと感じました。
留年が確定して頼みの綱であった奨学金が打ち切られ、他にも色々重なりかなり苦境に陥った年。
同級生の就活を横目に『これはインドに行くしかない!』と現実から逃避して自分探しの旅に出ました。

そこに行けば何者かになれるかもと3ヶ月も探してみましたが、インドにもネパールにも周辺諸国にも出会いたい自分はいませんでした。

それでも『書を持って旅に出よ!』と自身を焚きつけ、若い頃はアジア、だいぶジジイになった最近はヨーロッパの国々をはじめ、ちょいちょい旅しております。会社の仲間たちにも『書を持って旅に出よ!』と、セッキョージジイになることも度々です。

関連記事:『Think Local & Go Global !』 ― 書を持って旅に出る!


実は私、狭い空間や乗り物が嫌いで、枕が変わると寝られない根っからの小心者です。
お腹もすぐ壊すし、行く前に心配で具合が悪くなるほどです。

「インドで修行してくる、3ヶ月だ!」と友人にふれ回ったものの、経由地バンコクの安宿でだいぶ心細くなり
「帰えろう! でも恥ずかしいから、しばらくシモキタのアパートで隠れとこう。。。」
と膝小僧を抱えてました。


あれから40年、そこそこ数多くの旅を経験してきましたが、今でも同じような心細さを感じるし緊張感は変わりません。まあまあのお金と労力、時間を費やして旅をしても出会いたい自分はいないし、周囲からは『あいつまた遊びに行ってる!』と思われるし。そんならやめとけば!とも思いますが、まだまだやめる気持ちにはなりません。

先日も2週間ほど旅をして参りました。そんな旅についてのコラムを書きたいと思います。

数年前から『還暦の誕生日は、まだ少しある髪を金髪にして、パリかニューヨークかロンドンかで迎えるのだ!最低ひと月は暮らしてみよう!』と妻に宣言しておりました。あとは金髪にして旅立つだけの準備と手配をしておりましたが、還暦の年はコロナくんに邪魔され断念しました。

今回金髪はやめましたが、このGWの前後を延長してフランスはパリで2週間ほど暮らすような旅をしてみました。

 

ハマロ、おフランスへ



なんせ初めての国なのでそんな偉そうなことは書けませんが、この旅で感じたかったのは

本当にフランスってオシャレか?
偉そうな感じなのか?
料理はほんまに美味しいのか?
なぜ世界一海外から観光客が来いのか?


などなどです。


フランスの人口は6千数百万人、日本の半分ちょいくらい。そこに人口をはるかに超える9千万人近い(コロナ前)海外観光客が押し寄せます。

ヨーロッパは地続きでそりゃ行きやすいでしょう!とは言え、日本であれば1億5千万人(今の5倍くらい!)の海外観光客で賑わう感覚です。その様は行く前はとても想像がつかなかったのですが、確かにパリだけではなく、街はどこもかしこも観光客で溢れ返っていました。

きっと何十年にも渡り国策としてこの状況を創りだしたのでしょう。空港や駅そして移動手段とホテルなどのハード面のインフラは凄まじいほど充実しています。(トイレ事情は除く)さらには観光に関する情報提供などのソフト面も素晴らしく感じました。

この10年ほど、我が国もインバウンド政策に注力し、2000年初めには500万人以下だった海外観光客はコロナ前の2018年には 3000万人を超えました。これは我が国のインバウンド政策の成果であり、おそらくコロナ禍のあとはさらに加速させる目論見でしょう。

個人的には、インバウンドの成果の指標を人数中心に計画して増やすのは反対です。確かに経済効果には手っ取りいし、雇用も多く産み出すけれど、私たち日本人が大切にしたい多くのことを壊すような気がするのです。さらに言えば、この円安で『日本ってイイね!安心安全だしビックリするくらい安いの!』的な評判になることにはさらに猛反対です。

できたら、『遠くてとても高いけど、とても素晴らしいの、アメージング!』と感じてもらえるように、より価値が高く何で選ばれるかを重要視したマーケティング的発想で考えるべきだと思うのです。あ、我が国のインバウンド政策について語るコラムではないのでこのくらいにしますね。

おフランスの話に戻ります。

 

パリジャンを目指してみる!

そんなおフランスはパリでの滞在記を少し語らせてください。国に、“お” つけるのってフランスくらい?(笑)まあそれだけ憧れるのでしょう。僕もそうでした。

確かにカッコイイ人が多い!どうひっくり返っても勝てないなぁ、と思えるような!

ご同輩、先輩達のとてつもなく洒落たジジイ達
通りで大きく投げキッスする大先輩のご婦人(リアル投げキッスを初めて見た)

若い方々だけではなく、老若男女カッコイイ。とてつもなくカッコイイ普通の人がちょいちょいいるように感じました。



さらには、どこに行っても大聖堂やお城など歴史的建造物に美術館の数々。もう結構です、十分です、勘弁してください!くらいな感じの街並みが続きます。まるでフランス料理のごとく、前菜をたっぷり食べて、メインがきて、さらに山盛りデザートのように、見るもの、出会う人、あらゆる文化に胸焼けするくらいの凄さでした。


(デザートのライスプディング。めちゃうまいが、ほとんど食べられず)

その胸焼け度と言えば、これまで訪ねたヨーロッパの国々においてはダントツだと思います。ハマロ常用のタケダ漢方胃腸薬では立ち行かず、ガスター10が必要なレベルでした。

 

この旅でやってみたかったこと(☆印は私的憧れ&難易度)



ホテルではなくアパルトマン借りる ☆☆☆



早朝に焼きたてのパンを買って自炊朝食 ☆



(マーケティング部の多田ことパインくんが1泊3日でパリにやってきた!一緒に朝食を食べました


一張羅はりこんで洒落たレストランでディナー ☆☆



(このタコアシ1本、55ユーロ=約8200円)


ストリートミュージシャンをやる ☆☆☆☆

(近所の公園でギター弾いてたら「クラプトンみたい!クラプトンもっと弾いて!!」と言われリクエストに応えるが、ちょいしくじるハマロ。でもご夫婦は一緒に歌ってくれた)


山間の名も無い村々をドライブ ☆☆☆

(イキってスポーツカーを借りたものの、ちょいブッつけて引っ張って直そうとするハマロ)


モナコのF1グランプリのコースをスポーツカーで飛ばす ☆☆☆☆☆



パリを拠点にあっちゃこっちゃ出歩きました。車を借りて隣国(スペイン、イタリア)へもドライブしました。どの国もそうだと思いますが、パリ=フランスではないですね。田舎の小さな街、村、景色はパリ以上に惹かれる所も多い気がします。

この旅で数々の楽しい修行をこなした感想は「これは確かに憧れるなぁ」でした。生まれ変わったら、カッコイイ・パリジャンになりたいと少しだけ思いました。くたびれそうだけど。


そうそう、行きの飛行機は成田空港から、あれフランスってこっちか?って思うほど右に勢いよく飛び出しました。ゴルフで言えばプッシュアウトかシャンクくらいの感じです。



北極海あたりの真っ白な白い山々の上を飛び越えパリに着いた時には「やっぱ地球は丸いのね」と実感しました。帰りは違う黒海方角に。そのあたりは去年からニュースでちょいちょい見る都市の名前(キーウ、オデッサなど)もモニターに。こんな近くで戦争が続いてるのか、と複雑な思いになりつつ、ゴビ砂漠や中国、朝鮮半島の上を飛んで羽田に着きました。



狭い地球の、ただでさえ遠いヨーロッパがこの戦争でもっと遠くなってます(ロシアの上を飛べない)。どうぞ1日も早くHappyな未来になりますように!とお祈りしつつ帰国の途につきました。

 

おフランスのトイレ事情

お洒落ですごい文化やインフラがありながら、トイレ事情は極めて乏しいと感じました。今や東京ではほぼ見ることのない、いわゆる“立ち●●●”に3度も遭遇。となると悪臭もする。パリのレストランでも便座のないトイレも珍しくありません。

「これはマリーアントワネットとかの時代から引き継いだ文化か?」と笑いました。

20歳の頃のインド旅行で体験した、入り口のドラム缶の水を手桶ですくい左手で洗うタイプや、さらにはトイレそのものが無い宿(裏の林で用をたす)の驚き、そして中国の“個室なし!みんな一緒トイレ”を経験した際の衝撃と、ある意味匹敵する感覚を、おフランスで受けました。ちなみにワン(犬)チャンのトイレ事情もそんな感じです。道を歩く際には●●●を踏まぬよう注意です。

この文化度の高さとの落差は、イギリスの食文化事情と同じくらいの謎です。きっと他のことに注力しすぎてこちらに意識がいかないまま「ま、イイか!」って感じなのですかね?(笑)

 

書を持って旅に出よ!

旅は経営の感覚に似ていると思います。プランは楽しいけれど、予定通りにいかないし大変な目にあうことも多々ある。どこまでいけるのだろう?もうやめてお家に帰りたい!と思うことも実は度々あります。でもなぜかやめられないのです。

さて、次の自分探しの旅は

アメリカの東側、キーウエストからNYまでデカイアメ車で走破する
アフリカの草原をランドクルーザーで駆け回る
北イタリア側から鉄道で入りアルプスの山々を歩いてスイスへ
20歳の頃と同じルートでインドをまわる
それから。。。!


人生の残り時間考えると少し足りない?くらいワクワクな旅をしたいなぁ、と思っておる次第です。
出会いたい自分にもまだ出会えていないしね!


(セーヌ川越しのエッフェル塔を背景にオンラインミーティングと称して仕事するふりのハマロ)
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