社長コラム 2020.12.24 2020年を振り返って
2020年はオリンピック開催もあり、輝かしいワクワクする年になるはずでした。
私どもBigbeatは1995年創業ですので、四半世紀25年の節目の年でもありました。
そんな2020年、私たちは誰も予想しなかった困難と闘っています。少し未来に振り返れば、2020年は1868年(明治維新)や1945年(終戦)に近いインパクトを持った変化の年になって欲しいと思います。いや、変化しなくてはなりません。それは従来の価値観にとらわれない、より豊かで、より自由な未来への変化です。例えば、東京一極集中ではない豊かな地方の在り方や、従来型のヒエラルキーや偏差値などで自らの未来を選択しない自由な生き方、働き方だと思います。2020年をそんな転換点にすることは、今を創る私たちの責任であり、そのために与えられた困難であろうと思い、なんとか踏ん張って年の瀬を迎えております。
私たちのビジネス周辺の話題をすれば、マーケティングの中でもBtoBマーケティングはコロナ禍において、間違いなく加速的に進化しました。カバンの中に(いやPCか、今日日は)製品カタログや企画書の類を詰めて、電話でアポイントを取って客先を訪問してオーダーをいただくような営業スタイルは、コロナ前すでに減ってはいたものの、それでもまだ会社に居れば一日何十件という営業電話を受けていました。(ほとんど出ませんが)
コロナ禍がこの日本伝統のBtoB営業スタイルの最後の砦(?)を吹き飛ばしてしまいました。私はマーケティングを簡単に定義すれば「選ばれること」だと考えております。自社のサービス、製品が顧客に選ばれる、選ばれ続ける戦略がマーケティングです。それは経営の最高の機能であるべきですが、日本の多くのBtoB企業においては、強い製品力と強力な営業部隊が最高の機能(組織)として君臨し続けてきたのですが、2020年でそれは終焉を迎えるはずです。
企業は「売り込み」に注力するのではなく、「選ばれること」例えば確度の高い引き合いを発生させることに投資を加速させました。マーケティングが機能し、生産性が飛躍的に向上する転換点は想像もしない原因(コロナ)によってもたらされたのです。(と未来に振り返りたいという自身の希望も込めて)
従来はオフラインで集まっていた全社会議も、配信形式に
「それだけがマーケティングではないよ!」とマーケティング村の長老から叱られそうですが、これをマーケティングとして始めることも、まずは必要であると思います。
事実、夏前くらいからでしょうか、オンラインセミナー、イベントが大量に開催されました。BtoBマーケティングのツールの紹介イベントも数多く開催されています。このようにビジネスツール(IT)を加速的に広めようと投資が活発になる時は周辺業界を含めて変革のチャンスです。
と、偉そうな事を申してきましたが「ハマグチのところはどうなんだ?」との声も聞こえそうなので、当社の取り組んできた事、これからやろうとしていることにも触れたいと思います。当社はBtoB専業の広告会社です。具体的なリードを取るための施策のお手伝いが多いので、展示会やカンファレンスイベントなどLIVE型のプロモーションがビジネス(売り上げ)の7割を越しておりました。2月からここまで、これらのLIVE型のイベントの90%は中止となりました。3月には原則在宅勤務、4月からはオフィスを閉めて出社禁止そしてクライアントさんへの訪問もお断りするようにしました。
この得体の知れない敵(コロナ)から徹底的に逃げるためです。緊急事態宣言下、オンラインでヨガレッスンなどを主宰しつつ、この危機との戦いを模索しました。7割の売り上げが無くなった訳ですから、これは経営危機です、大ピンチ!
3月にコロナウィルスの拡大によるオフィス閉鎖のため、入り口に掲載されたポスター
ピンチの時には(経営もプライベートも)気をつけていることがあります。
それは苦しい時、ピンチの時は、あれやこれや手を出さす一つに絞ること。そして、そんな時こそギブすること!つまり「自分たちが提供できることは何か?」です。
この自分自身が戒めていることを実行していきました。経営でもプライベートでも苦しい時、ピンチな時はついついあれやこれや手を出してしまいがちだし、ついついテイク、つまり他に依存しがちになる(自分自身)性格であるからこそ気をつけています。
私たちのような広告会社にできること、それは「場を提供すること!」です。できたら少しでも未来の役に立つ場を作ることです。
具体的には、「KODOU」というオンラインイベントのプラットフォームを自社開発して、運用のサービスを付けて提供を開始しました。また、自社内にスタジオを設営し収録配信機材を取り揃えてオンラインイベントを作るための場を準備しました。「Rockup! Studio」と命名しました。そして、8月初旬に「Bigbeat LIVE」という自社主催のイベントをオンラインで5日間開催をいたしました。5日間で50人以上の皆様にご登壇いただき、暑い夏をさらに熱くするイベントの開催となりました。「KODOU」「Rockup! Studio」「Bigbeat LIVE」という「場」の提供を50名の仲間たちと一丸となって推進できたことで、「コロナに負けていられない!」という気持ちと、そのために何をすれば良いのかが明確になりました。
あと、これはビジネスではありませんが、ZOOMを利用したオンラインヨガを4月からずっと主宰しております。特に緊急事態宣言下の5月の連休は1週間毎日開催し、お取引先の皆様も含め多くご参加いただきました。集客、配信、そして参加者に少しでもご満足いただけるオンライン上の運営面の学びの場になり、もちろん自分自身の健康にも役立ちました。
コロナが日本企業の経営を直撃し、BtoBマーケティングにも大嵐を巻き起こしました。前にも述べましたが考え方によっては、これは未来への変化のためには大変なフォローの風でもあるわけです。広告会社もBtoB企業です。自社のマーケティング戦略が自らが定義した「マーケティングとは経営の最高の機能である。それは選ばれる、と言う機能!」をもちろん当社の経営において実践して参ります。そしてマーケティングをより効果的に推進する最重要な技術としてデザイン力があります。私はデザインとは「人のアイデアに生命を宿らせる仕事!」だと定義しております。自社のデザイン力を高める事は自社のマーケティング戦略の実現のために必須ですし、広告会社としてはクライアントサービスの1丁目1番地となります。これはオンラインでもオフラインでもイベントでもなんでも同様で、「そのイベントは誰の何のために必要で、その実現のためにはどんな設計(デザイン)となるのか?」をしっかり真ん中に据えて進行することです。
2021年はさらにここを掘り下げたサービスを提供して参る所存です。
「コロナに負けない!」2020年のこの困難の日々を未来への変化の糧にして、またチョー密なLIVEイベントをやって、仲間たちと最高にうまいビールで乾杯できる、そんな日常まで踏ん張って参ります。
私どもBigbeatは1995年創業ですので、四半世紀25年の節目の年でもありました。
そんな2020年、私たちは誰も予想しなかった困難と闘っています。少し未来に振り返れば、2020年は1868年(明治維新)や1945年(終戦)に近いインパクトを持った変化の年になって欲しいと思います。いや、変化しなくてはなりません。それは従来の価値観にとらわれない、より豊かで、より自由な未来への変化です。例えば、東京一極集中ではない豊かな地方の在り方や、従来型のヒエラルキーや偏差値などで自らの未来を選択しない自由な生き方、働き方だと思います。2020年をそんな転換点にすることは、今を創る私たちの責任であり、そのために与えられた困難であろうと思い、なんとか踏ん張って年の瀬を迎えております。
私たちのビジネス周辺の話題をすれば、マーケティングの中でもBtoBマーケティングはコロナ禍において、間違いなく加速的に進化しました。カバンの中に(いやPCか、今日日は)製品カタログや企画書の類を詰めて、電話でアポイントを取って客先を訪問してオーダーをいただくような営業スタイルは、コロナ前すでに減ってはいたものの、それでもまだ会社に居れば一日何十件という営業電話を受けていました。(ほとんど出ませんが)
コロナ禍がこの日本伝統のBtoB営業スタイルの最後の砦(?)を吹き飛ばしてしまいました。私はマーケティングを簡単に定義すれば「選ばれること」だと考えております。自社のサービス、製品が顧客に選ばれる、選ばれ続ける戦略がマーケティングです。それは経営の最高の機能であるべきですが、日本の多くのBtoB企業においては、強い製品力と強力な営業部隊が最高の機能(組織)として君臨し続けてきたのですが、2020年でそれは終焉を迎えるはずです。
企業は「売り込み」に注力するのではなく、「選ばれること」例えば確度の高い引き合いを発生させることに投資を加速させました。マーケティングが機能し、生産性が飛躍的に向上する転換点は想像もしない原因(コロナ)によってもたらされたのです。(と未来に振り返りたいという自身の希望も込めて)
従来はオフラインで集まっていた全社会議も、配信形式に
「それだけがマーケティングではないよ!」とマーケティング村の長老から叱られそうですが、これをマーケティングとして始めることも、まずは必要であると思います。
事実、夏前くらいからでしょうか、オンラインセミナー、イベントが大量に開催されました。BtoBマーケティングのツールの紹介イベントも数多く開催されています。このようにビジネスツール(IT)を加速的に広めようと投資が活発になる時は周辺業界を含めて変革のチャンスです。
と、偉そうな事を申してきましたが「ハマグチのところはどうなんだ?」との声も聞こえそうなので、当社の取り組んできた事、これからやろうとしていることにも触れたいと思います。当社はBtoB専業の広告会社です。具体的なリードを取るための施策のお手伝いが多いので、展示会やカンファレンスイベントなどLIVE型のプロモーションがビジネス(売り上げ)の7割を越しておりました。2月からここまで、これらのLIVE型のイベントの90%は中止となりました。3月には原則在宅勤務、4月からはオフィスを閉めて出社禁止そしてクライアントさんへの訪問もお断りするようにしました。
この得体の知れない敵(コロナ)から徹底的に逃げるためです。緊急事態宣言下、オンラインでヨガレッスンなどを主宰しつつ、この危機との戦いを模索しました。7割の売り上げが無くなった訳ですから、これは経営危機です、大ピンチ!
3月にコロナウィルスの拡大によるオフィス閉鎖のため、入り口に掲載されたポスター
ピンチの時には(経営もプライベートも)気をつけていることがあります。
それは苦しい時、ピンチの時は、あれやこれや手を出さす一つに絞ること。そして、そんな時こそギブすること!つまり「自分たちが提供できることは何か?」です。
この自分自身が戒めていることを実行していきました。経営でもプライベートでも苦しい時、ピンチな時はついついあれやこれや手を出してしまいがちだし、ついついテイク、つまり他に依存しがちになる(自分自身)性格であるからこそ気をつけています。
私たちのような広告会社にできること、それは「場を提供すること!」です。できたら少しでも未来の役に立つ場を作ることです。
具体的には、「KODOU」というオンラインイベントのプラットフォームを自社開発して、運用のサービスを付けて提供を開始しました。また、自社内にスタジオを設営し収録配信機材を取り揃えてオンラインイベントを作るための場を準備しました。「Rockup! Studio」と命名しました。そして、8月初旬に「Bigbeat LIVE」という自社主催のイベントをオンラインで5日間開催をいたしました。5日間で50人以上の皆様にご登壇いただき、暑い夏をさらに熱くするイベントの開催となりました。「KODOU」「Rockup! Studio」「Bigbeat LIVE」という「場」の提供を50名の仲間たちと一丸となって推進できたことで、「コロナに負けていられない!」という気持ちと、そのために何をすれば良いのかが明確になりました。
あと、これはビジネスではありませんが、ZOOMを利用したオンラインヨガを4月からずっと主宰しております。特に緊急事態宣言下の5月の連休は1週間毎日開催し、お取引先の皆様も含め多くご参加いただきました。集客、配信、そして参加者に少しでもご満足いただけるオンライン上の運営面の学びの場になり、もちろん自分自身の健康にも役立ちました。
コロナが日本企業の経営を直撃し、BtoBマーケティングにも大嵐を巻き起こしました。前にも述べましたが考え方によっては、これは未来への変化のためには大変なフォローの風でもあるわけです。広告会社もBtoB企業です。自社のマーケティング戦略が自らが定義した「マーケティングとは経営の最高の機能である。それは選ばれる、と言う機能!」をもちろん当社の経営において実践して参ります。そしてマーケティングをより効果的に推進する最重要な技術としてデザイン力があります。私はデザインとは「人のアイデアに生命を宿らせる仕事!」だと定義しております。自社のデザイン力を高める事は自社のマーケティング戦略の実現のために必須ですし、広告会社としてはクライアントサービスの1丁目1番地となります。これはオンラインでもオフラインでもイベントでもなんでも同様で、「そのイベントは誰の何のために必要で、その実現のためにはどんな設計(デザイン)となるのか?」をしっかり真ん中に据えて進行することです。
2021年はさらにここを掘り下げたサービスを提供して参る所存です。
「コロナに負けない!」2020年のこの困難の日々を未来への変化の糧にして、またチョー密なLIVEイベントをやって、仲間たちと最高にうまいビールで乾杯できる、そんな日常まで踏ん張って参ります。