Bigbeat 2025.02.28 会社はステージ、主役は自分! 等身大のビッグビートを知って選んでもらうための採用活動とは。
設立当初から、世の中の大きな変動にも負けずにビッグビートが続けてきたことがあります。
それは新卒採用。50名規模の会社で毎年新卒採用を行っているのは、世間から見ると少し珍しいかもしれません。
ビッグビートが新卒採用を毎年続けるのは、「社会に属する機関としての責任(役割)」であると代表の濱口は言います。
若い学生の皆さんが、やりたいこと、実現したい夢を持って働くステージを決める。
そのための選択肢をつくることは、社会を回す一員としての意義でもあるというのがビッグビートの想いです。
そんなわけで、今年も新卒採用はじめました。
毎年試行錯誤しながら続けている新卒採用ですが、今年も様々な想いのもとプロジェクトが進行しています。
中心となって進める2名、指揮役である大滝取締役と、新卒採用担当の青木さんに2026年度の新卒採用についてお聞きしました。
― 今年度より、“人財強化”に取り組んでいるとお聞きました。具体的にはどのようなことに取り組んでいるのでしょうか。
大滝:
ビッグビートのビジネスは人ありきだと思っています。
ビッグビートのサービスと共に、お客様との顔になる営業やそれを支える社内のスタッフすべてがビッグビートの商材であり、財産であると思っていて、そこに価値を感じてお仕事をいただけているのだと考えています。
だからこそ、その人財を強化することにもっと投資をしていこうと決めました。
具体的には、今まで人事責任者が一手に担っていた、新卒採用、中途(キャリア)採用、ASEAN関連の採用、そして社内の教育制度や評価制度などを、それぞれ分担し役割を決めて、取り組んでいかれるような体制にしました。
外部の専門家の力もお借りし、今まさに社内の変革に努めています。

誰よりも笑顔で!をモットーに社内変革に取り組む大滝取締役
― 今回はその人財強化戦略の中のひとつ、「新卒採用」についてお聞きしたいと思います。
「新卒採用」は青木さんが抜擢され担当をされているということですが、なぜ「新卒採用」にチャレンジしようとしたのでしょうか?
青木:
抜擢というより、流れだったというのが正しいかもしれません(笑)
2022年に新卒採用のイベントに関わったのがきっかけで、新卒採用マカナイメシ担当のような役割をずっと続けてきました。毎年採用活動に関わっていく中で、“ここをもっとこうしたい!”という自分なりの想いがでてきたんです。そんな経験則なども含めて、採用を今以上に盛り上げていきたいと思い、「新卒採用」を中心となってやっていくことを決めました。

気づいたら採用担当になっていた!と笑顔で話す青木さん
― 今年は採用プロジェクトの形態も大きく変えたと聞きました。どういったところを変えたのでしょうか。
青木:
先ほど言った、“ここをもっとこうしたい!”と思ったことのひとつが、新卒採用を、採用イベントありきのマカナイメシと括らないほうがいいのではないか、ということでした。
ビッグビートでは、社内の様々な行事やイベントをマカナイメシと呼んでいて、採用活動もマカナイメシのひとつであり全社で取り組んでいます。
(※)マカナイメシについて詳しくはこちら
今までは毎年3月に開催する新卒採用イベントの実施をひとつの大きな目標として、社内でマカナイメシチームを組んで採用活動をしてきました。マカナイメシチームには学生の皆さんと歳が近い年次の若いメンバーに入ってもらい、求める人物像や採用フローなどを都度メンバーと話し合いながら決めていました。
しかし、そうしたプロジェクトの形態だと、どうしてもイベントを軸としたスポット的な採用活動となってしまうこと、毎回メンバーも変わるため採用の経験やノウハウの引継ぎが大変なことなどに疑問を感じていました。
そんな想いから、今年は“イベント実施を軸とした採用活動”ではなく、“人財強化をゴールに見据えた採用プロジェクト”として年間を通して私が中心となって進めることになりました。

昨年の採用イベントの様子
― これまでの新卒採用で目指してきたものと、そこから感じたギャップはありますか?
大滝:
もう何年も前から、ビッグビートの採用の土台となっているのは
① 自分たちより優秀な学生を採用しよう
② 出来るだけ裏表のない素の自分たちを見てもらおう
この2点です。
優秀な、というと語弊があるかもしれませんが、偏差値などの数値というわけではありません。
ビッグビートの経営理念でもある「関わった全ての人がHappyを感じる!」にもあるように、“自分や、自分のまわりの人たちのHappyのために動ける人、考えられる人”という意味合いも含まれます。
そしてそういう人たちが、変に飾り立てることなく正直に伝えた当社の仕事に魅力を感じて一緒に働きたいと思ってくれる、それがここ数年変わらずに採用において目指してきたことです。
そんな採用活動の成果で、毎年多くの優秀な学生さんと出会え、縁あってビッグビートに入社をしてくれています。
一方で、残念なことに様々な理由からビッグビートを離れてしまう人もいます。その理由が以前とは変わってきているような気がして、そこに採用側と学生側とのギャップがあるように感じています。
ビッグビートを離れてしまう理由として、「ここにいる理由」、つまりは「このビッグビートというステージにいる理由」にズレがあるのではないかと思っています。
それは入社時に思い描いていた働き方と、実際に働いてみたときのイメージのズレであったり、自分の目標や夢を実現するステージがここではないのではないかと思ってしまった際のズレ。
そのズレが生まれる要因としては、まだまだ私たちが自分たちの仕事や想いを正確に伝えきれていないところにあるのではないかと感じています。
― ズレをなくしていくためには、ビッグビートのビジネスを正確に伝えることや会社としての想いに共感してもらうことが大切だと思いますが、「ビッグビート」という会社のことを伝えるうえで難しいことはなんですか?
青木:
今年で入社5年目になりますが、仕事にも慣れ、会社の皆さんとも関わる機会が増えて色々なことが見えるようになってきました。ただ、それでもビッグビートが大切にしている想いを言葉で伝えるのはとても難しいです。
マカナイメシにしても、学生さんからしたら伝え方次第で理解ができない文化のように感じてしまうこともあると思います。
文化は大事だし続けていかないといけないと思う反面、それは強制されるものでは無いと思うので、どう伝えていくべきかを今一番苦心しています。
あとはBtoBマーケティングという言葉自体が学生の時にはあまりなじみのない言葉だと思うので、具体的にビッグビートのビジネスをイメージしてもらうためにはどのようなコンテンツにすべきかも大きな課題のひとつです。
― 具体的には、どのようにその難しいことを伝えていく工夫をしているのでしょうか?
青木:
具体例でいうと、来月の3月19日(水)に学生さん向けの企業セミナーを企画しているのですが、そこでのプログラムを例年と大きく変えました。
今までは企業文化にフォーカスしたり、”今”の会社について話すことが多かったように思います。
しかいし今年の企業セミナーでは、
①広告やBtoBマーケティングについてや、業務内容をより詳しくお話すること
②会社としての今後のビジョンや、社員ひとりひとりのキャリアの可能性など未来についての話を伝えること
この2点を特に重要視しています。
会社の雰囲気や働く先輩社員を見て入社を決めてくれたけれど、実際に業務にあたった際にそこにギャップが生じてしまう……といったようなことをなるべく減らしたいと思っています。そのためにはビッグビートのビジネスを多角的に細かく見てもらい、学生さんのやりたいこととマッチしているかをしっかりと見極めてもらいたい。なので今回の企業セミナーでは、昨年までは会社紹介の中のひとつとして話していた業務紹介をひとつのコンテンツとして設計しなおし、そこに一番時間を割いています。

3月19日開催Bigbeat 企業セミナー:詳細はこちら
― ビッグビートが新卒採用を続けることをどう思いますか?
大滝:
もちろん賛成です。人は企業にとって、ことビッグビートにとっては生命線だと思っています。人への投資は、事業への投資に直結するし、人がいなくては事業は成り立たない。社会への責任として、企業の生命線として今まで同様これからも続けていくつもりです
青木:
これからも続けたいと思います!1年目の新入社員たちが「初受注した」なんてニュースを聞くと、ものすごく嬉しくなります。自分自身が採用に携わっていたからこそ、その採用を経てビッグビートへの入社を決めてくれた新卒の皆さんが活躍している姿を見ると、喜びもひとしおです。
これからも新卒採用を続けていきたいと即答したおふたりでした。
最後に、新卒採用を続けた先に思い描く会社や組織はどんなものですか?との質問に対する、
たくさんの新しい力が加わることで、勢いのある会社にしたい。新入社員の新規案件受注!なんていう速報が流れたりすると「負けてらんねえ」と思う。そんな「負けてらんねぇ」がたくさん飛び交い、より良いサービスにつながって「ありがとう」をもらう。そしてビジネスの成功を祝ってオフィスでカンパイする。
そんなシーンをたくさんつくりたい。若い人たちがどんどんでかい顔をするような会社でありたい。
という大滝取締役の言葉でインタビューを締めくくりました。
会社はステージ、主役は自分。
自分たちの人生のステージのひとつにビッグビートを選んでくれる主役たちのために、まさに今トンカントンカンとより長く輝き続けてもらうためのステージづくりがはじまっているようです。
取材・執筆/小塚