社長コラム 2024.09.26 48年目のホンキートンク!
私の故郷、高知の夏と言えば「よさこい祭り」が有名ですが、もう一つ「高知街ラ・ラ・ラ音楽祭」というイベントがあります(以下、ラララ)。
ラララは、ロックやフォークにジャズ、沖縄民謡などオールジャンル&中学生から還暦過ぎのベテランが参加するオールジェネレーションによる野外音楽祭です。
(引用:高知街ラ・ラ・ラ音楽祭Facebookページより)
当日は市内にたくさんのステージが用意され、高知の真ん中にあるはりまや橋あたりから高知城まで20分ほど歩く間にも、サウンドが途切れることなく響いてきます。
高知の繁華街のあっちこっちで老若男女、様々なジャンルで自由な形で音楽を楽しむ!
これは実に高知文化らしいイベントです。よさこい祭りもそんな感じですね。
2002年にラララが始まったキッカケは、高知の街の中心部にもっと活気を取り戻したいという思いと、その年開催された「よさこい高知国体」で高知を訪れる方々への歓迎の気持ちからだったそうです。
1回目は5会場48バンドで開催されました。それから参加数も増え、ラララは高知の夏の名物イベントして成長してきました。
街中で丸一日開催の音楽イベントの準備や運営は、かなりタフなことが多いと想像します。しかも9月の高知は台風シーズンど真ん中!天気との戦いに加え、2020からのコロナ禍で開催が出来なかった頃の実行委員長はじめ運営に携わる皆様は、かなりしんどい思いをされたことでしょう。そのまま中断しても不思議ではありませんね。そもそも収益を目指すイベントではなく、皆さんボランティア、ある意味手弁当の運営です。
参考:高知の街で20回目の音楽祭 「大人たちの文化祭」の魅力とは(朝日新聞デジタル)
そんなヒストリーを重ねて2024年9月15日(日)第21回高知街ラ・ラ・ラ音楽祭が開催され、過去最高の163組のバンドが帯屋町や中央公園など11箇所のステージで熱演を繰り広げました。
人口が65万人の県で、163組600名を超える演奏者、すごくないですか!
そんな素晴らしい故郷の音楽祭で大好きなバンド仲間たちと演奏したい、と前々から思っておりました。
しかしながら高知は遠くて飛行機代もホテル代もかかるし、何より多忙なメンバーなので実現は難しいかなぁと思いつつ、
今年の初めころバンド仲間(OkonomiBAND)にラララの話をしたところ「やろうやろう!GO! KOCHI」と大盛り上がりで決定しました。
「オトナっていいなぁ。。。」と感動した次第です。
9月14日早朝のフライトでラララを目指して高知に向かいました。
9月だというのにかなり暑く、さらに台風の影響で、雨がざっとひどく降っては晴れ間もあるという、ある意味ロックな天候です。
相棒(エレキギター)は中学2年生の時に父親に買ってもらった‘76年製フェンダーストラトキャスター。
ロック=不良、エレキを弾くなんぞはある意味真っ当な道から外れたと思う人も多かった時代に、20万円以上したエレキをバカ息子に買い与えた理由は、そのあと父親が他界したので謎のままです。
そのストラトを引っ張り出して、高知に帰りました。48年経って、いい感じに枯れた風貌と音色です。
『’62製ハマロ&’76製ストラト』でバリバリなサウンドを中央公園、高知のセントラルパークで轟かせてやる決意です。
(JALさんが大切に高知まで運んでくれました)
会場の中央公園は、忘れられない思い出がたくさんある場所です。
友人と群れたり、デートしたり、ヨサコイをやったり、、、なかでも一番の思い出は、高校の運動会の開会式で鳩を飛ばして目立ちたいと、当時公園にあった大きな鳩小屋からたくさんの鳩を拝借したことです。(当然大問題になりました)
(いつかの同窓会誌より)
※ヤグラ…運動会の際にチームごとに建てるのが母校の伝統でした
ラララでの我々の出番は18時40分から。この時間には他の会場ステージは終了し、メインである中央公園会場でラララ全体のフィナーレを迎えます。ちょうど日が暮れて、酔たんぼう(酔っ払い)がいい感じでステージを盛り上げてくれ始めました。
我々の前の高知高校のバンド(16、7歳くらい?)の演奏をステージ袖で見ながら、このストラトキャスターを抱きしめて寝るくらい大切にしていた頃を思い出しました。ステージ前は応援する高校生たちで大盛り上がり!このバンドなかなかカッコいい。
(高知高校 軽音学部のバンド 崖っぷちでランウェイ)
彼らが今の自分たちと同じような歳周りになるのはなんと2070年!
その頃の世界は、日本は、高知中央公園はどうなっているのでしょう!?
『第70回ラララ音楽祭が開催され、エレキをかき鳴らす高校生と50年も音楽を楽しんで若いのを見守る還暦過ぎたジジイロッカーの笑顔が爆発しているな、きっと!』
そんなことを想像しサイコーな気分で応援した後
「さあ、次は俺らの番だ!」
ストラトを腰に抱えステージへ!ホンキートンクウーマンはじめ全4曲、約20分間 OkonomiBANDの仲間たちと演奏を楽しみました。
『ああ生きててよかった、母ちゃん産んでくれてありがとう!こんな楽しいことがあればまだしばらく頑張れる!』
と感じた次第です、少々大げさに聞こえますが本当です。ラララに関わる全ての皆さま、ありがとうございます!
<追伸>
かくして、OkonomiBAND 御一行様は、前日より高知の山海の幸を食べ尽くし、
高知の地酒を心ゆくまでくらい、最後には玉子チャーハンで〆て、
さらにラララの後はライブハウスで地元バンドとセッションし、打ち上げではまた美味しいものをたらふく食べて、
翌日は黒潮カントリーでゴルフも満喫。
「高知サイコー!」を連呼し、最終便で東京に戻りました。
ラララは、ロックやフォークにジャズ、沖縄民謡などオールジャンル&中学生から還暦過ぎのベテランが参加するオールジェネレーションによる野外音楽祭です。
(引用:高知街ラ・ラ・ラ音楽祭Facebookページより)
当日は市内にたくさんのステージが用意され、高知の真ん中にあるはりまや橋あたりから高知城まで20分ほど歩く間にも、サウンドが途切れることなく響いてきます。
高知の繁華街のあっちこっちで老若男女、様々なジャンルで自由な形で音楽を楽しむ!
これは実に高知文化らしいイベントです。よさこい祭りもそんな感じですね。
2002年にラララが始まったキッカケは、高知の街の中心部にもっと活気を取り戻したいという思いと、その年開催された「よさこい高知国体」で高知を訪れる方々への歓迎の気持ちからだったそうです。
1回目は5会場48バンドで開催されました。それから参加数も増え、ラララは高知の夏の名物イベントして成長してきました。
街中で丸一日開催の音楽イベントの準備や運営は、かなりタフなことが多いと想像します。しかも9月の高知は台風シーズンど真ん中!天気との戦いに加え、2020からのコロナ禍で開催が出来なかった頃の実行委員長はじめ運営に携わる皆様は、かなりしんどい思いをされたことでしょう。そのまま中断しても不思議ではありませんね。そもそも収益を目指すイベントではなく、皆さんボランティア、ある意味手弁当の運営です。
参考:高知の街で20回目の音楽祭 「大人たちの文化祭」の魅力とは(朝日新聞デジタル)
そんなヒストリーを重ねて2024年9月15日(日)第21回高知街ラ・ラ・ラ音楽祭が開催され、過去最高の163組のバンドが帯屋町や中央公園など11箇所のステージで熱演を繰り広げました。
人口が65万人の県で、163組600名を超える演奏者、すごくないですか!
そんな素晴らしい故郷の音楽祭で大好きなバンド仲間たちと演奏したい、と前々から思っておりました。
しかしながら高知は遠くて飛行機代もホテル代もかかるし、何より多忙なメンバーなので実現は難しいかなぁと思いつつ、
今年の初めころバンド仲間(OkonomiBAND)にラララの話をしたところ「やろうやろう!GO! KOCHI」と大盛り上がりで決定しました。
「オトナっていいなぁ。。。」と感動した次第です。
9月14日早朝のフライトでラララを目指して高知に向かいました。
9月だというのにかなり暑く、さらに台風の影響で、雨がざっとひどく降っては晴れ間もあるという、ある意味ロックな天候です。
相棒(エレキギター)は中学2年生の時に父親に買ってもらった‘76年製フェンダーストラトキャスター。
ロック=不良、エレキを弾くなんぞはある意味真っ当な道から外れたと思う人も多かった時代に、20万円以上したエレキをバカ息子に買い与えた理由は、そのあと父親が他界したので謎のままです。
そのストラトを引っ張り出して、高知に帰りました。48年経って、いい感じに枯れた風貌と音色です。
『’62製ハマロ&’76製ストラト』でバリバリなサウンドを中央公園、高知のセントラルパークで轟かせてやる決意です。
(JALさんが大切に高知まで運んでくれました)
会場の中央公園は、忘れられない思い出がたくさんある場所です。
友人と群れたり、デートしたり、ヨサコイをやったり、、、なかでも一番の思い出は、高校の運動会の開会式で鳩を飛ばして目立ちたいと、当時公園にあった大きな鳩小屋からたくさんの鳩を拝借したことです。(当然大問題になりました)
(いつかの同窓会誌より)
※ヤグラ…運動会の際にチームごとに建てるのが母校の伝統でした
ラララでの我々の出番は18時40分から。この時間には他の会場ステージは終了し、メインである中央公園会場でラララ全体のフィナーレを迎えます。ちょうど日が暮れて、酔たんぼう(酔っ払い)がいい感じでステージを盛り上げてくれ始めました。
我々の前の高知高校のバンド(16、7歳くらい?)の演奏をステージ袖で見ながら、このストラトキャスターを抱きしめて寝るくらい大切にしていた頃を思い出しました。ステージ前は応援する高校生たちで大盛り上がり!このバンドなかなかカッコいい。
(高知高校 軽音学部のバンド 崖っぷちでランウェイ)
彼らが今の自分たちと同じような歳周りになるのはなんと2070年!
その頃の世界は、日本は、高知中央公園はどうなっているのでしょう!?
『第70回ラララ音楽祭が開催され、エレキをかき鳴らす高校生と50年も音楽を楽しんで若いのを見守る還暦過ぎたジジイロッカーの笑顔が爆発しているな、きっと!』
そんなことを想像しサイコーな気分で応援した後
「さあ、次は俺らの番だ!」
ストラトを腰に抱えステージへ!ホンキートンクウーマンはじめ全4曲、約20分間 OkonomiBANDの仲間たちと演奏を楽しみました。
『ああ生きててよかった、母ちゃん産んでくれてありがとう!こんな楽しいことがあればまだしばらく頑張れる!』
と感じた次第です、少々大げさに聞こえますが本当です。ラララに関わる全ての皆さま、ありがとうございます!
<追伸>
かくして、OkonomiBAND 御一行様は、前日より高知の山海の幸を食べ尽くし、
高知の地酒を心ゆくまでくらい、最後には玉子チャーハンで〆て、
さらにラララの後はライブハウスで地元バンドとセッションし、打ち上げではまた美味しいものをたらふく食べて、
翌日は黒潮カントリーでゴルフも満喫。
「高知サイコー!」を連呼し、最終便で東京に戻りました。