社長コラム 2022.07.21 シュワッチ、変身ベルト、エレキのちネクタイ!


布袋寅泰さんのLIVEに参戦してきました。
日本のトップギタリストいうより、もはや世界でも有数のギタリストです。
1962年寅年生まれの同い年で、私はファンではなくライバルだと決めております。
もちろんご本人には了承取ってないし(笑)迷惑な話でしょうが。。



40年ほど昔、20歳くらいの頃、布袋さんがいたあの有名なバンドがまだ世に出る前のことですが、
とあるLIVEイベントでご一緒したことがあります。(一生ものの自慢の一つです)
ボーカリストはすでに多くのファンの女性を引き連れていました。
布袋さんは髪を逆立てていたこともあり2メートルくらいの身長に見えました。
プロレスラーか!と思いましたが、ギターの存在感、特にカッティングは強烈な印象に残りました。
ただ正直、あそこまで凄いバンドになるとは想像できなかったです(実はあまり好きな感じではなく、、)
しかし私の見る目(耳)がなく、翌年には大ヒット!
後輩達の間ではボウイ(※)のコピーバンドが大流行りでしたが
あのカッティングはなかなか真似できず、悲惨なリズムになるアマチュアバンドもしばしばでした。
(※) BOØWY/ボウイ:Wikipedia参照

また10年ほど前には、ちょうど50歳になる前ころですが赤坂にある土佐料理屋さんで
布袋さんと食事をご一緒させていただく機会があり、幸運にも色々話を伺えました。
なぜ50歳を前に、日本を離れロンドンに移るという決断をしたのか?
20歳の頃から今まで、どんな30年だったのか? ギターってどんな存在なのか?などなど質問攻め。
皿鉢料理を囲み土佐のお酒をやりながらの楽しい時間でした。
喧嘩も強そうですが、お酒もかなり強い!
若い頃のイメージがドカンと覆り、ファンに、いや勝手にライバルにさせていただきました。

今年のアルバムそしてツアーのタイトルは『Still Dreamin’』
言うまでもなくボウイの代表曲であるDreamin’から40年経たアンサーです。

夢を見る、何かに夢中になるなんてことは、子どもの頃は簡単でした。

私の場合、物心ついてすぐウルトラマンに、そして次は仮面ライダーに夢中でした。
将来の夢は仮面ライダーになることで、お手製の変身ベルトを付け改造したライダー仕様の自転車を乗り回していました。
仮面ライダーにはなれないと気づいた10代の頃。夢中になるものの選択の基準はかっこいいかどうか、
つまり女の子にモテるかどうか?です。
人によっては足元のサッカーボールかもしれないし、野球やテニスなどスポーツもですが、
私は腰の変身ベルトがエレキギターに変わりました。
ちなみに、ギターの位置がこだわりなわけです。
お腹や胸あたりにギターを構えると、弾きやすいけれどロックぽくないので腰の位置に据える。
変身ベルトではないけれど、ここにギターを構えると何者かになれる気がしたものです。


※ウルトラマンになれると思っていた幼少期。今の子どもきっと変わらない。(某社員の息子3歳もウルトラマンに夢中)

そんな夢中になった何かも、大人になり色々分かってくると
「とてもロックギターで飯は食えない!夢では食えないのだ。
しゃあない、満員電車に揺られて会社に通う、ネクタイ締めたサラリーマンになろう!」
おそらく多くの人がそんな感じで人生の選択をしますね。

働きはじめ何年かして、自分に言い聞かせました。
『腰の変身ベルトがエレキに変わり、それが首のネクタイに変わったんだ。
オレのステージは広告屋、アドマン、ビジネスの世界なのだ!』と。


※今は変身ベルトの代わりにネクタイを

何かを夢中で追いかけている人、好きなことをやり続けている人は
ロックギタリストだろうがサラリーマンだろうがなんだろうが、強いしカッコいいのです、
世界中を熱狂させる、この同い年のギタリストのように。
もちろん私もStill Dreamin’ です。
 
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