BigbeatLIVE 2021.01.27 「好き」をカタチにする、私の挑戦!【Bigbeat LIVE 2020 ~Day4~<後編>】

8月3日(月)~8月7日(金)の5日間、オンラインにて開催された『Bigbeat LIVE 2020』。
白熱した5日間の模様を、コピーライター小笠原の視点でお届けします!


『Bigbeat LIVE 2020』の4日目の最後は、ポストミレニアル セッションとして、今を駆け抜ける若手の社会人の方々が登場されました。お話しいただくのが私自身とほぼ同世代の方ばかりで、個人的にも非常に注目をしていた『世の中を動かす「個のチカラ」』のセッション。講演者の方々がそれぞれにぶれない軸を持ち、 “前提” にとらわれない自分らしい道を探し続ける姿に、大きな勇気をもらうセッションとなりました。

【登壇者】
株式会社ヤプリ マーケティング本部 マーケティングスペシャリスト 島袋 孝一 さん(★)
株式会社SHIBUYA109エンタテイメント マーケティング戦略部 SHIBUYA109 lab.所長 長田 麻衣 さん
株式会社セブンセンス / 株式会社nommoc 代表取締役 吉田 拓巳 さん
株式会社bosyu マーケティング担当 三川 夏代 さん
株式会社Morning Labo プロデューサー 久保 帆奈美 さん
(★はモデレーターを担当)



 

やりたいこと・好きなことを自分の軸にする

パネリストの4名は年齢も性別も様々で、4者4様の働き方をされていましたが、お話を聞いていく中で「自分のやりたいこと・好きなことをカタチにするために挑戦を続けている」という共通点が浮かび上がりました。その中で、私が特に刺激を受けたのは、株式会社bosyuの三川 夏代 さんのお話でした。


写真上:株式会社bosyu 三川 夏代 さん、写真下:左から ビッグビート 石塚、株式会社ヤプリ 島袋 孝一 さん
島袋さんの寄り添ったモデレートにより、笑顔も見られる和やかな空気でセッションが進みました。



三川さんのキャリアは、SNSコンサルタントからスタート。マネージャーとしてチームのマネジメントを行ったり、メディアの立ち上げ・編集長として活躍された経験を経て、現在はスタートアップのbosyuで週3正社員+副業をされています。
このキャリアに至る背景に、三川さんの大切にされている考え方がいくつかありました。その中で、「自分の直感や好きな気持ちを大切にすること」と「自分がどうありたいかを考え、そこにどれだけ時間を投資するかを決める」ことの2つが印象強く残っています。三川さんの場合は、例えば自主制作の映画を通して表現の楽しさを味わいたかったり、誰かの好奇心がくすぐられる部分を覗いてみたり、その好奇心を扱った雑誌を制作することに興味があって、それを形にしていくためには自分の時間の使い方をどう考えるか、という思考になっていったそうです。

個人の状況や考えによって働き方も多様化している中で、会社以外のコミュニティにも自分の「好き」という気持ちでアンテナを張り、自分の時間の使い方からコントロールをしている三川さん。自分自身の気持ちに向き合い、前例のないことでも叶えたいなら自分でつくっていくという姿に、純粋にかっこよさと憧れを感じました。また、「自分の想いに素直に、ラフに考えたっていいと思うよ」という三川さんのスタンスに、自分のやりたいこと・好きなことを叶える手段は、もっといろんな方法があるのではないかと感じました。私の場合は、営業職からコピーライターへと転身し、今もこうして自社メディアの記事を書いたり、自社の想いを形にするクリエイティブ制作に関わっています。一方で、会社でのアウトプットにとらわれず、会社以外の場所でも「言葉で何かを伝える」ということに挑戦するなど、やり方次第でもっと伸ばしていける部分だと気づきました。例えば、好きなもの・応援したいものに勝手に自分のコピーをつけてSNSで発信することも、私にできる表現・手段の一つかもしれません。
自分の中にやりたいこと・好きなことがあっても、ついつい外的要因を言い訳にしてしまって、思うように実現できないこともあると思います。でも、やりたいこと・好きなことは日々の原動力になりますし、大切にすべき気持ちです。リモートワークが進み、オフィスを持たないという選択をした企業も増えてきた中で、自分がどこに身を置いて、どんな風に時間を使いながら働いていくか、そして自分自身のやりたいこと・好きなことをどう叶えていくかというのは、今まで以上に柔軟に選択できるのではないかと感じます。

 

「個のチカラ」をスケールさせる「仲間のチカラ」

やりたいこと・好きなことを軸にするという考え方は、自分自身の判断や決断が大きな意味を持ちます。さもすれば、自分だけの世界に閉じこもってしまうようにも聞こえますが、「個」を重視する4名は人一倍「自分以外の誰か」の大切さを強調して語りました。


写真左上:株式会社Morning Labo 久保 帆奈美 さん、写真右上:株式会社セブンセンス / 株式会社nommoc 吉田 拓巳 さん、
写真下:株式会社SHIBUYA109エンタテイメント 長田 麻衣 さん



株式会社セブンセンス / 株式会社nommocの2社を経営する吉田 拓巳 さんは、10代の頃からグラフィックの映像を中心としたクリエイティブ制作を趣味で行っており、15歳の時に株式会社セブンセンスを起業しました。学生時代を振り返って、吉田さんはこう語りました。

「学生時代はテストも一人で受けるし、宿題も一人でやるし、割と個人主義な社会にいると感じていました。ただ、クリエイティブの活動を通して社会と接点を持つと、人と一緒に何かをやることが重要で、それによって自分の想像を越えた何かができると気づきました。だからこそ、会社をつくることでいろんな人が出入りをして、一緒に物事を考えることができると思ったのです。」(吉田さん)

株式会社Morning Laboの久保 帆奈美 さんも、少数精鋭のベンチャー企業だからこそ、プロジェクトごとにどんなフォーメーションを組んで進めるかがすごく重要だと話しました。社外のデザイナーやライターの方々の力も借りながら、プロジェクトの内容に応じてフォーメーションを組み替えながら、自分のつくりたい世界や叶えたいことを実現しています。

また、「自分が叶えたいことの壁にぶち当たったとき、突破するきっかけをくれるのは自分以外の誰かだ」と語ったのは、株式会社SHIBUYA109エンタテイメントの長田 麻衣 さん。長田さんは1年の始めに “こんなことを成し遂げたい・こんな自分になりたい” という目標を立て、それに合わせて実行をしています。ただ、自分だけでは途中で悩んでしまい、突破の仕方がわからなくなることもあり、そんなときには自分の周りにいる信頼できる人たちに自分の想いをさらけだして、意見をもらうことも多いそうです。

このように自分以外の誰か、自分の信頼する仲間と関わることを、登壇者一人ひとりが大切にしており、それによって自分の枠を超えることができるのだと実感をしていました。企業や組織で働いているからには、当然私もですが、誰もが同じような思いを持っているかと思います。ただ、直接誰かと会うことがなかなか難しい今の状況の中で、誰かの存在というのは、もしかすると以前よりも重要になっているのかもしれません。デジタルファーストな世の中で、自分以外の誰かにどう働きかけて、どうやっていい仕事をつくっていくのか。また、誰かに自分をさらけ出して相談するというのも、対面でないことでニュアンスが伝わりづらい、話しづらいなどの心理的なハードルもあるかと思います。自分のやりたいこと・好きなことを実現する、また自分だけじゃ決して成し遂げられない大きなことに挑戦していくためにも、今まで以上に密度を濃く仲間を頼ってみたり、小規模なプロジェクトから巻き込んでみたり、関わる相手を広げてみたりと、相手と接点を持つ場を整えるところから意志を持って行動していくことが求められていると思いました。


やりたいこと・好きなことを軸に、仲間のチカラを借りながら、自由な発想で自己実現を叶えられている登壇者の皆さんに、私自身とても大きな勇気をもらいました。「私はこれが好き」「私はこう考える」というのを、SNSなどの発展を通じて発信する機会も、それを知る機会もどんどん増えています。自分自身の未来は、いつだって可能性であふれている。ここで感じた可能性を広げていくためにも、今の自分の状態と正直に向き合い、自分自身で選んで、未来をつくりあげていきたいと感じました。
Recommend
Ranking
  1. 『ふぞろいの林檎たち』のころ
  2. 元・画家のデジタルマーケターが愛するオフラインの世界|アカウントチーム・松本
  3. 【2019年版タイレポート】 実はバンコクってこんなところ!
  4. BtoB企業のブランディングを考える
    イマジナ関野吉記さん×濱口豊
  5. なぜIT企業が鯖江に注目するのか—Hana道場代表・竹部美樹氏
Mail magazine