地域 2019.12.02 「私」を主語にしてつながる - 高知で知るコミュニティイベントの魅力
先日、CLS高知に参加しました。
「初四国」、「初高知」、「初コミュニティイベント」の初めて尽くしで終始ドキドキでしたが、参加者の皆さんはもちろん、取材先で出会った皆さんもタクシーの運転手さんもとっても優しく、あたたかく迎えてくださり、とても良い3日間となりました。
正直、直前まで何のイベントなのか曖昧なまま飛び込んだCLS高知。
??「阿部、高知行きたいって言ってたっけ?」
阿部「(そんなこと言ったっけ…まあ高知行ったことないし、なんか面白そうだし、美味しいカツオ食べられそうだし)行きます!」
と2秒で返事をして良かったと思ったことをご紹介しようと思います。
「私」を主語にした、つながり
今回、私が参加したCLS高知にはエンジニア、経営者、大学生、高校生(!)など様々な肩書きをもった方が参加されていました。私のような営業やマーケの方はむしろ少なく、普段出会わないような方と出会うことが多かったです。そして、何より新鮮だったのが、こうした様々な肩書をもった方々同士がお話しされている内容です。「えんたくん」と呼ばれる、円卓を利用したグループディスカッション
例えば、LTの後にあった、「関心軸コミュニティ」の利点を表現する言葉をつくるというグループワークでのディスカッションが印象的でした。私のテーブルには、中国やイタリア出身の方や社会人だけでなく学生も集まりました。出身国や立場も違う、複数の視点で意見が飛び交うので、自分の思考の幅も広くなる気がしました。
もちろんその場限りではなく、オフラインでのつながりをきっかけにSNSでもつながることで、流れてくる情報に変化があります。今まで流れてこなかった情報に触れることで、新たな発想のヒントを得られるのも、こういった場に参加することの楽しみの1つかもしれません。
もう1つ、参加して感じたことは「『私』が主語の人はおもしろい・強い」です。
ここでは、〇〇社の人ではなく、あくまで〇〇さん個人として、どのようなことに取り組んでいて、どのようなことを考えていて、
これから何にチャレンジしたいかという視点で知ってもらえます。多田が「ビッグビートの人」ではなく「ぼっちの人」となっ(てしまっ)たのもそういうワケです。
「私」を主語として語ることで、所属も1つの企業に限らず、様々な視点で語ることができます。
「ぼっちの人」になってしまったスライド
このように個人として語る人同士がつながることで、お互いを補完し合い、やりたいことの実現に一歩近づきます。
自分のチャレンジを発信することの重要性はCLS高知だけではなく、イベントの前に取材させていただいた高知のクラフトビール「TOSACO」を作られている瀬戸口さんもおっしゃっていました。
夢を持っていればコミュニティ内で宣言することで、繋がりたい人と繋がることができます。アウトプットすることは、成功への近道と言えるのではないでしょうか。
懇親会には鰹から餃子まで、盛りだくさんでした
普段はセミナーやカンファレンスなど、コーディネートする側ですが、実際に参加してみることでオフラインイベントの力を感じる良い機会となりました。
ただ、当たり前ですが、やはりこのようなコミュニティを運営するときは誰でもウェルカムとしようとすると続かなくなってしまうのではないかとも思いました。
高知での熱を感じたからこそ気づかされましたが、目的、いわばコミュニティのコンセプトが明確である方が、離れる人も少なく、深い共感が生まれ、強いコミュニティになっていくのではないかと思ったからです。
CLS高知は、高知という場所的な環境ももちろんですが、同じ関心軸を持った方が集まって生まれるエネルギーにもとても惹かれるものがありました。
出会う人が変われば、見える世界もきっと変わる。
今まで大海を知らなかった私ですが、このようなコミュニティという外のモノサシを定期的に利用しつつ、日々の仕事にも活かしていけたらと思いました。
※サムネイルは高知で撮影した、ゆるすぎるの猫の写真です。