やってみた 2017.10.02 京都の歴史ある寺院を会場に!「おもてなし」を体現したイベントレポート

今回は、京都のユニークベニューを活用した企業イベント事例をご紹介します。

このイベントを主催したのは、欧州に本社を置く、世界中で利用されているITソフトウェアのメーカー。
年に一度、世界中の顧客が集うカンファレンスイベントを開催しています。

ビッグビートの担当プロデューサーによると
「同社は顧客とのコミュニケーションをとても大切にしています。ただ企業や製品の最新情報をお伝えするのではなく『お客様に感謝の気持ちをお伝えしたい』『特別な体験をして喜んでいただきたい』という思いで、これまでもヨーロッパの古城や博物館などのユニークな会場を選んできました。」とのこと。

今回のイベント開催候補地は日本とシンガポール。それぞれの都市や会場を検討し、最終的に「京都」での開催が決定しました。

京都は、日本でも特に人気のある観光地で、ホテルや旅館など宿泊やコンベンション施設も多く、都会的でありながら日本の伝統文化や歴史を感じさせる建造物や街並みを維持している場所。近年急速にMICEベニューとして開放・整備が進んでいる街でもあります。


イベントの初日は『高台寺』でのウェルカムパーティからスタートです。




ドリンクを片手に、貸切の境内を散策することができるなんて!まさに『特別な体験』です。

その後、近くの会場に移動してパーティ本番。芸妓さん舞妓さんが宴席を盛り上げます。







翌日は、最新情報や事例などを紹介する講演や製品展示がホテルで行われました。



今回の参加者のうち6割ほどが海外からのお客様で、イベントに関する情報提供は日本語と英語。

「京都の観光情報も掲載したオリジナルイベントアプリは、とても便利だとお客様に好評でした」
と、同行した担当プロデューサーは言います。



夜の懇親会は、能や琴の生演奏が披露され、日本の伝統文化をふんだんに盛り込んだ『おもてなし』です。


それから最終日は、ホテルでのセミナーが終了したあと、バスで『建仁寺』に移動します。



俵屋宗達の屏風画、国宝 風神雷神図の所蔵でも知られる建仁寺ですが、なんと境内でケータリングを行うこともできるのです。
※実物は京都国立博物館に寄託されています。






初日から最後までこだわりの『おもてなし』。企業の思いや文化が表現された、企業らしさあふれるイベントでした。

『会場』そのものが持つ歴史や雰囲気でイベントを演出できるのがユニークベニューのいいところ。
日本政府をはじめ、全国各地の地域や施設がMICEへの取り組みを強化しつつあるいま、ユニークベニューもこれからもっと整備が進み、会場や演出の選択肢も増えていくはず。イベントづくりも幅が広がります。


高台寺
http://www.kodaiji.com/index.html

建仁寺
http://www.kenninji.jp/index.html


(ニシタイ編集部 onda)
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