社長コラム 2017.03.29 税金のかからない最高の資産

「税金かからへん資産? そんなんあるワケないやろう! 」
「しかも減価償却、棚卸しも倉庫も不要の資産ってなんや??」

なぜかこのような表現をする際、大阪弁になってしまいます。(笑)
 
企業にとって『税金のかからない資産』それは、
マーケティングによる投資活動(主に宣伝広告などのプロモーション)において形成された資産、顧客からの好感、支持です。

カタカナで書けば『ブランド、エンゲージ』、平たく言えば『好き 』ってことです。
※もちろん、広告宣伝だけでブランドは築けません。広告会社の営業の口車には簡単には乗らぬよう、くれぐれもご注意を!(笑)


熱狂的支持 at 東京DOME

企業のブランド形成力とは、その企業が持つ価値観や文化、理想を伝えていく力です。

伝える術が、宣伝広告であり最近はWEB、ソーシャルメディアなどの活用が必須ですね。
自社の製品とその背景である企業文化などをコンテンツとして色んなアウトプットとして創り、伝えていく術はこれも企業のテクノロジーだと思います。

日本のBtoB企業、なかでも優れた製品力と、強い営業力で成長された会社ほど苦手な事が多いように感じます。

金融投資と同じで、レバレッジを効かせれば効かせるほど投資対効果は期待できるのですが、逆、つまり損する危険性も大きくなるのです。
それをマーケッターが恐れすぎて、損しないようにKPIを設定しがちです。
設定しやすく、改善しやすいところ、WEBで言えばアクセス数、展示会での名刺獲得数などにたどり着きます。

その投資の先には、まるで利率の低い定期預金のようなゴール、つまり資産が待っています。定期預金を投資とは言わないですね。 

インターネット紀元前、つまりほんの少し前までは、マーケティングの投資方法は意外とシンプルでした。
アイドマの法則に乗っかりメディアを選定して、クリエイティブを奮発することで大体の成果が予測可能だったのです。

しかしインターネットはそこも軽々と乗り越え、破壊と創造を繰り返しています。

『買うならこの会社のものがいい』マーケットがそう感じてもらえる、そんな資産形成はどうすれば良いのでしょうか? 

それは企業の『物語り力』にあります。
『物語』は面白ければ面白いほど読み継がれ、語り継がれていきます。
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