2010.12.27 第一章 六本木までの遠い道のり

「違う!それはコンセプトとずれてるよ」

「でもそんなんじゃ皆楽しんでくれないと思う」

「もう!結局あんたは踊りたいだけでしょ!?」


Pm.19:00
年末の取材に訪れた我々の耳に入ってきたのはそんな3人娘の怒号だった。

12月も後半になり、ビッグビート社員も年末挨拶に都内を疾走している中、
1年生は更に社内を疾走しているのが毎年恒例の風景だ。

なぜなら1年生の2大行事、年賀状、新年会。
ちょうどこの時期はその準備のピークであるからである。

今年も1年生がドタバタとしているはず。
そう思い編集部は毎年恒例となったこの時期の取材を敢行したのだ。

しかし今年はまた少々色が違っているようで…

何しろ1年生3人は皆女子。
そしてタイプもバラバラ。
良く言えば三者三様。
悪く言えば気が合わない。

そんな3人娘。更には皆頑固ときている。
故に一つのことを決めるのに、大層な時間が掛かってしまっているよう。

ここ最近は毎日夜な夜なミーティングを重ねているようだが、
聞こえるのは冒頭のような怒号。
そして沈黙。
激しい口論。
その繰り返しである。


先週に年賀状制作が無事に完了し、新年会まであとわずか。

年賀状に関しても信じられないミスがあったり
(取材により明らかになった、編集部も耳を疑った年賀状の失敗事件簿に関しては次号をお楽しみに)
新年会も意見が衝突し先に進まず先輩達の眉毛を八の字にさせたり…胃を痛めさせたり…

いよいよ鬼気迫る状況になってきている。

しかしここまでぶつかるのも思いがあってこそ!
楽しませたい!いいものにしたい!
その思いは3人とも同じなのだ。

勝負は1月7日19:00、六本木にて。

果たしてしっかりと完遂できるのか。

彼女たちは何を伝え、どう表現するのか。

そして年末年始出社が確実的なものになってきているこの状況を打破できるのか!?

まだまだミーティングルームから目が離せない夜が続きそうだ。
Recommend
Ranking
  1. ハマロから新社会人のみなさんへ
  2. ”君は、どうしたい?” ~その身で語る2年目コンビの奮闘~
  3. 新卒採用、はじめました ~2025 spring~
  4. 2050年の仲間たちへービッグビート29歳、『はじまりの日』にルンさんと
  5. 「110%の男」が語る、オレ流仕事術|Sansan 松尾佳亮氏
Mail magazine