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2019 2019.07.24 【ホスト座談会】Bigbeat LIVEの裏側、ちょっとだけお見せします!

2019年8月2日、東京ミッドタウン日比谷「BASE Q」で開催されるBigbeat LIVE
今年のテーマは「go for it!」で、過去2回よりもさらにパワーアップしたセッションを展開する予定です! ……とはいえ、毎度のことですが、具体的にどんな中身になるのかは「行動しながら考える」スタイル。どんな内容になるのか、ホストを務める小島 英揮さん、小沢 匠さん、徳力 基彦さんと“ぶっちゃけて”話し合いました。

 

プロローグ:いま明かされる!「Bigbeat LIVE 3ヵ年計画」とは!?



~ビッグビート代表・濱口豊~

Bigbeat LIVEの構想が立ち上がったのは2016年の夏のことでした。ビッグビートは創業20年を迎え、21年目に入るというタイミングで、「これから3年後、4年後、どういう経営をしていこうか」と考えたのがきっかけです。

具体的に何をやるか。私なりに一所懸命考え、意外にも、われわれのビジネスのど真ん中にキーワードがあることに気が付きました。それが「マーケティング」です。

私は、マーケティングとは「選ばれること」だと考えています。企業がパートナーに選ばれたり、社会に選ばれたり、顧客に選ばれたり…、そして選ばれることで成長していく。その経営機能こそがマーケティングだと考えています。

日本のBtoB企業には、すばらしい技術力や製品があるのですが、残念なことにその「選ばれる」という経営機能があまり育っていないと感じています。そこで、企業の方々に集まっていただき、「どうすれば選ばれるか=マーケティングが機能するか」ということを考える場を作りたいと考え、それがBigbeat LIVEとなりました。

このBigbeat LIVEは、3カ年計画で考えました。2017年のBigbeat LIVE第1回は、経営者の方に向け、「マーケティングで経営を変える 」というメッセージを投げ、これから「選ばれるための活動」を一緒に考えましょう!と伝えました。昨年の2回目は、まだ「マーケティングで経営を変える」という考え方についてよくわかっていない方に向けて、「Struggle」というキーワードを打ち出し、実際にマーケティングを実装しようとしている、もしくはしている会社で奮闘努力している方々とその取り組みを共有しました。

そして2019年、3回目を迎えたBigbeat LIVEのテーマは「go for it!」です。その根底にあるのは「いこう!やってみよう!大丈夫、飛び出そう!」です。マーケター、そしてマーケターに限らず、さまざまな方にBigbeat LIVEに来ていただき、新たな決意を胸に自らを変化させる、一歩踏み出すきっかけとしてほしいと思っています。

マーケティングをテーマにしたBigbeat LIVEは、今年で一旦終了します。そこで今回は、当日ホスト役を務める3名の方をお招きし、“Bigbeat LIVE”を締めくくるためにふさわしい構成について、みんなで話し合いました。


<1st Stage/真に「顧客の未来」を描く>
[ホスト]パラレルマーケター/エバンジェリスト 小島 英揮さん



PFU、アドビを経て2009年から2016年まで、AWS(アマゾン ウェブ サービス)で日本のマーケティングを統括。2016年にコミュニティーマーケティングを考えるコミュニティ=CMC_Meetupを立ち上げ、2017年からはAI、決済、コラボレーション等の国内外のIT企業で、マーケティング、エバンジェリスト業務を「中のヒト」としてパラレルに推進している。
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<2nd Stage/組織は「共感」で変わる>
[ホスト]アドビ システムズ 株式会社 執行役員 事業本部長 小沢 匠さん

 

3歳からバイオリンを始める。武蔵野音楽大学に入学するも途中で退学し、米バークリー音楽大学に入学。2003年に同大学院を卒業し、帰国後は映画音楽の制作に携わる。サウンドデザイナーとして充実した日々を送っていたが、家庭の事情によりベンチャー企業に転職。そこで、マーケティングに深く関わった。
2010年 アドビ システムズ 株式会社入社。2013年にチームリーダーへ就任し、2017年2月より現職。
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<3rd Stage/マーケターとしての軸を設定する>
[ホスト]アジャイルメディア・ネットワーク株式会社 アンバサダー/ブロガー 徳力 基彦さん



NTTやIT系コンサルティングファーム等を経て、アジャイルメディア・ネットワーク設立時からブロガーの一人として運営に参画。代表取締役社長や取締役CMOを歴任し、現在はアンバサダープログラムのアンバサダーとして、ソーシャルメディアの企業活用についての啓発活動を担当。
並行して株式会社ピースオブケイクでは、noteプロデューサーとして、ビジネスパーソンや企業におけるブログやソーシャルメディアの活用についてのサポートを行っている。
個人でも、日経MJやYahoo!ニュース 個人のコラム連載等、幅広い活動を行っており、著書に「顧客視点の企業戦略」、「アルファブロガー」等がある。
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この2年間でビジネス環境はいかに変化したか



濱口

私たちが第1回目のBigbeat LIVEを開催してから、今年で2年が経ちます。そこでみなさんにお伺いしたいのですが、この2年の中で、会社、もしくは個人ベースで、ご自身のまわりの働く環境にどのような変化があったかお聞かせいただけますか。

小島さん
あくまで自分の周囲のことになりますが、仕事と生活が渾然一体となっている方が増えている気がしています。公私混同とも言えますが、決して悪い意味やブラックではなく、「生活そのものが仕事につながっている人」です。で、そういう人の方が「突破力」がある、と感じることも多いんです。

いまビジネスにおいて、突破力はどんな分野でも求められているスキルだと思います。その力は、やっぱり「好きこそ物の上手なれ」ではありませんが、自分ごとになると最大化するんですよね。だからその「自分ごと」を突き詰めると、公私混同になるのかもしれません。

小沢さん
それで思い出しましたが、VacationとWorkが合体した「Workation」とか、BusinessとLeisureが合体した「Bleisure」という用語も浸透してきましたよね。その背景には、会社の経営がそれを許容し始めたという大きな変化があると思います。なぜなら、いまは仕事だけでは、市場やお客様からの共感を生み出せない時代だからなんですよ。

企業の中には「商品を売るだけではダメだから、サービス志向にならないといけない」と考えて、サブスクリプションサービスを始めるケースが増えていますが、そういうやり方ではやっぱり売れません。共感できる体験、つまりカスタマーエクスペリエンスを考えるのなら、エンプロイーエクスペリエンスを高めないといけないので、「働くこと=生きること、生活」を密接につなげるようになってきているのではないかと思います。

濱口
徳力さんのお考えはいかがですか。

徳力さん
僕はちょっと悲観論者ですね(笑)。この10年スパンで考えると、間違いなくビジネス環境は大きく変化しています。企業の中の人が顔出しして、ブログやツイッターを書いたり、ソーシャルメディアをビジネスに活用したりという人は、増えてきている感じがありますしね。

けれど日本企業の場合、従来のままでも相変わらず仕事に支障がないという人たちも多数います。そしてそういう人たちと、時代の変化に合わせて仕事のやり方を変えてきた人たちとの意識の乖離は大きく広がっているような気もするんです。例えば社員のソーシャルメディア利用を禁止したりとか。平成の30年間を経て、時代は令和になりましたが、仕事のやり方は変えないでいいと考えている人が、日本はかなりの割合で残っているような気がします。

 

最後のBigbeat LIVEでやりたい、あんなことこんなこと



濱口

皆さんはBigbeat LIVEのホスト役として、このイベントでどんなことをやりたいとお考えですか。

小沢さん
昨年Facebookの投稿でBigbeat LIVEの様子を見て、面白そうだなと思っていました。今回お話をいただいて、面白そうだと思ったことと、自分自身がチェンジマネジメントに興味があって、そのソサエティを作りたいと以前から考えていたこともあり、会場のみなさんとチェンジマネジメントについて掘り下げて話したいと考えています。

濱口
具体的には?

小沢さん
このイベントって、ジャズのジャムセッション(即興演奏)みたいな形ですよね(笑)。曲目は「チェンジマネジメント」で、一緒に登壇してくださる方と聴きにきてくださった方を巻き込んで全員が動機づけられる舞台にする。そんなイメージでいます。

ビジネスパーソンなら、誰もが組織や仕事に課題を持っており、そこからチェンジしたいという思いがあるのではないでしょうか。でも一方で、具体的に何をしたらいいかわからないという人も多数います。
個人的には、「BtoB」「BtoC」とか「営業」「マーケ」という区別ではなく、現在の業務プロセスや組織デザインをどう変えるのか、自分自身をどう変えていくのか、チェンジを呼び起こす」をテーマに話せたらいいなと思います。ちょっと大きいですけど。



濱口
ありがとうございます。徳力さんはいかがですか。

徳力さん
昨年は一参加者としてBigbeat LIVEに伺ったのですが、飯室さんや小島さんのセッションを聞いて、「マーケティングがわかる人が増えれば、企業や日本が変わっていくのでは」と思いました。そこで自分がホストするセッションでも、会場のみなさんがマーケティングに関わることに興味をもってもらったり、何かしらアウトプットをはじめるきっかけを作れればな、とは思っています。

濱口
最初にお話させていただいたとき、戸惑いもあったと思います(笑)

徳力さん
BtoB領域は私は詳しくないですし、僕以外の適任者もたくさんいらっしゃいますからね。ただ昨年、会社全体をマーケティング志向にしようと奮闘されていた実例のお話が印象に残っていて、そういう活動を純粋に応援したいと思ったのは確かです。僕もNTT出身なので、大企業をどう変えていくのかは個人的に非常に興味があります。実際はそれって、本当に大変だと思うので、そういう人たちをうまく応援できればいいなと思います。
 
濱口
徳力さんには今回、「トリ」をつとめていただきますが、意気込みをお願いします(笑)。

徳力さん
プラスアルファでやれたらいいなと思っているのは、セッションを聴講した皆さんが、登壇している人の話を聞いて、「あの人と自分とは地続きでつながっているんだ」と、感じてもらいたいということです。

普通、こういう大きなイベントで登壇している人を見ると、「あの人は自分とは違う、すごい人だ」と思いがちですが、それってすごくもったいない。確かに、すごい人の素晴らしい実績と同じことを、すぐ自分が真似をするのは難しいかもしれませんが、行動を起こすことができれば、自分もそういう凄い人の現在と地続きでつながっているということを実感してもらいたいんです。Bigbeat LIVEは今年で終わりかもしれないけど、次に新たな3回シリーズが始まったとき、「いつか自分もあそこに出てやる」と思う人が、いくらかでも出てくれるといいなと思っています。



濱口
ありがとうございます。では最後、ちょっと聞きにくいのですが(笑)、小島さんはいかがですか。

小島さん
それは高校の先輩(注:濱口のこと)が「やれ」っていったから……(笑)。という事情もありますが、いまはBtoBマーケティングの重要性を底上げするタイミングとして、とてもいい時期だと考えているんです。

というのは、僕が昔、BtoBマーケティングの世界に入った頃はマーケティングって地位が低かったんですよ。部署名も「営業支援部」や「販売促進部」というように、あくまで営業が上で、言われたとおり後方支援する立場だったんです。

でもいまは、マーケティングが軸にならないと物事を決められないという時代になっています。ここでBtoBマーケティングの重要性が、もっと認知されるといいですね。

濱口
小島さんには第2回からずっと協力いただいていますが、最初から「『勉強になりました』ではなく、行動につなげる」という軸を表明していますね。



小島さん
それはずっと変わりません。どんなにいいイベントでも、それを受けて行動が変わらないと意味がないし、行動すればそれがほかの人の行動を呼ぶという連鎖を作りたい、それはずっと同じです。

やっぱり人は、行動することでしか変われません。インプットだけをずっと続けていても変われないので、ちゃんとアウトプットできる人、アウトプットしたものを見せるしかありません。今回のメンバーでどこまでできるかわからないんですけど、それをやっていこうと思います。

こういう形のBigbeat LIVE自体は最後かもしれませんが、今後は同窓会みたいな形で別のライブが展開されるかもしれませんし、新しいアイディアが出て、マーケターが集まる場を作る流れが生まれれば、それは非常に理想的ですね。

 

締めは、やっぱり「おきゃく」で!



Bigbeat LIVEのホスト3名との熱いトークを交わしたあとは、ビッグビート恒例の「おきゃく」へ。それぞれのステージに登壇するゲストも続々と集まり、イベント成功に向けてさらに結束を固めます!

 

ビッグビート代表・濱口の出身地である高知より直送の「鰹のたたき」。東京でも、なかなかこの美味しさには出会えません。 酒盗クリームチーズのせ、揚げ物など、お酒好きにはたまらないフードや、こだわりのドリンクが登場しました。 



そして、サプライズ?お楽しみ企画、「Bigbeat LIVE オリジナルビール」の試飲へ。
実は、Bigbeat LIVEに向けて、都内にある「和泉ブルワリー」さんとのコラボレーションによるオリジナルクラフトビールを醸造中!



ベースとなるビールを決めるため、皆さんに3種類のビールを試飲いただき、1番美味しいと思うビールに投票いただきました。Bigbeat LIVE当日は、数百名の参加者の皆さんと一緒にオリジナルビールで乾杯します♪どうぞお楽しみに。
 
 

エピローグ:濱口のひとりごと

このBigbeat LIVEを始めて、「商品も売らない、参加費も取らない、一体何をやっているんだ」といわれたこともあります。ただ、こういう活動を始めたことで、社内にも「マーケティングを意識して行動しよう」という変化が生まれ、それによって仕事の仕方が変わってきたことは確かです。

Bigbeat LIVEやブログで情報発信を続ける中、本当に少しずつですが、「選ばれる」というケースも増えてきました。既存のお客様から「面白いことやっているね」といわれたこともあります。

実は社内で初めて「こういうことをやっていこうと思う」と宣言した時、大方の社員は「?」という表情をしていました。でもいま、行動を変え、広告会社が自社の考えを情報発信し続けたことで、われわれを取り巻く環境が確実に変化したことを実感しています。

そんな変化をぜひBigbeat LIVEで感じてください。皆様のご参加をお待ちしております。

go for it!



[撮影]野村昌弘
[執筆]岩崎史絵
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