社長コラム 2017.04.14 商売繁盛の熊手になりたい

『マーケティングは経営の最高の機能』です。

『顧客は誰かを想定し、その顧客たちが自社製品、サービスを利用した際に発する感動のシーンを、
 一枚の絵として創りだすことができるのがマーケッターである!』

『広告宣伝活動は、その一枚の絵を創るためのプロセス』

とかなり広告会社サイド寄りの意見であることは覚悟で公言しております。
 
さらには『マーケティング費用を経費として考え、その案件単位でのリターンを重要視すること、
例えば【展示会での名刺獲得単価を下げるために…】みたいな考え方はやめて、経営上重要な長期的な投資であると考える』

『この投資は会計上は経費で処理できて、その成果つまり資産には税金はかからない!』

そんなことを、クライアントの経営陣にお伝えしています。

マーケティングを経営の最重要な機能として考え、投資し続けた結果得られる最高の資産、それが企業ブランドです。

高いブランド資産をもつ企業の代表例で Apple と Starbucks が挙げられます。
確かに最高のマーケティングカンパニーだと思います。
 
あまり売り込まなくても、ちょっと高くても、顧客が選んで買ってくれる!
それだけではありません。Apple shopのスタッフの皆さんはもうAppleが好きでたまらない、って感じがしますね。
スタバやディズニーのアルバイトの方々も、この場所でいることが好きでたまらない、幸せ!みたいな人が多いのではないでしょうか?

従業員から、パートナーから、そして顧客から積極的な支援をいただける企業創りは経営の根幹であり、
マーケティングはその最重要機能なのです。

『社会からの積極的な支持を創り続けること』が、経営であると考えます。
 
経営者が描く理想や文化を『一枚の絵』にして『語り継がれる物語』として社会に発信していくことがマーケッターのミッションです。
一見簡単そうですが、実は途方もなく難しいテクノロジーなのです。時間もかかります。

広告会社は上記の実現のためのお手伝いをする、例えるならプロゴルファーのキャディや登山隊のシェルパのようにありたいです。
そして、クライアントの『商売繁盛の熊手』になる事が私の目標です。

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