2016.10.25 東京のど真ん中で「Welcome aboard!」
少しずつ秋の訪れが感じられるようになったこの頃、とあるイベントが行なわれると聞きつけた西タイ記者は、ビッグビート本社に駆け込んだ。
ビッグビートの内定式である。
PlayStudioの入口に来て、足が止まった。
何やら、いつもと様子が違うようだ。
かもめが飛び、黒い旗が掲げられ、貝殻がきらめく。
浮き輪には「Welcome aboard(ご乗船ありがとうございます)」の文字。
まぎれもなく、海。
海、そして船……。
そんな言葉が連想される空間が、東京のど真ん中に出現していた。
この企画のリーダーだというH本は、
「これからやってくる内定者の皆さんには、ビッグビート号の一員として、ビッグビートの仕事がしたいと思ってもらえるように、この船ならではのオモテナシをします。」
と、にやりと語った。
午後6時、迫力満点のパイレーツ・オブ・カリビアンのテーマ曲とともに、緊張した面持ちの内定者4名が乗船を開始した。
「この、お~~~おきな船、ビッグビート号へようこそ!!」
バンダナをつけた船員のO笠原は両手を大きく広げながら、司会として歓迎の言葉を続ける。
内定者らが内定証をもらう頃には、波も少し穏やかになり、さざなみの音が聞こえていた。
船長のハマロ氏は「この仕事に対して相当な覚悟と情熱を持っている、新しい仲間です」と紹介。
その言葉を裏付けるかのように、乗船したての内定者から強い意思とやる気あふれる言葉が飛び出し、船上はあたたかな拍手に包まれた。
そんな中、突如として、赤いベールに包まれた怪しげな物体が現れた。
ベールの下には、歴史を感じさせる大きな宝箱が。
openされる宝箱
内定者の手によって開けられた宝箱の中には、財宝やビッグビート号の向かう地図のほか、
はんこ付きボールペンとマグカップ、という実用的なプレゼントが入っていたようだ。
これには4名とも驚き、硬かった表情から柔らかな笑顔へと変わっていた。
無事に乗船の手続きを済ませ、一息ついている内定者4名に、西タイ記者は突撃取材をかけた。
「最初は何が始まるんだろうとドキドキしました……!」
「宝箱の中身、びっくりしました!!」
どうやらいろいろな意味で、彼らの心に残る内定式になったようだ。
浮き輪に記された「Welcome aboard」というフレーズは、
「わが社へようこそ」という意味でもよくよく使われるらしい。
ビッグビートに乗り込んできた彼らがこれからどのように社会の荒波を乗りこなしていくのか、
そしてビッグビートがどう変化していくのか、これからますます目が離せない。