2007.08.24 エピソード② 『よさこいの夏 高知の夏』
	【編集部注】
	よさこい、その言葉の意味はよくわからないが高知の夏祭りのこと。
	鳴子(ナルコ:両手にもつカスタネットみたいなパーカッションのような)
	をもって“とさーの、こーちの、、”のメロディをつけて踊れば他は何でもありの
	実に南洋的な言い方をかえればイイカゲンな踊りである。
	広末涼子は毎年帰省して参加しているらしい。
	そのイイカゲンサが受けたのか最近はよさこいソーラン節などとなって全国に普及しはじめた。
	几帳面におどる隣県の“阿波踊り”とはかなり違う、、、
	県民性か
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	オレは色が黒かった、アミ70%平均の漁師町でもとびきり黒かった。
	ヤツはラテン系はリズムがいい、つまりドラムが上手いと思ったようだ。
	ラテン系は黒くないのだが。
	ヤツは酒はあまり強くなかったが、人に呑ませるのは上手かった。
	ギター弾くより上手かった、広告売るくらいのテクニックか、、、
	つまりテンサイだった。
	29年前の8月31日、
	“夏休みのお勉強の総決算”の名目でバンドメンバーはヤツの部屋に集まった。
	『のめのめ、ジョンボーナムになるためには、ウオッカを呑め』
	いつものノリ
	ベロンベロンで街に繰り出した。
	ヤツは酔いつぶれたオレをスーパーのショッピングカートに乗っけて
	パトカーの追跡から逃れたらしい。(記憶がないが感謝している)
	朝まで暴れてそのまんま9月1日の始業式に出た、場所は体育館。
	ベースのコンドーがゲロを吐いた、すぐさま連行された、酒臭い。
	誰と呑んだ? と教師からの追求にかれは再びゲロをはいた。
	容疑者つまりバンドメンバー全員、全校生徒の前で連行され、
	正座させられ殴られた。
	オレの脳天にはストーンズのリフがジンジンと響いていた。
	ヤツは殴られながらサーマタイムブルースを口ずさんでいた。
高知伝説のRockBand“Noah”が一番目立った瞬間だった。
	当時よさこいのころは何をしてもよかった。
	だから高知では昔からふたご座生まれが多い、ヤツもたしかふたご座。
そしてヤツはまた8月31日に何かをやろうとしている。
Dr.Nishida
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Nishidaさんは、Dr:ドクターだったようだ、、、すごい。
ドラムだろ。

									

									





