21時過ぎ、予定より少々遅れ北京空港に到着した一行は、旅慣れていないのか空港をうろうろ、きょろきょろ。 とても旅行会社を営んでいる人たちには見えない。ホテルに到着後、5分もしない間にそそくさとホテルを後にする6人を追った。
深夜営業の食堂でビールを呑んでいた。
早朝、ロビーに集合した6名が向った場所は、北京にあるコンベンションセンター。 どうやらこの週開催の中国で最大のITのイベントCOMDEX China 2002を視察する模様である。 やはり目的はイベント視察か? コンベンション会場を後にした一行は、高速道路を東へ、世界遺産、万里の長城に歩いて登って、帰りに足ツボマッサージ、そのあと北京ダッグ、さらには王府井の町中でバンジージャンプという、 今時中国のオノボリ観光客にさえ笑われるようなパターンで楽しんでいた。
そして今夜もビールを呑んでいた。
COMDEX China 2002 |
足ツボマッサージ |
万里の長城 男坂方面 |
万里の長城 景色 |
万里の長城 記念撮影 |
北京ダック像前 |
北京ダック職人 |
早朝より2、3名のグループに分かれ行動する。視察を終えたスタッフに 直撃取材を試みた。
「中国視察の目的とその成果はいかがですか?」
…やっぱりビールを呑んでいた。
他のツアー参加者は10分前には集合をしているのにBigBeatの一行はバスの 出発時間を過ぎても現れない者4名。5時40分発予定のバスは結局20分遅 れの6時にホテルを出た。どうやらパッケージツアーに恐ろしく不馴れなようである。
前夜、海鮮中華コースを食した上に屋台でラーメン、ふ化前のひよこのくし焼き、苺の揚げ物などおよそ、日本人が敬遠しそうな類いまで嬉しそうにたいらげた中丸氏は、前夜の胃の疲れも感じさせず、バスの中で配付されたツアーの朝食を最前列の席で頬張っていた。彼の食欲は中国人もびっくり、おそらく現地事務所開設の計画が あるとしたら、送り込まれてしまうのだろう。
団長濱口は前夜の中国酒の影響か、 はたまた、彼の弱点である乗り物酔いのせいか、バスの中では青い顔。 結局、この視察ツアーの真の目的は解明できずに、北京からのレポートを終える。
馬成立